1人暮らし高齢者に人気急上昇中のシェアハウスって!?
今の日本には1人暮らしの高齢者が500万人近くいます。しかも、その中には介護サービスだけではカバーしきれない問題を抱えている人も少なくありません。体は元気だけどなんとなく不安な日々を過ごしている人、日々孤独を感じている人。また、1人暮らしの高齢者にとって家を住み替えたくても賃貸契約を結んでもらえないこともある住宅問題も切実です。
そんな中、新しい住まいの形として「シェアハウス」を選択する高齢者が増えてきているのを知っていますか?高齢者がシェアハウスを選択する理由、そして実際にどんな共同生活を送っているのかを見ていきましょう。
出典:http://www8.cao.go.jp/
高齢者がシェアハウスを選択する理由!
1.1人暮らしのさみしさ・不安から解消される「いつ何があるかわからない」と思いながらの1人暮らしは不安なもの。いつも誰かが近くいてくれれば心強いですし、話し相手ができれば孤独を感じずにすみます。
2.頭も体も維持しやすい
多くのサービス付き高齢者住宅などとは違ってシェアハウスは基本的に自分のことは自分でやり、家事も分担制。日常的に体を動かすことは認知症予防や身体機能の低下予防につながります。
3.賃貸契約がしやすい
高齢者向けシェアハウスなら「高齢」を理由に契約を断られることはまずありません。
出典:http://dot.asahi.com/
自宅型、多世代型、そしてフランスのシェアハウスって?
たとえば「共同生活の家・花籠」は、あるご夫妻が所有している古民家を改装したもの。薪ストーブをみんなで囲み、広大な敷地で収穫した季節の恵みをいただく、そんなゆったりした共同生活を行っています。所有者であるご夫妻は高齢者に住まいを提供することで空き家を有効活用できました。「グループハウス欅」は高齢者と大学生が同居する多世代型シェアハウス。親元を離れて不安な大学生もシェアハウスに帰って「おばあちゃん」の顔を見るとなんだか安心するようです。また、日々の生活の中で人生の先輩からいろいろな知恵を授けてもらうこともできるのです。
こうしてみると、シェアハウスに関わる人にもさまざまなメリットがあると言えそうですね。
日本より独居高齢者が多いフランスではいち早くこの方法に目をつけ、高齢者と若者をマッチングして空き家を提供するシステムが出来あがっています。シェアハウスは独居高齢者問題だけでなく、年々上昇する空き家問題解決のヒントをくれるのかもしれません。
出典:http://www.sankeibiz.jp/
出典:http://www.mri.co.jp/
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この記事の寄稿者
ポッポ
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。