シルバー大学ってどんなところ?
ちかごろの大学では、10代の学生と一緒に学ぶ40代以上のシニア学生が増えてきているようです。中には70代、80代のシルバー学生もいるんだとか。いくつになっても学び続けられる今の日本の環境って、とても素晴らしいものですね。さて、そんな一般の大学とはちょっと違うのですが「シルバー大学」というものがあるのをご存知でしょうか?
これはそれぞれの地域の社会福祉協議会が主体になり、地域の高齢者を対象に行っているものです。ここで学んだ知識を活かして地域活動に貢献してもらい、その中で新たな生きがいを見つけてもらうのが主な目的。
大学と聞くとちょっと敷居が高く感じますが、習い事感覚で気軽に参加できるものが多いようですよ。それでは実際に活動している各地のシルバー大学の様子を見てみましょう。
講座内容豊富な「立川市シルバー大学」の場合
9月~翌年7月までの約1年間、60歳以上を対象に月2回程度の講座を開催しています。希望者は大学が開講される年の6月までに『立川市シルバー大学事務局』あてに往復はがきで申し込みましょう。講座によって500円~12000円程度の教材費が必要です。英会話、立川の歴史と史跡探訪コース、園芸、水墨画、彫刻、折り紙など多彩な講座の中から1人2つまで選択可能。まだまだ体を動かしたい元気な方には、ゲートボールや社交ダンスなどアクティブな講座もおすすめです。
出典:http://www.city.tachikawa.lg.jp/
会員同士の交流も盛ん、「龍ヶ崎市長寿大学」の場合
龍ケ崎市社会福祉協議会が行う長寿会事業の1つが、市内の60歳以上の方を対象にしている長寿大学。4月~翌年3月までの1年間が一区切りとなっており、社会福祉協議会が申し込み窓口になっています。受講費用は年間一律1000円。ここでは立川市のように数種類の講座が用意されているわけではなく、月ごとにさまざまなプログラムが用意されています。教養、レクリエーションや地域交流事業なども活動内容に含まれ、時には楽器を持ち寄ってコンサートを開くことも。どちらかといえば長寿会(老人会)会員同士の交流を深めるのが目的の場になっているようです。
出典:http://www.city.ryugasaki.ibaraki.jp/
自治体によっては「老人大学」というところも
皆さん、久しぶりの学生気分を味わいながら和気あいあいと活動しているのでしょうね。中には基礎課程と応用課程を2年間みっちり学べる大学もあり、本気で社会貢献を目指すシルバーがスキルを高める貴重な場にもなっています。高齢者の方の新たな生きがいづくりの場として、各地のシルバー大学の活動はますます盛んになっていきそうです。
出典:http://silver.tochigi-kenkoufukushi.com/
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この記事の寄稿者
ポッポ
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。