城陽市のグループホーム

介護のほんねでは、「社会福祉法人和光会グループホーム梅林園」、「グループホームひだまり浜道裏」、「グループホーム友愛」をはじめとした、京都府/城陽市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は6件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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城陽市の老人ホーム・介護施設について

城陽（じょうよう）市は、京都府の南部に位置している市です。こちらでは「城陽市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

城陽市の特徴

城陽市役所（KishujiRapid - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

城陽市の人口は7万5,734人です。65歳以上の高齢者人口は2万5,495人で、高齢化率は33.66%になります。

城陽市の面積は32.71㎢です。エリア分けをすると、久津川（くつかわ）地域、寺田地域、富野（との）地域、青谷（あおだに）地域の4つになります。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（1月1日時点）」／城陽市「城陽市人口統計表（令和3年4月1日現在）」

城陽市の魅力

城陽市は、温暖で暮らしやすい気候が魅力です。市の西側には木津川（きづがわ）が流れ、東側には広大な丘陵地がある変化に富んだ地形が特徴のエリアです。

城陽市は、そんな豊かな大地と温暖な気候を生かした特産品が豊富です。伝統的な手法を用いて栽培されているてん茶は、全国茶品評会で産地賞を獲得し、日本一になった実績があります。そのほか、京都府市場で約90%を占めているイチジク、甘みに特徴がある寺田イモが名産です。

また、城陽市内には歴史を感じられる文化財が点在しています。「正道官衙遺跡（しょうどうかんがいせき）」「木造薬師如来立像（もくぞうやくしにょらいりゅうぞう）」などは国指定文化財です。ほかにも「天満神社本殿」「おかげ踊図絵馬（おどりずえま）」といった京都府指定の文化財があります。

城陽市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

城陽市の主要な駅

城陽市には、JR奈良線、近鉄京都線が通っています。主要駅は「城陽」駅です。JR奈良線は京都方面や奈良方面にアクセスできます。

そのほか城陽市では2路線の「城陽さんさんバス」を運行しています。市役所を含む主要な公共施設や各駅を結んでおり、買い物や通院など幅広い用途で利用可能です。

城陽市役所

城陽市役所は、城陽市寺田東ノ口16番地、17番地にあります。城陽さんさんバス「城陽市役所」バス停から徒歩2分です。

要介護認定の申請は、高齢介護課で受け付けています。

参考：城陽市役所

城陽市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

城陽市内には3カ所の地域包括支援センターがあります（2022年4月現在）。そのほか在宅介護支援センターが2カ所あり、相談を受け付けています。

参考：城陽市「介護保険対象外サービス（在宅者対象）として実施しているサービス」

城陽市のイベント

城陽市で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「城陽さくらまつり」は、例年3月下旬から4月上旬にかけて「鴻ノ巣山（こうのすやま）運動公園」をメイン会場として開催されるイベントです。ソメイヨシノや枝垂（しだ）れ桜など約400本の桜を眺められます。

「城陽秋花火大会」は例年10月上旬に「木津川運動公園」で開催されているイベントです。30分で約1,200発の花火が打ち上げられます。毎年約1万2,000人が訪れる、市内有数の花火大会です。

「水度（みと）神社例祭（秋まつり）」は、毎年9月下旬から10月上旬の3日間にかけて「水度神社」で開催されるお祭りです。「神幸祭（しんこうさい）」や「湯立（ゆだて）神事」「還幸祭（かんこうさい）」といった神事が催されます。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

城陽市の高齢者支援制度

城陽市で展開する高齢者支援制度をご紹介します。

紙おむつ購入費支給事業

身体的・精神的な理由から、紙おむつを使用して在宅生活を送っている高齢者に、紙おむつの購入費用を支給します。支給額は市民税非課税世帯は1カ月あたり6,000円、課税世帯は1カ月あたり3,000円です。

対象となるのは、城陽市に住んでおり、下記の全てに該当する方です。

65歳以上の高齢者で身体または精神的な理由から紙おむつを必要としている方
要介護3以上の方
介護保険料を滞納していない方
施設への入所・病院への入院をしていない方

参考：城陽市「紙おむつ購入費支給事業」

高齢者住宅改良助成事業

浴槽の取替え工事にかかる費用を助成しています。上限額は10万円です。助成にあたっては、施工前の申請が必要となります。

対象となるのは、以下の全てに当てはまる方です。

城陽市に住民票があり要支援以上に認定されている
世帯員の前年の所得合計が1,000万円以下

参考：城陽市「高齢者住宅改良助成事業」

訪問理美容サービス事業

理髪店や美容室に足を運ぶことが難しい高齢者を支援するためのサービスです。理容師や美容師が自宅に訪問してサービスを提供する際の交通費などの出張費を、城陽市が負担します。利用者1人につき、1回あたり上限2,000円です。1年度につき3回まで支給されます。

対象者は次の両方に該当する方です。

城陽市に住民票がある在宅高齢者（65歳以上）
老衰、心身の障がいまたは傷病などの理由により、理髪店や美容院に出向くことが困難な方

参考：城陽市「訪問理美容サービス事業」

城陽市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

城陽市で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。城陽市と隣接しているのは宇治市、八幡市、京田辺市、綴喜郡井手町・宇治田原町、久世郡久御山町です。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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