65歳未満で要介護状態になる事だってある!
40歳以上から加入する介護保険。65歳以上で要介護認定(要支援認定)を受けている方は、2015年1月現在、この介護保険を使って1割負担で介護サービスを受ける事ができます。ケガや病気などの介護が必要になった理由そのものは問われません。現在この介護サービスを利用しているのは確かに65歳以上の高齢者の方がほとんど。けれど、それ以下の年齢で介護が必要になるケースだってあります。もし65歳未満で要介護状態になった場合、「介護保険加入世代」と「未加入世代」それぞれの扱いを見てみましょう。
出典:http://news.mynavi.jp/
介護保険加入世代(40歳以上65歳未満)は条件付き
介護保険に加入している40歳以上なら、もちろん介護保険を利用する権利があります。ただし、特定疾病と言われる16種類の病気で介護が必要と認定された場合のみ。例えば末期がんや関節リウマチなど、「加齢に伴って生ずる心身の変化に起因し要介護状態の原因である心身の障害を生じさせると認められる疾病(厚生労働省HPより)」が選定基準のようです。介護が必要になった理由そのものが問われない65歳以上と違って、40歳以上65歳未満の場合は制約があるんですね。
出典:http://www.mhlw.go.jp/
介護保険未加入世代(39歳以下)はかなり深刻
この世代がもしケガや病気で要介護状態になっても介護保険が使えないのは40歳以上65歳未満と同様。まだ介護保険未加入ですから、これは当然と言えば当然かもしれませんね。ですが、もし特定疾病にかかった場合も介護保険が使えないのです。そうなった時は自治体の福祉サービス(障害福祉サービスなど)を受けられる場合もありますが、この制度は地方によって様々。ほぼ全国一律に近い料金でサービスが用意されている介護保険制度適用サービスとでは、大きく違ってくるでしょう。
出典:http://news.mynavi.jp/
介護保険未加入世代は自分で備えておくしかない!
世界の国々を見てみれば、例えばドイツの介護保険加入年齢は20歳。そのかわり20歳以上で要介護状態になれば一律に介護サービスを利用できます(原因は問わず)。それに比べると日本の介護保険は「老人介護保険」と言えます。ですから若者世代は特に、要介護状態になった時を見越した保険選びが大切になってくるようです。働けなくなった時にそれ以降の保険料が免除される終生保障型。また短期や長期の入退院を繰り返す事を考えると、入院1日目から保障を受けられるもの、治療費が高額になる先進医療保障の付いたもの、などで万全の備えをしておきたいものです。また、お住いの自治体がどんなサービスを行っているか一度調べておく事も大切かも知れませんね。
出典:http://iryou.chunichi.co.jp/
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この記事の寄稿者
ポッポ
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。