まとめ

老老介護 ~みずから望んだ介護の形~

社会問題になりつつある、高齢者が高齢者を介護する「老老介護」。老老介護に至る経緯、そして問題点。介護にあたっている方はどう感じているのでしょうか。

老老介護

老老介護とは?

現在、要介護または要支援の認定を受けている人は500万人以上(2013年データ)。そしてそのうち、介護なしでの生活が困難な人は約350万人にのぼります。これだけ要介護者が増えてくると、介護にあたるのも若者だけと言うわけにはいきません。高齢者が高齢者を介護する「老老介護」は社会問題になってきていますね。 この老老介護の実態について行われた調査を見ていきましょう。
出典:http://www.nikkei.com/

最も多いのは、妻が夫を介護するパターン

若者目線で考えた場合、まず想像するのは自分の親、そして祖父母の介護ではないでしょうか。ですが、老老介護の場合は半数を占めるのが「妻が夫を介護する」ケース、次いで「夫が妻を介護する」ケース。老老介護では、子どもが親を介護するパターンはそう多くありません。また介護者自身は75~79歳が最も多く、その次が80~84歳後期高齢者が後期高齢者を介護するケースがかなり多いようですね。そのうち25%の介護者が自身も要介護認定を受けていると答えています。
出典:http://www.dosyakyo.or.jp/

何故、老老介護を選んだ?

半数以上の要介護者が「自宅で家族に介護されること」を望み、介護者もそう考えているケースが多いようです。ですが、中には「周りの圧力」や「嫁だから、と介護を押し付けられた」と言う方もいます。
また、多くの方は「家族を思いやる気持ちが強くなった」「より信頼関係が強くなった」と感じています。それと同時に9割の方が「暴力や暴言をふるそうになった事がある」とかなりストレスを感じているようです。
出典:http://www.dosyakyo.or.jp/

老老介護の未来は?

団塊の世代の多くが高齢者となる今後、ますますこの老老介護家庭は増えていくと予想されます。良く言えば家族らしいあり方、悪く言えば閉鎖的とも言えるのがこの介護スタイルです。そして「自分達でできる限界まで」と、ぎりぎりまで頑張ってしまうのが高齢者世代の考え方。家族間の事情に他人を立ち入らせたくない、という方も多いようです。こうやって高齢者のみの家庭が孤立してしまえば、孤独死や介護疲れによる共倒れを招きかねないのです。
外部に相談するのは恥ずかしいことでもありませんし、介護サービスをお願いするのは手抜きではありません。そうやって介護者自身が心身ともに休息する事が、介護を受ける家族にとってもプラスにつながります。 「介護」の問題は当事者だけで抱え込まないことが大切。特に双方とも高齢の老老介護の場合は、周囲が積極的にバックアップしていく必要がありますね。
出典:http://www.tokyo-np.co.jp/
ポッポ

この記事の寄稿者

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