まとめ

認知症対応型通所介護「認知症デイ」とは?

認知症の方も安心して地域での生活を送れる社会を目指す日本。そのためには、認知症の在宅介護への支援が充実することが望まれています。

認知症デイ

認知症デイって?

一般的なデイサービスでは、大人数で行うレクリエーションや機能訓練を行っているところが中心です。ですが、認知症の方はそんなデイサービスになかなかなじみにくいのが現状。
そこで平成18年4月の介護保険改正では認知症対応型通所介護、いわゆる「認知症デイ」が位置づけられました。利用者をその地域の住民に限り、また定員を12人以下にしぼることで、きめ細かく専門的な認知症ケアを提供する施設になっています。

ひとりひとりに応じたきめ細かいケアを行う認知症デイ

認知症になるとついつい自宅にこもりがちになる方も増えてきます。認知症デイは、そんな方の孤独感や孤立感を和らげ家族の身体的・精神的な負担を軽くすることを目的としています。利用者の症状はさまざまですが、一般的なデイサービスでは対応の難しい重度の方も受け入れ可能なところが多くあります。また、定員を絞っているので、その人それぞれに合わせたケアを提供しやすくなっています。

重度の利用者も落ち着いて過ごせるプログラム作り

プログラムは事業所ごとに異なりますが、共通しているのはまず家庭的な雰囲気を大切にしていること。そして認知症ケアを専門にしたサービスのため、専門的な研修を受けたスタッフがいることです。 認知症の方は環境の変化に戸惑いやすいものですが、認知症デイは自宅の延長線上のような雰囲気。スタッフが利用者のひとりひとりに気を配り、そのちょっとした変化に気づき、それに合わせたケアを提供しています。
東京都北区のマンションにある認知症デイ「あいゆうサービス」では、重度認知症の方も若年性認知症の方も通っており、一緒に料理をする光景があるそうです。重度の方でもこうして落ち着いて過ごせるのは、少人数体制でなじみのあるスタッフが「この人はここまでできる」と考えながら関わっている結果かもしれません。
出典:http://www.sankei.com/

必要なのに、まだまだ広がりきれていない認知症デイ

認知症デイは利用料が割高なため、まだまだ一般的なデイサービス利用を希望する家族が多いのが実際のところ。ですが、認知症の方が穏やかに過ごす環境が整っているのは認知症デイ。
利用者の60%弱を占める重度認知症の方の在宅生活を支える上でも貴重な存在といえます。今後はその必要性を広く認知され、事業所自体も増えていくことを期待したいですね。
出典:http://www.sankei.com/
チヴェッタ

この記事の寄稿者

チヴェッタ

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