今、全国で歌声サロンが開催され、多くの高齢者が参加しているのをご存じだろうか。歌声といえば、1954年、東京都・新宿に生まれた歌声喫茶『ともしび』が有名だ。その『ともしび』は今も健在で、年齢の巾を超えた多くのお客でにぎわっている。今、なぜ歌声サロンが人気なのだろうか。高齢者にとっての利点は何なのだろうか。『健康歌声サロン』を主宰する音楽療法士・廣瀬めぐみさんに話を聞いた。
国立音楽院音楽療法学科を、KMA賞を得て卒業後、精神科病院(リハビリ助手)や高齢者施設(派遣講師)で音楽療法を行う。高齢者が楽しみにしながら出かけられる場所をつくりたいとの思いから、2012年より健康長寿のためのテーマ型交流サロン「健康歌声サロン」を主宰。参加者のリクエストにも応えつつ、唱歌、童謡からフォーク、外国の歌まで様々な歌を楽しむ場を提供。
音楽療法士 廣瀬めぐみさんに聞く
今、全国各地で歌声サロンが開催されている。行政主宰で行われているものも少なくない。そこには、高齢者が外出するきっかけ作りの意図もあるようだ。音楽療法士の廣瀬めぐみさんも、自身が主宰する『健康歌声サロン』についてこう説明する。
「高齢者が楽しみに外出する場を作り、社会的孤立化の予防と健康長寿につなげるという目的のもと『健康歌声サロン』を実施、運営しています。でも、高齢の方は、ご自身やご家族の体調や天気などの都合で、出かける約束がなかなかできないと聞きます。ですから、月会費制ではなく1回ごと会費制。事前申し込みも必要ありません」
地域とつながりも約束しなくても、楽しみにして出かけられる。ここに来れば誰かに会える。そして地域で顔なじみができる。廣瀬さんは、歌声サロンを通して緩やかな地域のつながり作りも目指しているという。
思いきり声出し歌う 孤立化予防、健康効果も
また、歌うことは健康にもよいとされている。
「健康効果にとって、もっとも大切なのは思いっきり声を出して歌ってみること。歌の上手さを競う場ではなく、みんなで楽しく気持ちよく声を出して歌うことを目的にした内容にしています。歌を使った脳トレや歌体操も交えた内容にしています」
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