登米市の特別養護老人ホーム

介護のほんねでは、「特別養護老人ホームさーらの樹」、「特別養護老人ホーム　萩風園」、「特別養護老人ホーム迫風園」をはじめとした、宮城県/登米市の老人ホームを掲載中。そのなかでも特別養護老人ホームの条件に当てはまる施設は19件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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登米市の老人ホーム・介護施設について

登米（とめ）市は宮城県の北東部に位置する自治体です。こちらでは「登米市での高齢者の暮らし」について紹介します。

登米市の特徴

登米市役所本庁舎（Ebiebi2 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

登米市の人口は7万7,392人です。65歳以上の高齢者人口は2万7,243人で、高齢化率は35. 2％となっています（2021年1月1日現在）。

面積は536.12㎢です。西部が丘陵地帯、東北部が山間地帯、その間は広大で平坦肥沃（ひよく）な登米耕土を形成しています。宮城県米「ササニシキ」「ひとめぼれ」の産地として有名です。

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／登米市「位置・地勢・気候」

登米市の魅力

登米市は、食や自然に恵まれている市です。特に米作りでは、米どころ宮城県で随一の生産量を誇ります。また、登米市の豊かな自然で育てられた最高級ブランドの牛「登米産牛」は、日本をはじめ世界から高く評価されています。

また、登米市は水資源が豊富です。渡り鳥の飛来地として有名な「伊豆沼・内沼」や、東北最大の流域面積を誇る「北上川」といった場所では登米の大自然を満喫できます。

登米市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

登米市の主要な駅

登米市にはJR東北本線・気仙沼（けせんぬま）線が走っています。主要駅は「柳津（やないづ）」駅です。小牛田（こごた）方面や気仙沼方面へ乗換なしで行けます。「柳津」駅は気仙沼線BRT（バス高速輸送システム）接続駅であり、県内外の観光地へのアクセスに便利です。

登米市役所

登米市役所の所在地は、登米市迫町佐沼字中江2丁目6-1です。高速乗合バスの「仙台駅（旧さくら野前）」発から「登米市役所（とよま明治村）」行きに乗り「登米市役所前」バス停を降りて、すぐの場所にあります。
要介護認定の申請は、福祉事務所の長寿介護課（南方庁舎1階）、また各総合支所の市民課でも申請可能です。市役所ではなく福祉事務所（南方庁舎）で受け付けているため、注意が必要です。

参考：登米市役所

登米市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。

保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

登米市内には、合計5カ所の地域包括支援センターが設置されています。

参考：登米市「登米市地域包括支援センターについて」

登米市のイベント

登米市にある大慈寺山門（Ty19080914 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

登米市で毎年恒例になっているイベント・お祭りを紹介します。

「米川の水かぶり」は、登米市東和町米川に古くから伝わる火伏せ行事です。火伏せとは火災を防ぐことです。毎年2月の初午の日に、大慈寺周辺の地域でおこなわれます。裸の男性が腰と肩にワラで作ったしめなわを巻き、民家の屋根に水をかけ、町の「火伏せ」をします。参加者は男たちが身にまとったしめなわのワラを抜き取り、自宅の火伏せのお守りにします。ユネスコ無形文化遺産に登録されている行事です。

「登米秋まつり」は、登米市登米町寺池地区で毎年9月に2日間にわたって開催されます。初日の宵まつりでは、各町内で作った山車（だし）と神輿（みこし）が集まり、夜には美しくライトアップされます。本まつりでは登米神社の神輿を先頭に、武者行列や山車が城下町を練り歩きます。340年以上の歴史を誇る伝統行事です。

登米市の高齢者支援制度

登米市で展開している高齢者支援制度を紹介します。

ひとりぐらし緊急通報システム

一人暮らしの高齢者や身体障害者の方の自宅に緊急通報装置を設置します。急病や事故といった緊急事態が発生した時、ペンダント型の緊急通報装置のボタンを押すと、受信センターへ通報されます。また、センサーで利用者の動きを感知しており、対象者に一定時間動きがない場合、自動的に通報される仕組みです。

利用者から通報があったときは、看護師が利用者の状態を確認してアドバイスをします。状況に応じて救急車両の出動要請をします。

対象は「登米市内在住」で、下記のいずれかに当てはまる方です。

おおむね65歳以上の一人暮らし、もしくは高齢者のみの世帯の方
一人暮らしの身体障害者の方

参考：登米市「ひとりぐらし緊急通報システムについて」

外出支援サービス

主に在宅の歩行困難な障害者の方に向けて、福祉車両（リフト付、スロープ付）の運行や貸し出し、通院などの外出支援をします。大きく「移送サービス」と「貸し出しサービス」の2つに分かれています。

「移送サービス」では、自宅と医療機関などの間を送迎します。発着のどちらかが宮城県内の場合のみ利用でき、運行範囲は基本的に県内です。利用料は基本1㎞100円です。30㎞を超えると10㎞毎に150円が加算されます。

「貸し出しサービス」は、主に介護者に福祉車両を貸し出します。利用料は無料で、ガソリン満タンでの返却が必須です。対象者は「市内在住で、他人の介助がないと移動が困難な方」かつ「バスやタクシーといった公共交通機関の利用が難しい方」で、次のいずれかに当てはまる人です。

身体障害者手帳を持っている
要支援、要介護認定を受けている
その他、肢体不自由など歩行困難である

参考：登米市「外出支援サービスについて」

軽度生活援助サービス

ホームへルパーが在宅高齢者の自宅に訪問し、買い物や掃除、庭の草取りといった簡単な日常生活の援助をします。

対象者は「登米市内在住」で、次のすべてにあてはまる人です。

65歳以上の一人暮らしもしくは高齢者のみの世帯である
（家事援助サービスを希望する場合）要支援認定、要介護認定を受けていない

参考：登米市「軽度生活援助サービスについて」

登米市で見つからない場合は周辺の地域までエリアを広げる

登米市で希望する老人ホームが見つからない場合は周辺地域まで範囲を広めてみましょう。登米市は石巻市、栗原市、大崎市、気仙沼市、遠田郡涌谷町、本吉郡南三陸町、岩手県一関市に隣接しています。

特別養護老人ホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここでは特別養護老人ホームへの入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたい特別養護老人ホームの特徴」をご紹介します。

特別養護老人ホームの入居条件は満たしていますか？

通称「特養」と呼ばれている特別養護老人ホームは、費用が安価であるため人気です。特別養護老人ホームへの入居を希望の方は、まずは入居条件が満たしているかを確認しておくことをおすすめします。

特別養護老人ホームの入居条件

特別養護老人ホームの入居条件は主に以下の3点です。

要介護3以上で65歳以上の高齢者
特定疾病が認められた要介護3以上の40～64歳までの人
特例条件に当てはまる要介護1～2の人

要介護3以上の認定を受けた要介護度が重い方でなければ入居できません。ただし以下の特例条件に当てはまる方は要介護1、2だとしても入居可能です。

特例条件

認知症で、症状・行動や意思疎通の困難さが頻繁に見られる人
知的障害・精神障害等を伴い、症状・行動や意思疎通の困難さなどが頻繁に見られる人
家族からの深刻な虐待が疑われるなど、心身の安全・安心の確保が困難な人
単身世帯や、同居家族が高齢または病弱であるなど、家族による支援が期待できない

特別養護老人ホームの特徴を把握していますか？

国が運営する公的な施設

特別養護老人ホームは自治体や社会福祉法人が運営する公的な施設です。また介護保険制度で定められた「介護保険施設」でもあります。介護老人保健施設（老健）や介護医療院、介護療養型医療施設も介護保険施設に含まれます。

介護サービスの自己負担額は1～3割

施設内の介護サービスに関しては介護保険を利用できるため、自己負担額は1～3割で済みます。また初期費用はなく、月額費用も、他の施設形態に比べて安価です。

看取りまで対応できる

多くの特別養護老人ホームは、終身利用が可能であり「終の棲家」として入居できます。よって他の介護保険施設や、有料老人ホームに比べて入居期間が長く、平均で約4年です。参考：厚生労働省「介護老人福祉施設（参考資料）」

特別養護老人ホームの特徴についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

特別養護老人ホームのメリット・デメリット

では入居条件と特徴を踏まえて、メリットとデメリットについて紹介します。あらためて求める条件に合うかをご確認ください。

特別養護老人ホームのメリット

特別養護老人ホームのメリットは、介護サービスが充実しているうえに費用が安価というリーズナブルさに尽きます。また公的機関が運営している施設であり、入居中に施設が倒産するリスクも低いです。

さらに看取りまで終身にわたって利用できる施設が多いため、家族としても安心です。

特別養護老人ホームのデメリット

要介護3以上でなければ入居できないのがデメリットです。さらに特別養護老人ホームの場合は複数で1つの部屋を利用する「多床室」も多く、プライベートを確保できない可能性もあります。

特別養護老人ホームの費用

初期費用	月額費用
0円	5万～15万円

比較的安価で入居できると紹介しましたが、具体的にどのくらいかかるのかを紹介します。初期費用は0円、月額費用は5万～15万が目安です。最初にまとまったお金が必要なく、他の施設形態に比べるとリーズナブルなこともうれしいポイントです。

特別養護老人ホームの費用についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

入居待ちの期間は、他の施設に仮住まいするのも一案

特別養護老人ホームは人気が高い施設です。そのため、申込みをしても空室が出るまで待機するケースが多いです。入居を希望の方は早めに申し込み、仮押さえしておくことをおすすめします。

「退院が迫ってきたが在宅介護は難しい」など、緊急性が高い場合は、同時進行で他の施設へ入居するのも一案です。民間の施設のなかには、特別養護老人ホームと同じくらい安価な施設もあります。

なお、介護のほんねでは全国の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームを紹介しています。ぜひ、特別養護老人ホームを待機している間の仮住まいをお探しの方も、お気軽にご相談ください。

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