まとめ

拘束介護とは ~介護現場の悲しい問題~

老人ホームなど施設だけに関わらず、自宅で介護を行っているご家族のかたも、もう一度介護方法を見直してみてはいかがでしょうか?

拘束介護

拘束介護の問題とは?

超高齢社会の日本では、老人ホームなど介護施設への入居希望者が年々増加しており、予約待ちの状態になっている施設もあります。 そんな中、施設などで拘束介護が問題になっています。
介護施設では、やむを得ない場合を除き、入居者の身体を拘束することや行動を制限する行為は禁止されています。ですが、そのような禁止事項を守らず、「治療の邪魔になるから・・・」「事故の危険性があるから・・・」などの理由から拘束介護を行っている施設もあるようです。それは入居者の数も施設の数も増え、行政の目が届きにくくなっていることも要因になっているようです。
出典:http://www.asahi.com/

具体的な拘束介護例

では、どのような場合が拘束介護に該当するのでしょうか?

①徘徊しないように、車イスやベッドに身体をひも等で縛る
②転落しないように、ベッドに身体を拘束する
③自力で降りられないように、ベッドを柵で囲む
④点滴などのチューブを抜かないように、身体をひも等で縛る
⑤点滴・経管栄養などのチューブを抜かないように、又は皮膚をかきむしらないように、手指の機能を制限するミトン型の手袋等をつける
⑥車イスやイスから落ちたり、立ち上がったりしないように、Y字型抑制帯や腰ベルト、車イステーブルをつける
⑦自力で立ち上がれる能力のある人の立ち上がりを防ぐようなイスを使用する
⑧勝手に脱衣をしたり、おむつをはずしたりしないように、介護衣を着せる
⑨他人に迷惑をかけないように、ベッドに身体をひも等で縛る
⑩入居者の精神を安定させるために、精神薬を過剰に服用させる
⑪自分の意思で開けることの出来ない部屋に隔離する


以上の11項目が厚生労働省により規定されています。いかがでしょう、介護するにあたって、心当たりはありませんか?
出典:http://www.pref.tottori.lg.jp/

拘束介護を解決するには?

拘束介護を防ぐには、まずは国が対策を考える必要があります。しかし超高齢社会の現状では、国では目の届かない範囲があるのが事実です。だからこそ、介護の現場である施設側や自宅介護者も、拘束介護は行わないというルールと、拘束介護によって奪われる高齢者の尊厳をしっかり認識するべきです。
今後もひきつづき、国や施設だけの問題にせず、自分自身の介護が拘束介護に該当していないか見直し、拘束介護の廃止へ向けて取り組みを行っていくことが重要です。
出典:http://www.pref.chiba.lg.jp/
coba

この記事の寄稿者

coba

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