寄稿

-介護も外国人技能実習制度の対象へ- 課題と対策とは?

「外国人技能実習制度」の対象に介護分野を含める検討が本格化!現場はどう反応するのでしょうか?

介護分野を「外国人技能実習制度」に

介護分野を「外国人技能実習制度」に、という動き

今、厚生労働省やその有識者検討会では、介護を外国人技能実習制度の対象にすることに関する議論が行われています。この外国人技能実習制度とは、開発途上国の人材が「雇用関係の下、日本の産業・職業上の技能等の修得・習熟をする(公益財団法人国際研修協力機構より)」もので、日本での最新技術を働きながら学んで母国の発展に役立ててもらおうというもの。介護の場合は、日本で介護職員が不足しているなか外国人の介護職を補うという狙いもあるようです。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/

課題はやはり言葉の壁!

しかし、今までの外国人技能実習制度で対象とされていた職種と大きく違うのは、介護は日本語でのコミュニケーションそのものがサービスの軸になっているということ。入国する時には「小学校低学年程度の基本的な力」でよい、と決められたそうですが、それが覚える側にとって可能なのか、受け入れる側にとって可能なのか、気になるところです。言葉だけでなく文化の違いもありますから、日本語能力だけで測るのも難しいのかもしれません。
出典:http://www.nikkei.com/

円安で給与水準も問題になるかも!

しかも、今は円安。実習生にとっては日本の高い給与水準が魅力の一つのはずですが、そうはいかないかもしれません。介護報酬の引き下げで日本全体の介護職の人件費がどうなっていくのかという疑問もあります。失望せずにやりぬける人が集まってくるとよいのですが。

実習は、日本人でも大変なこと

「介護のほんね」にも、実習での体験談が寄せられています。

"実習で、現場の厳しさを実感!"
全体的には、初めて介護の現場を目の当たりにして、正直、初日にショックを受けたことを覚えています。それまで机の上で学んでいた介護の理念・在り方と、(中略)現場スタッフの介護の在り方はあまりにも違っていました。
特別養護老人ホーム作楽荘に寄せられた口コミより

そう、介護の実習は、言葉や文化のわかる日本人でもカルチャーショックに似た衝撃を受けるもの。実習生本人はこうした点も乗り越える必要があるでしょう。また、実習生を受け入れることだって一苦労ですので、受け入れる側の体制づくりが大切になってきますね。

いかに前向きに課題を解決するか

いろいろと課題はあるかもしれませんが、そうは言っても圧倒的に人が足りない介護職。頭から無理だと決めつけることはせず、可能性を探っていきたいものです。

「介護のほんねニュース」では現場で働く介護職の方や介護に携わっているさまざまな方からのご意見を募集しています。この記事のコメント欄やFacebook、Twitter等でもみなさまのお声をぜひお聞かせください!
まーしー

この記事の寄稿者

まーしー

介護のほんねニュースライター。とある町の公式キャラとの情報もあるが、定かではない。

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