長崎県の自立の受入が可能なサービス付き高齢者向け住宅

介護のほんねでは、「フリーダム南長崎」、「トランキルテひうら壱番館」、「アルファリビング長崎諏訪の杜」をはじめとした、長崎県の老人ホームを掲載中。そのなかでもサービス付き高齢者向け住宅/自立の条件に当てはまる施設は9件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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長崎県の老人ホーム・介護施設について

長崎県は九州の北西部に位置する県です。西洋と東洋の文化が混じり合った異国情緒あふれる町並みが広がります。こちらでは「長崎県での高齢者の暮らし」にまつわる情報をご紹介します。

長崎県の特徴

長崎県庁（Houjyou-Minori - 投稿者自身による作品, CC0, リンクによる）

長崎県の人口は長崎県の人口は131万658人です。65歳以上の人口は43万1,606人で高齢化率は32.9％です（2020年10月1日現在）。

長崎県の面積は4,130㎢、多くの島々や複雑な海底地形により、好漁場が形成されており、漁業が盛んです。長崎県には13の市と8の町があります。県内は以下の表のように大きく7のエリアに区分できます。

地域名	自治体数	自治体名
長崎地域	3	長崎市、長与町、時津町
県央地域	2	諫早市、大村市
島原地域	3	島原市、雲仙市、南島原市
県北地域	9	佐世保市、東彼杵町、川棚町、波佐見町、小値賀町、佐々町、平戸市、松浦市、西海市
五島地域	2	五島市、新上五島町
壱岐地域	1	壱岐市
対馬地域	1	対馬市

参考：長崎県「長崎県市町別年齢別推計人口（令和2年10月1日現在）」「長崎県地域医療構想」「長崎県社会生活統計指標基礎データ」「地域で探す」／国土交通省九州地方整備局「長崎県内地域区分図」

長崎県の魅力

長崎県はさまざまな歴史や文化を持つ趣ある街です。江戸時代に長崎県の出島が人工島として築造されると、ポルトガルやオランダとの貿易地になり、早くから西洋文化が根付きました。その結果、今でもカステラや金平糖、ちゃんぽん、長崎天ぷらなど西洋の影響を受けた食文化が花咲いています。

また長崎県は海の幸の宝庫ともいわれ、新鮮な魚介類を味わえます。離島が多いことから、九州の美しい海を望めます。漁業が盛んであり、水揚げされる魚種が全国1位です。

参考：一般社団法人長崎県観光連盟ながさき旅ネット「はじめての長崎長崎ってこんなトコ」

長崎県の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

長崎県の主要な駅

長崎県ではJR九州、島原鉄道、松浦鉄道などが走っています。乗客乗降数はJR九州「長崎」駅が最も多く、次いでJR九州「佐世保」駅が続きます。また、路面電車も走っており、市の中心地を移動するのに便利です。

2022年秋ごろには、福岡市と長崎市を結ぶ西九州新幹線の開業が控えており、生活利便性の向上が予想されます。

参考：長崎県「鉄道利用の概況」／九州旅客鉄道株式会社「駅別乗車人員（2019年度）」「西九州新幹線とは」

長崎県の市役所

長崎県には21カ所の市町があります。特に人口が多い、長崎市・佐世保市・諫早市の役所の所在地、アクセス、要介護認定の申請先についてご紹介します。

市役所名	所在地・アクセス・ホームページ
長崎市役所	所在地：長崎市桜町2-22 アクセス：役所前経由の路線バス「市役所前」バス停目の前要介護認定の申請窓口：長崎市高齢者すこやか支援課ホームページ：長崎市役所
佐世保市役所	所在地：長崎県佐世保市八幡町1‐10 アクセス：させぼバス「佐世保市役所前」バス停から徒歩2分要介護認定の申請窓口：保健福祉部長寿社会課ホームページ：佐世保市役所
諫早市役所	所在地：長崎県諫早市東小路町7-1 アクセス：「市役所前」バス停から徒歩2分要介護認定の申請窓口：高齢介護課ホームページ：諫早市

長崎県の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」などを業務として、各エリアに設置されています。

保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）などが相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

長崎県には52カ所の地域包括支援センターがあります。人口が多い長崎市は設置数が20カ所と最も多く、次いで佐世保市が9カ所となっています。

参考：長崎県「地域包括支援センター一覧（令和3年5月1日現在）」

長崎県のイベント

長崎市の県庁坂を登る精霊船（CC 表示-継承 3.0, リンク）

長崎県で毎年恒例となっているイベント・祭りを紹介します。

「長崎帆船まつり」は世界の帆船が集結する大型イベントです。4月下旬に長崎水辺の森公園で開催され、クルージングが体験できるほか、野外コンサートもあります。

「精霊流し」は8月15日のお盆の時期に合わせて長崎市内の各地でおこなわれます。亡くなった方の霊を弔う夏の伝統行事です。

「光の鍾乳洞」は1万5,000球のイルミネーションが輝く光のイベント。西海市の国指定天然記念物「洞七ツ釜鍾乳洞（ななつがましょうにゅうどう）」で開催されます。12月から3月までと開催期間も長く、夜間だけでなく昼間にもイルミネーションがみられ、高齢の方も楽しめます。

長崎県の高齢者支援制度

長崎県が展開する高齢者の支援制度を紹介します。

介護者慰労金支給

自宅での介護をしている人を対象にして、介護者慰労金（上限10万円）を支給する制度です。対象者は以下の3点を満たす方です。

申請前6カ月（入院期間を除く）に介護保険サービスを利用していない高齢者（1カ月程度のショートステイ利用を除く）
要介護4または5と認定された高齢者
市民税非課税世帯の高齢者

引用：長崎市「介護者慰労金支給」

いこーで（移送支援サービス）

長崎市は坂の多い土地柄ですが、自宅から自力で移動するのが困難な高齢者もいます。いこーでは、介助が必要な方に移送介護員が歩行介助などのお手伝いをするサービスです。要支援または要介護認定を受けた方移動介助が必要だと認められた方が利用可能です。負担額は移送介護人1人あたり30分未満で100円、30分以上1時間未満で200円で、市への事前申請が必要となります。

参考：長崎市「移送支援サービス（いこーで）」

長崎県で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

長崎県の老人ホームは長崎市・佐世保市に集中しています。希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで視野を広げてみましょう。長崎県に隣接する都道府県には佐賀県、熊本県、福岡県があります。

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたいサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）の特徴」をご紹介します。

あらかじめ押さえておきたいのは、サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」と「介護型」があることです。同じサービス付き高齢者向け住宅でも、両者間にはサービス内容に大きな違いがありますので、ご注意ください。

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は満たしていますか？

入居条件を満たしていないと入居できませんので、あらかじめ確認しておく必要があります。サービス付き高齢者向け住宅は、「一般型」と「介護型」があります。両方とも「60歳以上の方」か「60歳未満で要介護認定を受けた方」が条件です。

ただし「一般型」は専門的な医療措置が難しいので、介護度が重い方は入居できません。一方「介護型」の場合は自立から要介護5まで幅広く受け入れができます。

サービス付き高齢者向け住宅の提供サービスを把握していますか？

一般型と介護型ではサービス内容にも違いがあります。希望しているサービス付き高齢者向け住宅がどちらに属するのかを検討時に把握しておくのがおすすめです。

一般型の特徴

一般型の場合は、安否確認や生活相談サービスを提供しています。身体介助やリハビリなどの「介護サービス」は提供していません。利用する際は外部事業者と別で契約する必要があります。

介護型に比べると、介護が必要のない自立している方が安心して暮らせるホームです。

介護型の特徴

一般型に比べると、要介護度が重い方が多く入居しています。そのため「特定施設入居者生活介護」と認められています。特定施設入居者介護に認定されていると、外部事業者を使うことなく施設内で介護サービスを受けられるのです。

特定施設入居者生活介護について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット・デメリット

具体的に他の施設タイプと比較して、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて紹介します。「ご自身が望んでいる条件」と比較しながらご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット

サービス付き高齢者向け住宅のメリットは、高齢者が安心して暮らせる住まいであることです。比較的自立の方も多く、気軽に外出できるなど行動の自由度が高いといえます。自宅での生活とほとんど変わらず過ごせるうえ、日中もしくは24時間スタッフが常駐しているため安心です。施設内はバリアフリー構造であるため、怪我の心配を軽減できるのも大きな魅力になります。