健康保険と違って介護保険は・・・
病気やけがになった時、健康保険は病院に出せばそのまま保険が適用されますが、介護保険を使うには事前に手続きが必要です。また、介護保険はすべての人に満額適用されるものでもありません。
介護保険を使うには
1.本人または家族等が役所の介護保険課や、近くの地域包括支援センター・在宅介護支援センターで申請をする。2. 担当者が自宅にやってきて、本人や家族などから聞き取り調査をする(本人の状態をチェックする訪問調査)
3. 主治医から意見書を提出してもらい、専門家で構成される介護認定審査会で審査、判定。
4. 30日以内に介護の必要度に応じて、 「要支援1・2」「要介護1~5」「非該当」いずれかの結果が知らされる。
介護保険はレベル分けされている
「要支援」「要介護」はその区分によって、受けられるサービス(サービスを利用できる金額の上限)が変わります。 また「非該当」に認定されると、介護保険は使えません。ちなみに介護状態が一番重い「要介護5」の場合は約36万円、一番軽い「要支援1」の場合は約5万円が、毎月の利用上限目安になります。
ですが今は介護を必要とする人が増え続けている状態のため、介護保険制度は見直しが検討されていて、近い将来、「要支援1・2」という区分が廃止される可能性が高まっています。
もしそうなるとその5万円ですら、支給が無くなるということになります。
介護に対する備え、考える時期かもしれませんね。
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この記事の寄稿者
吉田 要
獨協大学経済学部経営学科卒業 ファイナンシャルプランナー(AFP)
平成25年6月より介護マネーに特化したファイナンシャルプランナー事務所 レイズコンサルティング株式会社を開設。また東京都江東区内にてデイサービスホーム(通所介護施設)も運営し、実際の介護の現場にて多くの高齢者の方々の 介護援助も行っている。