岡谷市の軽費老人ホーム

介護のほんねでは、「ケアハウス高尾」をはじめとした、長野県/岡谷市の老人ホームを掲載中。そのなかでも軽費老人ホームの条件に当てはまる施設は1件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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岡谷市の老人ホーム・介護施設について

岡谷（おかや）市は、長野県のほぼ中央に位置する市です。諏訪湖の西岸に隣接し、山々に囲まれています。今回は「岡谷市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

岡谷市の特徴

岡谷市役所（photo: Qurren (talk) Taken with Canon IXY 10S (Digital IXUS 210) - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

岡谷市の人口は4万8,825人です。65歳以上の高齢者人口は1万6,541人で、高齢化率は33.88％となります。面積は85.10㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（1月1日時点）」

岡谷市の魅力

岡谷市は、諏訪湖を中心とした豊かな自然が広がるエリアです。高ボッチ高原や鉢伏山（はちぶせやま）といった雄大な山々に囲まれています。年間を通して、鶴峯公園の「つつじ祭」や横河川の「桜まつり」、「岡谷寒うなぎまつり」といったさまざまなイベントがあり、四季折々の自然と触れ合えることが魅力です。

一方で、岡谷市は主要都市への交通利便性が高い地域です。高速道路を使うと、東京都までおよそ2時間30分、名古屋市までおよそ2時間でアクセスできます。特急電車では東京都内、名古屋市内ともに2時間30分以内で移動可能です。

岡谷市には文化施設や温泉施設が点在しています。「岡谷蚕糸（さんし）博物館シルクファクトおかや」は、蚕糸業に関する機械や資料が展示されている施設です。近代化産業遺産群に認定されており、併設する製糸工場では生糸（きいと）製造の過程を見学できます。このほか、岡谷市内から出土した縄文土器や平安時代の石器を鑑賞できる「市立岡谷美術考古館」、諏訪湖から湧出する岡谷温泉に入れる「ロマネット」といった施設があります。

岡谷市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

岡谷市の主要な駅

岡谷市には、JR中央本線が走っています。主要な駅は「岡谷」駅です。また岡谷市では、諏訪湖周辺を走る「シルキーバス」や「スワンバス」といったコミュニティバスが運行しています。

岡谷市役所

岡谷市役所の所在地は、岡谷市幸町8-1です。「岡谷」駅から徒歩約20分で到着します。バスを利用する場合は「岡谷市役所前」バス停からすぐです。

要介護認定の申請は、介護福祉課で受け付けています。

参考：岡谷市役所

岡谷市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

岡谷市に地域包括支援センターは、1カ所設置されています（2020年12月9日現在）。

参考：岡谷市「介護福祉課」

岡谷市のイベント

岡谷市で毎年恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「鶴峯公園つつじ祭り」は、毎年5月に鶴峯公園で開催されるイベントです。公園内では赤、白、オレンジといった色とりどりのツツジが鑑賞できます。その数は30種類、3万株にのぼります。本来は300株を植える予定だったところ、問屋の勘違いにより3万株のツツジが届いたことで誕生したというユニークな歴史がある名所です。

「岡谷太鼓祭り」は、毎年8月にイルフプラザ広場周辺でおこなわれるイベントです。地元の小中学生や太鼓団体、合計20組が太鼓演奏を披露します。なかでも、メインステージでおこなわれる300人の揃い打ちが見どころです。ほかにも世界の太鼓の打ち比べや、太鼓と踊りのコラボレーションといったプログラムがあります。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

岡谷市の高齢者支援制度

岡谷市が展開している高齢者支援制度をご紹介します。

24時間緊急時駆けつけ安心サービス事業

緊急時に素早く外部と連絡がとれる「送信用専用携帯端末」を利用できるサービスです。端末を通して警備会社のスタッフに救急要請をしたり、駆けつけを依頼したりできます。また看護師による健康相談、警備会社が提供する安否確認サービスが利用可能です。連絡は24時間365日対応となっています。

住民税非課税世帯の場合は、利用料・登録料ともに無料です。住民税課税世帯は、利用料として月額500円（税別）、機器の登録料金が1台につき5,500円（税別）かかります。

対象となるのは、市内在住で以下のいずれかに当てはまる方です。

一人暮らしの65歳以上の高齢者の方
一人暮らしの重度身体障害者（「身体障害者福祉法施行規則（昭和25年厚生省令第15号）」に規定する身体障害者障害程度等級表1・2級である）の方
寝たきりの高齢者の方がいる高齢者のみの世帯の方

参考：岡谷市「24時間緊急時駆けつけ安心サービス事業」

配食サービス事業

高齢者に栄養バランスがとれた食事を配達し、同時に安否確認をおこなう事業です。1日1食、昼食または夕食を届けます。利用料は1食あたり380円で、配達事業者が指定する方法で支払います。

主な対象者は、市内に住む食事の調理が難しい方のうち、以下のいずれかにあてはまる方です。

一人暮らしでおおむね65歳以上の高齢者の方
高齢者のみの世帯
高齢者以外の家族が障害者の方などの世帯
身体障害者の世帯

参考：岡谷市「岡谷市配食サービス事業」

在宅高齢者に対する「紙おむつ」・「尿取りパッド」購入費の支給事業

在宅生活を送る要介護高齢者の方に対して、紙おむつと尿とりパッドの購入費を支給しています。商品を購入した後、指定の申請書に領収書またはレシートを添えて市役所に申請する仕組みです。支給対象となるのは、領収日の属する月から起算して1年以内のものとなります。

対象者と支給限度額は以下の表の通りです。

対象者	支給限度額（月額）
65歳以上で要介護3以上、かつ本人が住民税非課税の方	3,000円
65歳以上で要介護4以上、かつ本人および介護者が住民税非課税世帯の方	6,000円

申請、問い合わせは市役所介護福祉課で受け付けています。支給の申請書は以下のリンクからダウンロードできます。

参考：岡谷市「在宅高齢者に対する『紙おむつ』・『尿取りパッド』購入費の支給事業」

岡谷市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

岡谷市で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。岡谷市の隣接地域は、松本市、塩尻市、諏訪市、諏訪郡下諏訪町、上伊那郡辰野町です。

軽費老人ホーム（ケアハウス）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここでは軽費老人ホーム（ケアハウス）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたい軽費老人ホーム（ケアハウス）の特徴」をご紹介します。

軽費老人ホームはケアハウス（C型）に統合される

軽費老人ホームはA・B・Cの3種類があります。なかでもC型を「ケアハウス」といいます。A型とB型は2008年より新設されていません。今後はケアハウス（C型）に統合される見通しです。

軽費老人ホーム全体の数もC型が全国に2,020施設あるのに対してA型は193施設、B型は13施設しかありません。この記事では、ケアハウスを中心に軽費老人ホームについて紹介します。参考：厚生労働省「平成29年度福祉行政報告例の概況」

ケアハウスには2種類ある

ケアハウスは「一般型」と「介護型」の2種類があります。どちらも比較的、低価格で利用できるのが魅力ですが、サービスの内容やスタッフの種類に違いがあります。検討時にどちらを選ぶべきなのか把握しておくのがおすすめです。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）の特徴を把握していますか？

続いてケアハウスの特徴をご紹介します。ご自身が求めている希望と照らし合わせながらご覧ください。

一般型ケアハウスの特徴

一般型ケアハウスは、食事の提供や生活支援、安否確認などのサービスを受けられます。介護サービスを提供していないので、デイサービスや訪問介護を利用する際は外部の事業者と別途、契約が必要です。

介護型ケアハウスの特徴

介護型ケアハウスは「特定施設入居者生活介護」を受けており、介護サービスが含まれています。24時間介護スタッフが常駐しており、日常的に介護が必要な方にとっても安心できる環境です。要介護度が重くなっても入居し続けられ、なかには看取り対応しているホームもあります。

ケアハウスの特徴についてより詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）の入居条件は満たしていますか？

ケアハウスには入居条件があります。当然、満たしていない場合は入居ができません。見学までして「入居不可だった」ということがないよう、あらかじめ入居条件を把握しておくことをおすすめします。

一般型ケアハウスの入居条件

一般型ケアハウスの場合は「60歳以上」が入居条件です。ただし基本的には自立～要支援2の方を対象としており、要介護3以上になると退去しなければいけないケースもあります。

介護型ケアハウスの入居条件

介護型ケアハウスは65歳以上で要介護1以上の方が対象です。自立～要支援2の方は入居できません。

ケアハウスのメリット・デメリット

入居条件と特徴を踏まえて、メリットとデメリットについて紹介します。他の施設形態と比べて優れているところ、劣っているところを把握したうえで、ピッタリの施設を探してみてください。

一般型ケアハウスのメリット

一般型ケアハウスのメリットとして、価格が安いことが挙げられます。初期費用・月額費用ともに少なく、収入に不安がある方でも入居可能です。また生活上の自由度が高く、外出も基本自由です。介護サービスも必要な分だけ利用できます。

一般型ケアハウスのデメリット

一般型ケアハウスの場合は、介護・医療体制が充実していません。もし介護や医療のニーズが高まってしまった場合は、退去が必要になることもあります。

また介護型にも共通しますが、ケアハウスは費用が低額のため人気です。よって待機者も多くすぐに入居できない点もデメリットとなります。

介護型ケアハウスのメリット

介護型ケアハウスのメリットとして大きいのは24時間にわたって介護職員が常駐しており、安心して生活できる点です。また終身利用できる施設が多く「終の住処」として利用できます。介護付き有料老人ホームに近いレベルで医療・介護体制がある施設とイメージしてください。

介護型ケアハウスのデメリット

介護型ケアハウスの場合、月額利用料は他の施設よりリーズナブルに設定してあるものの、初期費用が高くなる傾向にあります。まとまった額を準備しなければ入居できないこともありますので、注意が必要です。

ケアハウスの費用

	入居時費用	月額費用
一般型	数十万円ほど	8万～20万円ほど
介護型	数十万～数百万円ほど	8万～20万円ほど

実際に入居するにあたって、ケアハウスでかかる費用について紹介します。一般型と介護型で、初期費用が大きく変わるのがポイントです。

介護型の場合は介護サービスが含まれているので、そのぶん入居時費用が高いのが特徴になります。月額費用は他の施設に比べるとリーズナブルです。

ケアハウスの費用についてより詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）が要望に合っているかを事前に確認しておく

ケアハウスに入居する前は、必ず介護体制や入居後の暮らしを知ってから決断することをおすすめします。

また一般型と介護型では入居後のライフスタイル、メリット・デメリットが大きく違います。微妙な違いについて、ご自身で判断ができない場合は、希望の施設がなくても、介護のほんねまでお気軽にお電話ください。

施設探しのプロである入居相談員が、お客様のご希望を伺い、ピッタリの施設をご提案させていただきます。またケアハウス以外に全国の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームを紹介しております。悩んだ結果、施設の種類から見直す場合は参考にしてみてください。

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