鳥羽市の特別養護老人ホーム

介護のほんねでは、「特別養護老人ホーム鳥羽陽光苑」、「特別養護老人ホームあらしま苑」をはじめとした、三重県/鳥羽市の老人ホームを掲載中。そのなかでも特別養護老人ホームの条件に当てはまる施設は2件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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鳥羽市の老人ホーム・介護施設について

鳥羽市は三重県の南東部に位置する市です。こちらでは「鳥羽市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

鳥羽市の特徴

鳥羽市役所です。（Miyuki Meinaka - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, リンクによる）

鳥羽市の人口は1万7,648人です。そのうち65歳以上の高齢者人口は7,014人で、高齢化率は39.74%になっています。鳥羽市の面積は107.34㎢で、市内は鳥羽地区、加茂地区、長岡地区、鏡浦地区、離島地区の5つの地区に分かれます。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2022年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（7月1日時点）」／鳥羽市「鳥羽市地区別人口・高齢者数（令和4年度）」

鳥羽市の魅力

鳥羽市は自然豊かで、魅力的な観光スポットが豊富です。代表的なスポットである「鳥羽水族館」は、1,200種類の生物を飼育しており飼育種類数日本一を誇る水族館です。なかでもジュゴンは、国内の水族館では鳥羽水族館でしか見られません。

鳥羽と伊勢を結ぶ「伊勢志摩スカイライン」は絶景を楽しめるドライブウェイです。山頂にある展望台では足湯も堪能できます。そのほか鳥羽湾では遊覧船での船旅を楽しめます。

鳥羽市は歴史や文化が息づく地域です。「鳥羽城跡」は今も石垣の一部が残されており、高台からは鳥羽湾を一望できます。鳥羽市で今も伝えられている「鳥羽・志摩の海女漁の技術」は国の重要無形民俗文化財に指定されました。海女が信仰する「石神さん」と呼ばれる「神明神社」は多くの参拝客が訪れるパワースポットです。

海に恵まれた鳥羽市は食の宝庫です。鳥羽の海はプランクトンが豊富で、栄養満点の牡蠣が収穫できます。ほかにも冬に穫れる脂肪分が豊富な「答志島トロさわら」やサザエ、ちりめんじゃこといった食材も味わえます。市内では朝市が開催されるほか、農水産物の直売所「鳥羽マルシェ」などで新鮮な食材を購入可能です。

鳥羽市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

鳥羽市の主要な駅

鳥羽市にはJR参宮線、近鉄鳥羽線・志摩線が通っています。主要駅は「鳥羽」駅です。JR参宮線を利用すると、松坂・名古屋方面へアクセスできます。また、近鉄鳥羽線・志摩線を利用すると、賢島方面や伊勢中川・白塚・近鉄名古屋・大阪難波・京都方面に向かえます。

鳥羽市内には、コミュニティバス「かもめバス」が運行しています。公共施設やお買い物に行く際に便利です。

鳥羽市役所

鳥羽市役所の所在地は、鳥羽市鳥羽3丁目1-1です。近鉄志摩線「中之郷」駅より徒歩4分で着きます。バスを利用する場合は「鳥羽市役所前」バス停からすぐです。

要介護認定の申請は、健康福祉課長寿介護係で受け付けています。

参考：鳥羽市役所

鳥羽市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

鳥羽市の地域包括支援センターは、1カ所です（2022年3月31日現在）。

参考：鳥羽市「総合相談」

鳥羽市のイベント

三重県鳥羽市鳥羽一丁目の鳥羽港にある鳥羽マリンターミナル。（Asturio Cantabrio - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

鳥羽市で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「嘉隆さくら祭り～しろやま楽市～」は、例年4月上旬に「鳥羽城跡」の「三の丸広場」で開催されるお祭りです。満開の桜や鳥羽の郷土芸能を楽しめます。九鬼水軍太鼓の演奏、踊りの披露やシャボン玉パフォーマンスなど企画が盛りだくさんです。また、水軍汁のふるまい、地元グルメや特産品の販売もあります。

「赤崎祭り」は、例年6月22日に「赤崎神社」で開催されるお祭りです。鳥羽市では厄除祈願として、「赤崎神社」の杉の小枝を家の門戸に吊り下げる風習があります。風習にならい、お祭り当日は神事とともに厄除の杉葉が販売されるほか、神社周辺に多くの露店が立ち並びます。多くの参拝者が浴衣で訪れることから「ゆかた祭り」の愛称で親しまれているお祭りです。

「鳥羽みなとまつり」は、例年7月下旬に「鳥羽マリンターミナル」周辺で開催されるお祭りです。金刀比羅宮鳥羽分社の神事や鳥羽湾周遊海上パレードがおこなわれます。さらに、夜には花火が約4,500発打ち上げられます。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

鳥羽市の高齢者支援制度

鳥羽市が展開する高齢者の支援制度を紹介します。

配食サービス事業

栄養バランスのとれた食事を高齢者の自宅まで届け、同時に利用者の安否確認をするサービスです。利用に伴う自己負担額は410円で、配達頻度は月〜土曜日まで1日2食（昼食・夕食）です。ただし、離島地区の一部は配達できない場合があります。

対象者は、鳥羽市在住でおおむね65歳以上のひとり暮らしまたは高齢者のみの世帯で、かつ身体・精神的理由から外出や調理が難しく食事を用意できない方です。

お問い合わせは、健康福祉課長寿介護係で受け付けています。

参考：鳥羽市「配食サービス事業」

災害時避難行動要支援者登録制度

災害時に自力での避難が難しい高齢者を事前に登録し情報を共有することで、災害発生時の避難支援や日常の見守り活動ができるようにする制度です。

対象者は、市内在住で満75歳以上のひとり暮らしまたは高齢者のみの世帯、要介護3以上の方など、災害時に支援が必要と認められる方です。

お問い合わせは、健康福祉課長寿介護係で受け付けています。

参考：鳥羽市「災害時避難行動要支援者登録制度」

移送サービス

外出するのが難しい高齢者に対して、週1回または2週間に1回の頻度で自宅から各種保健福祉施設・医療機関の間を送迎するサービスです。

対象者は、要介護と認定された方や同程度と認められた方、または身体障害者手帳を所持している歩行が困難な方です。

お問い合わせは、健康福祉課長寿介護係で受け付けています。

参考：鳥羽市「移送サービス」

鳥羽市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

鳥羽市で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。鳥羽市と隣接しているのは、伊勢市、志摩市です。

特別養護老人ホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここでは特別養護老人ホームへの入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたい特別養護老人ホームの特徴」をご紹介します。

特別養護老人ホームの入居条件は満たしていますか？

通称「特養」と呼ばれている特別養護老人ホームは、費用が安価であるため人気です。特別養護老人ホームへの入居を希望の方は、まずは入居条件が満たしているかを確認しておくことをおすすめします。

特別養護老人ホームの入居条件

特別養護老人ホームの入居条件は主に以下の3点です。

要介護3以上で65歳以上の高齢者
特定疾病が認められた要介護3以上の40～64歳までの人
特例条件に当てはまる要介護1～2の人

要介護3以上の認定を受けた要介護度が重い方でなければ入居できません。ただし以下の特例条件に当てはまる方は要介護1、2だとしても入居可能です。

特例条件

認知症で、症状・行動や意思疎通の困難さが頻繁に見られる人
知的障害・精神障害等を伴い、症状・行動や意思疎通の困難さなどが頻繁に見られる人
家族からの深刻な虐待が疑われるなど、心身の安全・安心の確保が困難な人
単身世帯や、同居家族が高齢または病弱であるなど、家族による支援が期待できない

特別養護老人ホームの特徴を把握していますか？

国が運営する公的な施設

特別養護老人ホームは自治体や社会福祉法人が運営する公的な施設です。また介護保険制度で定められた「介護保険施設」でもあります。介護老人保健施設（老健）や介護医療院、介護療養型医療施設も介護保険施設に含まれます。

介護サービスの自己負担額は1～3割

施設内の介護サービスに関しては介護保険を利用できるため、自己負担額は1～3割で済みます。また初期費用はなく、月額費用も、他の施設形態に比べて安価です。

看取りまで対応できる

多くの特別養護老人ホームは、終身利用が可能であり「終の棲家」として入居できます。よって他の介護保険施設や、有料老人ホームに比べて入居期間が長く、平均で約4年です。参考：厚生労働省「介護老人福祉施設（参考資料）」

特別養護老人ホームの特徴についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

特別養護老人ホームのメリット・デメリット

では入居条件と特徴を踏まえて、メリットとデメリットについて紹介します。あらためて求める条件に合うかをご確認ください。

特別養護老人ホームのメリット

特別養護老人ホームのメリットは、介護サービスが充実しているうえに費用が安価というリーズナブルさに尽きます。また公的機関が運営している施設であり、入居中に施設が倒産するリスクも低いです。

さらに看取りまで終身にわたって利用できる施設が多いため、家族としても安心です。

特別養護老人ホームのデメリット

要介護3以上でなければ入居できないのがデメリットです。さらに特別養護老人ホームの場合は複数で1つの部屋を利用する「多床室」も多く、プライベートを確保できない可能性もあります。

特別養護老人ホームの費用

初期費用	月額費用
0円	5万～15万円

比較的安価で入居できると紹介しましたが、具体的にどのくらいかかるのかを紹介します。初期費用は0円、月額費用は5万～15万が目安です。最初にまとまったお金が必要なく、他の施設形態に比べるとリーズナブルなこともうれしいポイントです。

特別養護老人ホームの費用についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

入居待ちの期間は、他の施設に仮住まいするのも一案

特別養護老人ホームは人気が高い施設です。そのため、申込みをしても空室が出るまで待機するケースが多いです。入居を希望の方は早めに申し込み、仮押さえしておくことをおすすめします。

「退院が迫ってきたが在宅介護は難しい」など、緊急性が高い場合は、同時進行で他の施設へ入居するのも一案です。民間の施設のなかには、特別養護老人ホームと同じくらい安価な施設もあります。

なお、介護のほんねでは全国の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームを紹介しています。ぜひ、特別養護老人ホームを待機している間の仮住まいをお探しの方も、お気軽にご相談ください。

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