八幡市のグループホーム

介護のほんねでは、「洛和グループホーム八幡橋本」、「グループホーム京都ひまわり園」、「ふくろくの郷」をはじめとした、京都府/八幡市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は3件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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八幡市の老人ホーム・介護施設について

八幡市は京都府の南西部に位置する市です。こちらでは「八幡市での高齢者の暮らし」についてご紹介していきます。

八幡市の特徴

八幡市役所、京都府、日本（アラツク - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

八幡市の人口は6万9,952人です。そのうち65歳以上の高齢者人口は2万2,117人で、高齢化率は31.62％となっています。八幡市の面積は、24.35㎢です。参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2022年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（7月1日時点）」

八幡市の魅力

八幡市は、大阪市と京都市の中間地点という交通アクセスの良いエリアです。また、西部にある男山から南部にある美濃山地域にかけては、なだらかな丘陵地帯が形成されています。平地部には一級河川である大谷川や防賀川が流れており、中央部から東部にかけて田園地帯が広がっています。

甘みと柔らかさが特長の筍、木津川沿いで栽培されている碾茶などは、八幡市の特産品です。碾茶は、抹茶の原料となる高級な茶葉です。そのほかに、「幸水」や「豊水」などの品種がある梨、精進料理に使われる大根干しなどの特産品があります。

日本三大八幡宮の一つである「石清水八幡宮」、国指定重要文化財の「正法寺」などは、八幡市にある歴史遺産です。ほかにも、全長356.5mで日本最長級の木橋となっている「上津屋橋」や、全国の鋼索鉄道で日本一の高さを有する男山ケーブル線といった観光スポットも市内に点在しています。

八幡市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

八幡市の主要な駅

八幡市には、京阪本線と京阪鋼索線（石清水八幡宮参道ケーブル）が走っています。主要な駅は「石清水八幡宮」駅です。京阪本線を利用すると、上りで三条・出町柳方面、下りで淀屋橋・中之島線方面へアクセスできます。

また、八幡市では「コミュニティバスやわた」を運行しています。八幡市を東西に結ぶバスで、市役所や病院などを経由しています。

八幡市役所

八幡市役所の所在地は、八幡市八幡園内75です。「八幡市役所前」バス停から徒歩約2分で到着します。

要介護認定の申請・相談先は、健康部高齢介護課です。

参考：八幡市役所

八幡市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

八幡市の地域包括支援センターは「ほっとあんしんネット」という愛称で、計4カ所設置されています（2016年7月1日現在）。

参考：八幡市「高齢者の相談窓口　ほっとあんしんネット（八幡市地域包括支援センター）」

八幡市のイベント

八幡市で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「太鼓まつり」は、例年7月に「高良神社」で開催されています。見どころは「高良神社」に計7基の神輿が集まる「宮入」です。神輿が太鼓や人を乗せて進む様子を観賞できます。

「御園神社ずいきみこし」は、例年10月の第2土曜日に「上奈良御園神社」で開催されます。京都府の無形民俗文化財に登録されているお祭りです。ずいきとはサトイモのことを指し、ずいきの茎で屋根を作った神輿に、その年に収穫された約30種類の野菜が飾り付けられます。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

八幡市の高齢者支援制度

八幡市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

シルバーライフラインシステム事業

緊急時に備えて、緊急通報装置を貸与する事業です。希望者には、毎月1回「お元気コール事業」を実施し、生活状況のヒアリングもおこないます。機器の設置費用と賃借料は無料です。なお、電話回線を利用するための通話料は自己負担となります。

対象となるのは、八幡市に住所を有しており、以下のいずれかの条件に該当する方です。

65歳以上で1人暮らしをしている方
身体障がい者手帳1級もしくは2級の交付を受けた1人暮らしの方
市長が必要だと認めた方

問い合わせは、八幡市役所健康部高齢介護課で受け付けています。

参考：八幡市「シルバーライフラインシステム事業」

八幡市あんしんネットワーク事業

認知症高齢者などの見守りや早期捜索をおこなうため、認知症高齢者の方が本人の特徴や連絡先を事前登録する制度です。情報を事前に登録しておくことで、行方不明の際に警察署や協力機関などに速やかに情報提供がおこなえます。

本事業の詳細や登録方法については、下記の参考ページよりご確認いただけます。

参考：八幡市「八幡市あんしんネットワーク事業」

はつらつ健康教室

高齢者の閉じこもり防止を目的とした取り組みです。1年を通して市内の各会場で、軽い運動や脳トレなどを実施しています。参加費は、初回に保険代として100円が必要となります。

本事業の対象者は、65歳以上の八幡市民です。ただし、介護保険の通所サービスを利用している方や、一部の介護予防教室に参加している方は対象外となります。問い合わせは、八幡市役所健康部健康支援課で承っています。

参考：八幡市「はつらつ健康教室の参加者を募集しています！」

八幡市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

八幡市で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。八幡市が隣接しているのは、京都市伏見区、城陽市、京田辺市、乙訓郡大山崎町、久世郡久御山町、大阪府の枚方市、三島郡島本町です。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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