インタビュー

「ゆったり」かつ「アクティブ」! アクティバ琵琶ならではの“理想の老後”

琵琶湖のほとりの高級老人ホーム「アクティバ琵琶」にインタビュー。「ゆったりと落ち着ける」「アクティブに運動できる」という2つの魅力を体感できる施設です。アクティバ琵琶ならではの入居者の魅力についてたっぷりと解説します。

アクティバ琵琶・総支配人の髙田和典さん アクティバ琵琶・総支配人の髙田和典さん

滋賀県大津市・琵琶湖のほとりにアクティバ琵琶はあります。京都駅から20分ほどで行き来できるアクセスの良さもあいまって、関西だけでなく東海地方や九州などからも多数の方がご入居されている、介護付き有料老人ホームです。

「広大な自然のなかでゆったりとした生活ができるのが魅力」と総支配人の髙田 和典さんは施設について語ります。ただし落ちつける景観だけが魅力ではありません。アクティバ琵琶にはご入居者が自然とアクティブに生活できる環境が備わっていました。「ゆったり」と「アクティブ」。一見、相反しそうな両方をアクティバ琵琶はどうやって実現しているのでしょうか。

日本一の湖・琵琶湖のほとりだから実現する余裕のある暮らし

琵琶湖越しの施設外観 施設の外観

――アクティバ琵琶のお写真を拝見しました。とても美しい琵琶湖が目の前にあるのですね。

はい。アクティバ琵琶は琵琶湖のほとりに1987年に創設され、運営を開始して33年目となります。

――「自然の環境」という面では全国的にもトップレベルの魅力があると思います。

琵琶湖と比叡山という、全国的にも有名な観光地に位置していますので、滋賀県に在住の方だけでなく、東海地方や九州の方など遠方からもお問合せをいただきます。

――遠方から故郷を離れてまで訪ねてくるのも、とてもよく分かります。

皆さん「琵琶湖の近くでゆったりと暮らしたくて」とおっしゃるんです。特にビル群などに囲まれて暮らしていると、ゆったりとした生活に憧れていらっしゃる方も多いのでしょう。

――確かに雄大な景色のなかだと、余裕を持って暮らせそうですね。

はい。ゆったりとした時間をお過ごしいただくために、館内はホテルのような空間となっています。

――具体的には館内のどういった部分に工夫があるのでしょうか。

建物の入口をお入りいただくと、フロントがありその先には吹き抜けのある広々としたエントランスホールがあります。ご見学に来られた方は「ホテルみたいですね。」とおっしゃいます。

建物全体の半分の面積が共有部となっておりますので、館内でお過ごしになる時間が長くてもゆったりとお過ごしになる場所をたくさんご用意しております。建物外周や中庭では、お散歩をしながら季節の移り変わりを感じていただけます。

エントランスホール エントランスホール

また動線自体を広々と作っているほか、共用部の面積が大きいのも特徴です。共用部は全体の面積の半分を占めています。ホーム内全体がゆったりと見えるように意識して作っているんです。

アクティブな生活に欠かせないサークル活動

――共用部が施設面積の半分を占めているのは驚きですね。例えば共用スペースにはどんな種類があるのでしょうか。

共用スペース 共用スペース

エントランスホール、イベントスペースのほか、約100名がご利用になれるレストランもございます。琵琶湖や比叡山を一望できる展望レストラン、フィットネスルーム、オーディオルーム、ビリヤード、囲碁将棋のお部屋など趣味を楽しんでいただくスペースもございます。

――豊富な種類のお部屋があるのですね! 趣味のスペースまで。

ビリヤード場 ビリヤード場

アクティバ琵琶ではご入居者が活発に趣味を楽しんでおられます。ビリヤードや麻雀のほかにも書道、絵葉書、俳句・短歌、グラウンドゴルフ、ペタンク(※)など、全部で18種類のサークルがあって、皆さん思い思いに楽しまれていますよ。

※ペタンク:フランス発祥のスポーツ。的に金属製のボールを投げ、どちらがより近づけられるかを競う。

――18種類もサークルがあるのですね。自分の上達を楽しみにするだけで、毎日が充実しそうです。サークルはご入居者の方がご自身で作るのですか?

サークルのなかには、ご入居者からのご要望で発足したものもありますし、施設側で発足して参加者を募り大きくなったものもあります。

――施設側としてはサークル活動にどう関わっているのですか?

サークル活動に関しては、発足のお手伝いはしていますが基本的にはご入居者にお任せしています。サークルのなかにはご入居者が講師として活動しているものもありますので、自由な活動をされています。

施設側として気を付けているのは、新しくご入居された方が、いろいろなサークルに気兼ねなく参加できるようにお手伝いすることです。そして、絵手紙や書道、俳句、短歌など創作をするサークルは、毎年9月のシルバーウィークに作品展を開催しています。

ビリヤードは経験のない方や、上達を希望される方に向けてプロの講師による教室も開催しています。

――たしかに楽しんでいる姿を見て、刺激を受けてサークルに入る方もおられそうですね。

そうですね。作品展の開催などにより、目標を持たれてサークル活動をされています。特に作品展の時期が近付くと、ご入居者の皆様が生き生きされて、緊張感も伝わってきます。

気持ちも、身体も自立した方が多い施設

――ちなみに作品展などはご家族も参加されるのでしょうか。

ご家族が参加される方もおられますが、ご入居者の皆様で楽しまれているという感じです。アクティバ琵琶のご入居者は、ご家族に頼られず自立をされている方が多いように感じます。

ご入居を決められる場合も、ご自身の判断で決められるケースが多いのが特徴です。

――他の施設だと、息子・娘さんが申し込まれることのほうが多いイメージです。

そうですよね。アクティバ琵琶のレジデンス棟(自立棟)では、ご自身で資料を請求後に、ご見学をされ、お申込みをされます。ご入居を決められるご年齢は75歳~80歳の方が多いです。

――なぜでしょうか。

理由はいくつかありますが。1つ目は、レジデンス棟は自立した生活ができる方がご入居する施設ということです。お元気な方がご入居をされているので、遊びに来られた友人やご家族からのご紹介でご見学をされるというのも特徴です。

2つ目は、アクティバ琵琶にはケアレジデンス棟(介護棟)が併設されており、お看取りの体制も整っていること。3つ目は永代供養ができる慰霊塔がありますので、最期の時までお手伝いをさせていただけますので安心です。

――「看取りと永代供養」について詳しく教えてください。

ご見学時に入居を検討されている理由をお伺いすると「親の介護が大変だったので、子供に同じ思いをさせたくない」とおっしゃる方が多く、大切なご家族に負担をかけたくないとの思いで、ご入居を決められます。

アクティバ琵琶では創設当時から「ご入居された皆様に、最期までアクティバ琵琶で過ごしていただく」を理念に運営をしていることから、創設時より看取り体制を整えています。また、比叡山のふもとにある比叡山延暦寺大霊園に、アクティバ琵琶の慰霊塔(メモリアル・ヒル)があります。毎年スタッフがお彼岸に法要をしております。

慰霊塔(メモリアル・ヒル) 慰霊塔(メモリアル・ヒル)

ご家族に負担をかけたくないと考えておられる方に、「アクティバ琵琶」を選んでいただける理由は“最期まで安心”だからだと思います。

――自立した生活をされている方が多いのですね。

はい。ご家族とは、一緒に外出をされたり、面会に来られたりと楽しく過ごされています。ご家族が大切だからこそ、自立した生活を希望されている方が多いと感じます。

――ちなみにお身体の自立度はいかがでしょうか。要介護度の平均を教えてください。

アクティバ琵琶には、レジデンス棟(自立棟)とケアレジデンス棟(介護棟)の2種類があります。ご入居者は現在、全体で375名です。レジデンス棟に315名・ケアレジデンス棟に60名で、全体での介護度は要介護0.7程度です。ケアレジデンス棟の平均介護度は現在、要介護2.9です。

――やはり全体的に元気な方が多いのですね。

はい。先ほど申しました通り、まだ元気なうちにご自身で判断して入居していただくパターンが多いんです。介護棟があるので、もし要介護度が上がっても他の施設に住み替える必要がありません。

――なるほど。アクティバ琵琶の医療・看護の取り組みについて教えてください。

レジデンス棟・ケアレジデンス棟に関わらず、24時間・365日施設内に看護師が常駐をしています。敷地内には協力医療機関の「北雄琴クリニック」がありますので、持病をお持ちの方も安心してお過ごしになれます。

お部屋で体調が悪くなられた場合には、緊急コールボタンなどでスタッフを呼んでいただき、緊急時の対応もいたします。

――安心して暮らせますね。健康面に関して、自立棟での取り組みはありますか?

先ほどご紹介した、施設内外のお散歩や、サークル活動に加えて「シニアフィットネスプログラム」をご用意しています。理学療法士の指導のもと、フレイル予防(※)のトレーニングを毎日開催しています。通常は30名ほどの方が参加されております。

※フレイル:和訳で「虚弱」という意味。自立と要介護状態の間の状態を意味する。

フィットネスルーム フィットネスルーム

――高い参加率ですね。健康面でいうと、毎日のお食事も大事だと思います。

その通りです。アクティバ琵琶の運営会社は会員制リゾートホテルを運営しているリゾートトラストのグループ会社です。館内には、ホテルのレストラン料理飲料部門が全面協力の施設内レストランがあります。予約やキャンセルなど必要なく、気軽にご利用になれます。

管理栄養士と料理長がメニューを作成して味はもちろん、栄養バランスにも配慮したお食事をご用意しています。お誕生日などの特別な日には、コース料理などのお料理がご用意できるのも魅力です。

――お食事はどこで取られるのですか?

ご入居者の各お部屋にもキッチンが備え付けられておりますので、自炊をされている方もおられますが、施設内のレストランも多くの方にご利用いただいています。ご入居者の皆様のコミュニケーションの場所にもなっています。

レストラン レストラン

レストランでは、リクエストメニューをご用意することもあり、10月には「さんまの塩焼き」が提供されました。

――秋の味覚ですね。時期としてもピッタリです。

はい。季節の素材を使ったメニューはいつも提供していますが、ある日ご入居者から「きれいなお膳も良いけど、家庭料理が懐かしい」というお声がありました。

ご希望にお応えできるよう、料理長が秋の味覚さんまの塩焼きを用意したところ、とても好評で驚きました。お食事は毎日の楽しみでもありますので、今後もご要望をお伺いしながら喜んでいただけるメニューをご用意したいと思います。

――どのようにしてご入居者の方の要望を収集しているのでしょうか。

アクティバ琵琶では、館内に「ご意見箱」を設置しています。お食事だけでなく、どんなことでもご要望があれば投函してもらえるシステムです。

お食事については、3カ月に一度「お食事懇話会」を開催しています。ご入居者は自由参加となっており、料理長・管理栄養士などのレストランススタッフとお食事についての意見交換をします。日々のお食事の感想や今後のご要望などをお伺いし、メニューや食材選びに活かします。半年に一度匿名での食事に関するアンケートも実施しています。

――ご入居者の方のご希望で食事のメニューを決めていらっしゃるのですね。ちなみにお食事の時間は決まっているのですか?

レストランのご利用時間は、朝食7時30分~9時・昼食11時30分~13時30分・夕食17時30分~19時30分の間ご利用いただけます。1時間半~2時間程度の枠を設けておりますので、レストランが混雑することもなく、ゆっくりとお召し上がりになれます。

――なるほど。その他のタイムスケジュールについても教えてください。

1日のタイムスケジュール 1日のタイムスケジュール

お一人おひとりスケジュールは違いますが、全体的に朝は早いですね。6時ごろには数名でラジオ体操をされたり、琵琶湖のほとりを散歩されたりしています。7時30分ごろからレストランでご友人とモーニングをされたり、お部屋へ戻られて朝食の準備をされます。

午前中はフィットネスをされたり、個別のポストに入っている新聞を取って、喫茶室に向かい、コーヒーを飲みながら新聞を読まれている方もおられます。午後は、巡回バスでスーパーにお買い物に行かれるのが日課の方や、ビリヤード、サークル活動などに参加され趣味の時間を過ごされています。

――ご入居者専用のポストがあるのですね。

共用スペース 共用スペース

はい。マンションと同じように、お部屋ごとにポストがありますので、新聞や郵便物を取りに来られます。お部屋から毎日新聞や郵便物を取りに来られ、フロントにいるスタッフと談笑されたり、郵便物を片手にそのまま琵琶湖のほとりにお散歩に出られる方もおられます。

――動線をゆったりと設計することで散歩コースにもなっているんですね。

館内はとても広いので、雨の日は館内、気候の良い時には建物の周りをお散歩コースとされています。15時からは、アクティバ琵琶の魅力のひとつ・天然温泉大浴場がご利用になれます。

天然温泉の大浴場 天然温泉の大浴場

――温泉があるんですか!

はい。「おごと温泉」の源泉が湧いているんです。すこしとろみのある泉質で、専門的な言葉でいうと「ナトリウム炭酸水素塩泉」です。美肌効果肩こり筋肉痛などに効果があります。

――フィットネスやサークルなどで身体を動かしたあとは、皆さん温泉で疲れを癒やすんですね。

はい。温泉のお湯が良いのか、ご入浴後のご入居者とお会いするとお肌がつるつるされています。お部屋にもお風呂がありますが、あまりご利用にならず大浴場を利用されていますね。

利用時間は毎日15時~22時までの間は自由にご入浴になれます。夕食にレストランをご利用の方は、お食事後に入浴されてお部屋に戻られます。

――ありがとうございます。お話を伺っていると、ご入居者の皆様はアクティブですね!

そうですね。朝早くから活動的に過ごされています。散歩をしたり、運動のサークルに参加されたりして、積極的に体を動かすようにされています。

館内が広いので、お部屋から毎日レストランへ移動したり、ポストへ郵便物を取りに行くというようなことも、毎日続けることで筋力維持に繋がります。

――そこにフレイル予防のフィットネスを加えているわけですね。

アクティバ琵琶での生活だけでも、ご自宅で過ごされていた時よりは散歩をしたり館内の移動など歩く機会はかなり増えますが、そこに理学療法士のフィットネスプログラムをプラスすることで、筋力の維持につながります

健康体操やフィットネスを取り入れている施設は多いですが、アクティバ琵琶は琵琶湖や比叡山の雄大な景色を見ながら自然と体を動かしたくなる環境があるのです。だからこそ、アクティブな毎日を過ごすことができます。

――その後、動いた分の疲れを温泉で癒やせるという部分も魅力的ですね。

はい。「疲れるから嫌だ」ではなく、動いた分、温泉が気持ちよくなる、といったようにポジティブに捉えられると思います。もちろん疲労回復という意味でも温泉は好評ですよ。

――ありがとうございます! では最後に施設を探されている方に向けてメッセージをお願いします。

琵琶湖と比叡山とアクティバ琵琶 琵琶湖と比叡山とアクティバ琵琶

アクティバ琵琶は雄大な自然に囲まれた広大な敷地に佇むシニアレジデンスです。東に琵琶湖、西に比叡山がある自然豊かな土地でありながら、京都までは30分というアクセスの便利さも魅力です。

そして館内には、広々としたロビーや天然温泉大浴場などさまざまな共有スペースがあり、ゆったりとお過ごしになれる環境です。日々の生活でのお困りごとや、少し介護が必要になってこられた場合には、コンシェルジュをはじめ、さまざまなスタッフがお手伝いをいたします。

併設している、24時間介護・看護スタッフ常駐のケアレジデンス棟(介護棟)への移り住みも可能ですので、重介護となられた場合にも安心してお過ごしになれます。

自然環境豊かでありながら、アクセスの良いアクティバ琵琶へ是非ご見学にお越しください。

アクティバ琵琶

アクティバ琵琶

入居費用
1,300 〜 8,720 万円
月額費用
20.4 〜 48.1 万円
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緒方

この記事の寄稿者

緒方

介護のほんね編集部。認知症サポーターです。
介護を始めたての方に向けて、老人ホームや認知症に関する知っておきたい情報を、誰もが分かる簡単な言葉でご紹介します。

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