まとめ

もし、地元以外の場所で介護施設を探すことになったら?覚えておきたい注意点

子どものそばに、若い頃の思い出が詰まった地に、はたまた憧れの地に…。住み慣れた地域を離れて介護施設を選ぶ際に、気を付けておきたいポイントとは?

地元以外で介護施設を探すなら

介護施設、どんな場所で探す?

介護施設を選ぶ際、どんな場所で探すかは人それぞれ。今住んでいるところに限らず、子世代が住む地域で探す場合もあるでしょう。中には、本人の思い出の地や憧れの地で探す、という方もいらっしゃるかもしれませんね。

今回は、今住んでいるところと違うエリアで介護施設を探すときに知っておきたいことをまとめてご紹介します。

リロケーションダメージへの配慮を

リロケーションダメージとは「移り住みの害」と言われるもの。生活環境の変化によって、不安や混乱が生じてしまうことを指します。移り住む方にとっては、これまで築いてきた馴染みの関係はなくなり、知らない場所で新たな関係を築いていかなければなりません。たとえ本人の希望でその土地を選んだとしても、心には知らずのうちにストレスがかかってきます。特に、環境の変化が苦手な認知症の方は症状が進行する可能性も。これまで症状がみられなかった方にも、認知症やうつ症状が出る場合もあります。

リロケーションダメージを最小限に抑えるためには、本人の抱く孤立感や不安感に十分配慮しながら、新しい生活を見守る必要があります。これまでの生活に少しでも近づけるために、使い慣れた家具の持ち込みを推奨している介護施設もあるようです。愛着のある生活用品を身の回りに置いてみたりするのもいいですね。

地域密着型サービスを利用するには

介護保険の中でも地域密着型サービスについては、その市町村に住んでいなければサービスが受けられません。具体的には

  • グループホーム(認知症対応型共同生活介護)
  • 定員30人未満の小規模な特別養護老人ホーム(地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護)
  • 定員30人未満の小規模な有料老人ホームやケアハウス(地域密着型特定施設入居者生活介護)
  • など。住民票を移せばすぐに入居できるというわけではなく、自治体によっては住民票の移動後一定期間をおいて利用可能とするところもあります。入居を検討する際には、その市町村での取り決めがどうなっているか、事前に調べておくようにしましょう。

    緊急!「よりよい老人ホームの選び方5か条」

    最後に、以前介護のほんねニュースでも取り上げた老人ホームを選ぶときのポイントをご紹介。これは近くの介護施設を探す際にも役に立つ、短時間で多くの情報が引き出せるよう、工夫された5項目です。

  • 1. すぐ入居できます、は疑おう。
  • 2. 家族が昼食を食べに行こう。
  • 3. 職員の離職率を調べよう。
  • 4. 月額料金は総額を聞こう。
  • 5. 看取りケアをやっているか聞いてみよう。
  • (介護のほんねニュース 高齢者虐待防止のプロが提案する「緊急!『よりよい老人ホームの選び方5か条』」より)

    介護施設は全国各地に無数にあります。だからこそ丁寧に選んで、その人に合った場所を見つけるようにしたいですね。

    チヴェッタ

    この記事の寄稿者

    チヴェッタ

    介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。

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