南島原市のグループホーム
介護のほんねでは、「「城下」にしありえ」、「グループホーム あさひが森」、「グループホーム 諏訪の里」をはじめとした、長崎県/南島原市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は31件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。
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南島原市の老人ホーム・介護施設について
南島原市は、長崎県にある島原半島の南東部に位置する市です。今回は「南島原市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。
南島原市の特徴
南島原市の人口は4万4,440人です。65歳以上の高齢者人口は1万7,609人で、高齢化率は39.62％となります（2021年1月1日現在）。
南島原市の面積は170.13㎢です。林野や耕地が広い面積を占めます。
参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／南島原市「土地」南島原市の魅力
南島原市は、陸海ともに自然豊かな町です。標高1,000mを超える雲仙山麓から南へと肥沃な大地が広がり、豊かな地下水に恵まれています。また、海の幸が豊富な有明海や橘湾に面しています。温暖な気候をいかした農業や林業、漁業が盛んです。
また、南島原市にはキリスト教の伝来にまつわる歴史的な遺産がたくさんあります。「原城跡」は、島原・天草一揆が終焉した地として有名です。「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の一つとして、世界遺産に登録されています。
南島原市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター
南島原市の主要な駅
南島原市には鉄道がありません。鉄道を利用したい場合は、隣の島原市にある島原鉄道「島原港」駅が最寄りです。
南島原市で一般的な公共交通機関はバスです。島原市の「島原」駅に向かう路線や諫早市方面の路線があるため、市内外へ便利に移動できます。
南島原市役所
南島原市役所の所在地は、長崎県南島原市西有家町里坊96-2です。「南島原市役所前」バス停から歩いてすぐ到着します。
要介護認定の申請窓口は、市役所南有馬庁舎の福祉保健部（福祉事務所）福祉課 総務高齢班です。また、各支所の市民窓口班でも相談を受け付けています。
参考：南島原市役所／島原地域広域市町村圏組合「ご相談・担当窓口」南島原市の地域包括支援センター
地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。
「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。
南島原市の地域包括支援センターは、北有馬町の1カ所です。そのほか、布津町にサブセンターが1カ所設けられています。
参考：島原地域広域市町村圏組合「地域包括支援センター」南島原市のイベント
南島原市で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。
「原城一揆まつり」は、原城跡周辺で毎年4月に開催されるお祭りです。昼の部では、島原・天草一揆をテーマにした演舞の披露や音楽ショーといったステージイベントがあります。会場の隣にそびえ立つ、地域住民手作りの高さ15mの「一夜城」が名物です。夜の部では、会場周辺に一揆の犠牲者を追悼するキャンドルが灯され、殉職者に向けた提灯追悼行列や追悼式典がおこなわれます。
「みそ五郎まつり」は、西有家町の須川商店街で毎年11月上旬に開催されます。島原半島の各地に伝わる巨人伝説「みそ五郎の話」を活用した地域おこしイベントです。みそ五郎パレードや名産品のそうめんを使った料理の試食会、そうめん造形物展、餅まき、海産物の販売といった多くの催し物があります。
介護施設や老人ホームによっては、地域のイベントに参加できる場合があります。興味がある方は、入居を検討している施設に確認してみましょう。
南島原市の高齢者支援制度
南島原市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。
介護用品支給
高齢者向けに紙おむつを支給する事業です。要介護の高齢者1人に対して月4,000円の紙おむつ券が支給されます。
対象は要介護4～5に認定されていて、在宅介護を受けている方のうち、市民税非課税世帯の方です。
参考：南島原市「南島原市の高齢者福祉サービス」緊急通報システム設置
緊急時にボタン一つで連絡できる通報装置を貸し出す事業です。装置の緊急通報ボタンを押すとセンターに電話がつながり、状況に応じてセンターから親族や消防署に連絡をします。
また、看護師などに24時間いつでも電話で健康相談ができるサービスを利用可能です。さらに1カ月に1回、センターから利用者の自宅に電話をして健康状態や生活に関するヒアリング、アドバイスをおこないます。
利用料は無料です。ただし、機器の設置費として初期費用2,000円がかかります。
対象は、南島原市に暮らしているおおむね65歳以上の一人暮らし高齢者、または一人暮らしをしている重度の身体障害者です。利用には「緊急時に状況を確認できる協力者の登録ができること」「固定電話の回線があること」が必要となります。
参考： 南島原市「緊急通報システム事業」南島原市認知症高齢者等見守り事業
認知症により行方不明になる恐れがある高齢者の衣服や持ち物に二次元コードのシールを付け、保護につなげるサービスです。徘徊などの異変に気づいた発見者が二次元コードを読み取ると、介護者にメールが送られます。専用のサイトで介護者と発見者が連絡を取り合うことで保護につなげるシステムです。
利用には事前の申請が必要です。申請は福祉保健部福祉課、市民サービス課、各支所の窓口で受け付けています。
対象は、南島原市に住所があり在宅生活を送っている方です。グループホームやサービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホーム、ケアハウスなどに入居している方は対象外となります。
参考：南島原市「南島原市認知症高齢者等見守り事業のお知らせ」南島原市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる
南島原市で老人ホームを探していて希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。南島原市は島原市、雲仙市と隣接しています。
グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】
ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。
グループホームの入居条件は満たしていますか？
グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。
認知症の診断が必要です
グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。
要支援2以上が入居対象です
グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。
要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。
住民票のある地域でしか入れません
グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。
グループホームの退去要件
グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。
特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。
また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。
グループホームの特徴を把握していますか？
グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。
1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア
グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。
「できることは自分でする」という考え
グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。
看護師は配置は義務付けられていない
認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。
グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。
グループホームの費用
| 初期費用 | 月額費用 |
|---|---|
| 0～数百万円ほど | 10～20万円ほど |
グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。
入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。
グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。
グループホームで認知症を抑制しながら生活する
以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。
- 認知症の症状の抑制を考えている
- 認知症でありながら、自立した生活を続けたい
- 医療依存度は高くない
グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。
また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。
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