見たことある？「カクニンジャ」
厚生労働省が制作しているテレビコマーシャル「確認じゃ！給付金。」。緑色の忍者「カクニンジャ」が出てくるクレイアニメの映像は、一度は目にしたことがあるかもしれません。
このCMに繰り返し出てくる「高齢者向け給付金」、いったいどんなものかご存じですか？今回は、この高齢者向け給付金について解説します。
高齢者向け給付金って何？
高齢者向け給付金は、正しくは「年金生活者等支援臨時福祉給付金」と呼ばれるもの。
平成29年度から実施される予定の年金生活者支援給付金の前倒しとして、アベノミクスによる賃金引上げの恩恵が受けにくい低年金受給者を支援する目的で行われています。支給額は1人あたり3万円。1回の支給予定です。
支給対象となるのは？
平成28年度の高齢者向け給付金は、次のふたつの要件を満たす人が支給の対象となります。
まずひとつめに平成29年3月31日までに65歳以上になっていること。それから、平成27年度臨時福祉給付金（6千円）の支給対象であった人。平成27年度は、平成27年度分の住民税が課税されない人のうち、課税者の扶養に入っておらず、生活保護を受けていないことが条件でした。
上記に当てはまっていても申請をしなければ給付金を受給していないことになりますが、支給対象であったなら今回の給付金は受け取ることができるので注意が必要です。
どうやって受け取るの？
高齢者向け給付金は自動的に支給されるわけではなく、平成27年1月1日時点で住民票のあった市区町村に申請をしなければ受け取ることができません。
申請期間や具体的な申請方法は市区町村によって異なるので、まずは市区町村に問い合わせ、申請書類を受けとりましょう。書類に必要事項を記入し、必要な書類と一緒に市区町村に郵送もしくは窓口に提出することで申請が完了し、指定した口座に給付金が振り込まれるかたちとなります。
申請しなければもらえないものですので、要件を満たしていながらまだ申請していない方は、市区町村に問い合わせてみることをおすすめします。
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この記事の寄稿者
シノヅカヨーコ
家事が嫌いなぐうたら主婦。25年2月生まれのムスメと夫の三人暮らしです。 子育てをしながら育児や暮らしにまつわる話題を中心にライターとして執筆活動をしています。
