日本での就職先のイメージ
日本の大学生は、そろそろ就活の季節ですね。企業のことを調べたり、証明写真を撮ったり、自己PR文を考えたり、みなさんドキドキしながら準備していることでしょう。でも、自分の就職先をイメージした時、真っ先にNPOを思い浮かべる人はあまり多くないのではないでしょうか?NPOというのは、「Non Profit Organization」、日本語で「非営利組織」という意味です。「非営利組織」ということはボランティアのこと、のように思っている人もいるかもしれませんが、利益を出さないのではなく利益を社会貢献活動に充てています。
そんなNPO、なんとアメリカでは学生の就職人気ランキングの上位に入るくらいメジャーな就職先だそうですよ!
出典:ttps://www.npo-homepage.go.jp/
アメリカの学生の人気を集めるNPO、Teach For Americaって?
Teach For America (以下、TFA )というアメリカのNPOは、全米から優秀な大学の卒業生を集め、団体で教師としてのトレーニングを行ったうえで、学習困難な状況にある生徒がいる学校に教師として2年間送り込む、というプログラムを実施しています。アメリカでは、教育が不十分なため自力で生きて行くのが難しくなり、覚せい剤や強盗など犯罪に手を染めるようになる子どもも多いそうです。そういった教育問題を根本から変えるため、優秀な教師となった人を派遣し、生徒たちの指導にあたらせる活動を行っているのがこのTFA。このような社会に貢献する活動を続けることによって、2011年の学生の就職先ランキングで、あのGoogleを抜いたほど知名度は抜群になっています。
出典:http://diamond.jp/
社会問題山積みの日本で、NPOの人気は高まるか?
日本では今、少子高齢化をはじめ、相次ぐ自然災害や格差拡大などさまざまな社会問題を抱えています。そういった問題の解決に取り組むNPOの存在は、これからの日本にとってとても重要になってくるのではないでしょうか。そんな時代を生きて行く優秀な若い人たちが、就職活動の選択肢の一つとしてNPOを視野に入れる、そんな状況になってくるといいですね。
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この記事の寄稿者
ころんば
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。