まとめ

「介護事故」から高齢者を守るには?入居前に知っておきたい安全対策

介護サービス中にケガをしてしまう、そんな事もちろんあってはいけません。老人ホームでは、介護事故防止のために様々な取り組みを行っています。

介護事故

「介護事故」について考えたことありますか?

テレビや新聞で、介護サービス中に起きる「介護事故」についての報道を見かける事があります。
日本の高齢者数は約3000万人。そして高齢者向けの介護施設数は数万軒以上。この高齢者全てに家族がいて、この施設にそれぞれスタッフがいると考えると、もはや介護事故はほとんどの人にとって他人事ではありません。
特にこれから老人ホームの利用を考えている人にとっては、どういった事故が考えられるのか、どんな予防策が取られているのか、当然気になりますよね。
出典:http://apital.asahi.com/

老人ホーム内で最も起きやすいのは「転倒・転落」による骨折

介護施設には「介護サービス提供中等に事故が発生した場合、市町村、利用者の家族等に連絡を行うとともに、必要な措置を講じなければならない(札幌市HPより)」という義務があります。
そしてこれに基づいて報告された事故内容を見てみると…

1位:骨折(54%)
2位:打撲(19%)
3位:薬の飲み間違い─誤薬(14%)
4位:誤嚥(4%)
5位:無断外出─徘徊で一時行方不明になった例など(2%)

自宅であれ施設内であれ、足腰の弱った高齢者は転んだり車いすやベッドから転落する危険と常に隣り合わせ。ですから、事故の大多数を占める骨折や打撲の原因もほとんどが転落や転倒によるものとなっています。
出典:http://www.city.sapporo.jp/

最も警戒すべき「転倒・転落」。予防対策は?

もちろん、老人ホームでは日常的に対策が行われています。自力で移動している人を見れば声をかけ、車いすからトイレやベッドへの移乗介助を確実に行う。たまたま目を離した時に限って…という事がないように、「常に職員の目や手が離れないこと」が基本になっています。
また、車いすに食事用テーブルをつけて移乗の回数自体を減らす対策を取っている所もあるようです。
出典:http://www.paramount.co.jp/

容体を急変させかねない「誤薬」や「誤嚥」。事故対策は?

誤薬は「誰が」「いつ」飲むべき薬なのかを間違える、職員のミスによって起こります。ですから名前と服薬時間をはっきり記入し、間違えにくい状態で保管すること。そして薬を取る時は声に出して確認すること。さらには薬を飲み終えるまで見守ること。といった具合に何段階にもわたる予防策を行っています。
また、咀嚼・嚥下力が低下した人に起こりやすい誤嚥も目を離さないのは基本。さらに、クッションや補助具で誤嚥しにくい体勢(前かがみ)を維持してもらう予防措置も日常的に行っています。
出典:http://www.min-iren.gr.jp

老人ホームでは様々な事故予防対策が行われている

念のため、入居を検討している施設ではどんな対策がされているのか確認しておくと安心かもしれませんね。
出典:http://zikohoukoku.com/
ポッポ

この記事の寄稿者

ポッポ

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