老人ホーム選びの三大失敗事例
ふだん老人ホーム選びのご相談をいただいている中でたまにあるケースが、「現在施設に入っているんだけど、ほかの施設に移り住みたい」というご相談です。理由はさまざまなのですが、その中には最初の老人ホーム選びの際に失敗しているケースがあります。失敗の理由は、大雑把にお金のこと、お身体のこと、場所のこと、の3つに分かれます。 ほかの人が具体的にどんなことで失敗したのかを知っておけば、ご自身が探される際に役に立つはずです。
では今回はお金にまつわる失敗から・・・
ケース1:入居時費用0円のホームで失敗!
老人ホームに入るには、施設によっては「入居時費用」が必要な施設があります。この価格はピンキリで、下は「0円(=無料)ですよ」というところから、上は「数千万円」「数億円(!)」というところまであります。ひとつ目の失敗例は、とてもお金を持っておられる方が、息子や家族にお金を残したいので入居時費用は0円の低価格なホームを選ばれてご入居されるケースです。この場合での残念な結果は、せっかく楽しみに入ったホームなのにほかの入居者の方々とお友達になれない・居場所がないという結果になるパターンです。
ケース2:高級で立派なホームで失敗!
逆のケースもあります。一般的なサラリーマン生活をされていた方が頑張ってお金を貯めてすごく高級で立派なホームにご入居されても、ほかのご入居者の方に富裕層の方が多く、彼らの話題についていけないケース。この場合もせっかく入居したホームで孤独感を味わってしまうようなことになりかねません。何故そんなことが起きるのか・・・
それは、お元気なころの生活水準の違いと言っても過言ではありません。現役でお仕事をされている時のお仕事内容の違い、交友関係の違い、趣味の違い・・・など、そんなことが理由で共通の話題がなかったり、価値観が違い過ぎて話が合わなかったりするのです。
ホームを選ぶ際は、ほかの入居者の様子を確かめて
こんな失敗をしてしまうと、結果的に改めて自分の生活水準に見合ったホームを探すという、とても二度手間になり、費用も無駄にしてしまうということが起こります。なので施設選びの際は、ご入居される方の生活水準に合った施設、できれば見学をされる際には、施設に現在入居されている方はどんな方が多いのか、どんなお話をふだんみなさんがされているのかを、質問してみるのが良いと思います。
そのお話を聞けばある程度ご入居される方がなじめるかどうかご家族であればイメージできるのではないでしょうか。
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この記事の寄稿者
田中宏信
(株)エイジプラス 東京支社長兼関東有料老人ホーム紹介センター主任相談員。介護施設の紹介業をしつつ、プライベートでは全国の被災地へ出かけてボランティアをしてます。