寄稿

熊本地震から1ヶ月、被災地の福祉支援のためにできること

被災された地域のみなさまや関係者の方々に心よりお見舞い申し上げます。福祉支援の面でできることをご紹介します。

震災ボランティア

あれから1ヶ月

熊本地震の発生からおよそ1ヶ月。今回の震災は本震と思っていた揺れのあとにさらに強い地震が発生するなど、余震も多く、被災地の方々にとっては長い長い1ヶ月なのではないかと思います。亡くなられた方々のご冥福をお祈りしますとともに、被災された地域のみなさまや関係者の方々に心よりお見舞い申し上げます。

災害が起きたその時、そのエリアの福祉はどうなるのか

さて、今の被災地の様子はどうなのでしょうか。ニュースなどでは、徐々にライフラインが整いつつあり、学校や商店なども再開してきていると聞きます。一方で、ゴールデンウィーク中は全国から大勢集まっていたボランティアも減り、まだまだ支援が必要な部分も多いとの声もあります。

特に、高齢者介護や保育、障害者支援といった福祉の面ではどうでしょう。私たち介護のほんねの入居相談室宛にも、最近、介護施設を緊急で探したいという熊本県のご家族からのご相談もありました。そこで近隣の施設の状況を伺いましたが、地震の影響で新規の入居者を受け入れるのは厳しいとのこと。スタッフのみなさんも被災された中、今入居されている方のケアに懸命に当たられている様子を感じました。

このような災害が起きると福祉はどうなるか。それは、サポートをしていた側も、サポートが必要な状態になるということです。ただでさえも全国的に介護職や保育士といった福祉の仕事をする人たちが不足していて、毎日大忙しという状況。今の状況を思うと、やるせない気持ちになります。

なにか役に立ちたいと思った時にできること

報道などを見て、地震の影響を受けていないエリアに暮らしている方も、なにかできないだろうかと考えたかと思います。例えば支援物資を送ったり、募金をしたり。熊本エリアも別府エリアも観光地ですから、観光に行くことも支援になるかもしれません。いろいろ方法はありますが、やはりどなたも最初に思い浮かべるのはボランティアではないでしょうか。

ただ、その場に行けばいきなりボランティアとして活躍できる自信があるという方は、正直多くないかもしれません。興味はあるけれどどうしたらいいかわからない。そんな方は、ボランティア団体を通じて被災地での支援活動をする方法があります。

ボランティア説明会のご案内

本日5月13日19:30から対人援助職専門の災害支援ボランティアに関する説明会が東京赤坂にて行われます。

<開催概要>

  • ■日程:2016年5月13日(金)
  • ■時間:受付開始19:00、START 19:30、CLOSE 21:00
  • ■会場:日本財団ビル(東京都港区赤坂1-2-2 日本財団ビル)
  • ■定員:100名(要予約)
  • ■参加条件:高齢者介護、障がい者支援、児童福祉、リラクゼーション、理美容に関わる方で災害支援にご興味のある方
  • ■参加費:無料
  • ■主催:社会福祉法人ながよ光彩会、NPO法人Ubdobe

お申し込み方法は下記のホームページをご確認ください。

http://ubdobe.jp/news/4745.php

介護のほんねニュースの編集長でもある岡勇樹氏が代表をつとめるNPO法人Ubdobeは、地震発生からすぐに介護職員や看護師を派遣するなどのボランティア活動を開始しています。東日本大震災で被災した福島の介護支援をしてきた経験もあり、支援を必要とする人のことも支援したい人のこともよく知り、復興をサポートしています。

ご興味のある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

横尾千歌

この記事の寄稿者

横尾千歌

介護のほんね」ディレクター。介護の用語や介護関連の仕事のこと、高齢者向けの住宅事情など、今まで縁遠かった人でも読みやすいよう図や絵とともに情報を発信します。

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