千曲市の老人ホーム・介護施設について
千曲(ちくま)市は、長野県北部に位置する市です。こちらでは「千曲市での高齢者の暮らし」について、ポイントをご紹介します。
千曲市の特徴
千曲市の総人口は6万97人です。65歳以上の高齢者人口は1万9,443人で、高齢者率は32.35%となっています(2021年1月1日現在)。
千曲市の魅力
千曲市の北部には上信越自動車道や長野自動車道につながる更埴(こうしょく)ジャンクションがあり、高速交通網の要となっています。ジャンクションの立地を活かし、ハイテク産業や精密加工業が発展しているエリアです。
「戸倉上(とぐらかみ)山田温泉」は、信州屈指の温泉街として有名です。単純硫黄泉の肌に優しい泉質で、神経痛やリウマチに効能があるとされています。温泉街の近くには「城山史跡公園荒砥城(あらとじょう)跡」という史跡公園があり、展望台からは戸倉上山田温泉の街並みを一望できます。
また、倉科地区は日本一のあんずの里として有名です。4月上旬には淡いピンク色の花が咲き「上平(うわだいら)展望台」からは「一目十万本」と呼ばれるほどの花景色を見渡せます。
千曲市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター
千曲市の主要な駅
千曲市にはJR篠ノ井線、しなの鉄道しなの鉄道線が走っています。主要駅は、しなの鉄道「屋代」駅です。
駅からは千曲市循環バスや長電バス、レンタサイクルも利用できます。
千曲市役所
千曲市役所の所在地は、千曲市杭瀬下2丁目1です。「屋代」駅から徒歩15分で到着します。バスを利用する場合は「屋代」駅から市内循環バスに乗り「千曲市役所西」バス停または「千曲市役所東」バス停で下車してください。
要介護認定の申請は市役所1階の高齢福祉課介護保険係です。
参考:千曲市役所
千曲市の地域包括支援センター
地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。
「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。
千曲市のイベント
千曲市で恒例となっているイベント・お祭りを紹介します。
「大頭祭」は毎年12月10~14日に「武水別(たけみずわけ)神社」で開催されています。1年間の五穀豊穣を神に感謝する「新嘗祭」で、400年以上の歴史があるお祭りです。練り行列や、拝観者に向けて供物を振る舞う御供まきがおこなわれます。頭人(とうにん)行列を迎える家は豆殻を燃やして迎えるのが風習で、道にはお迎えの煙が立ち込めます。
「雨宮の神事芸能」は「雨宮坐日吉(あめのみやにますひよし)神社」で3年に1度だけ、4月29日に開催される神事です。国の重要無形民俗文化財に指定されている、全国的にも珍しいお祭りです。「橋懸(はしがか)り」という神事では、獅子頭を被った4人が逆さ吊りになり、頭で川面を叩きながら踊ります。そのほか笛や太鼓、神事歌に合わせてさまざまな御神事踊りが披露されます。
千曲市の高齢者支援制度
千曲市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。
寝たきりの高齢者等理容・美容サービス
寝たきりで外出が難しい高齢者の方に対し、理美容サービスを提供します。自己負担額は1回あたり1,000円です。なお1年に4回まで利用できます。
対象は、理美容院へ行けない寝たきりの高齢者、または重度身体障がい者です。利用したい場合は、高齢福祉課にご相談ください。
参考:千曲市「介護保険以外の高齢者福祉サービス」
配食サービス
食事の支度が難しい高齢者に向けた配食サービスを実施しています。月曜日から土曜日の昼・夜に弁当を配達してもらえます。費用は1食あたり350~440円です。
熱中症計配布事業
一人暮らしの高齢者に対し、熱中症計を無料で配布します。配布は1回のみです。なお、電池交換などの費用は自己負担です。
千曲市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる
千曲市内で老人ホームを探していて希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。千曲市と隣接しているのは、長野市、上田市、東筑摩郡麻績村・筑北村、埴科郡坂城町になります。