横浜市中区の要介護の受入が可能な特別養護老人ホーム

介護のほんねでは、「特別養護老人ホーム　本牧ホーム」、「特別養護老人ホーム　新山下ホーム」をはじめとした、神奈川県/横浜市中区の老人ホームを掲載中。そのなかでも特別養護老人ホーム/要介護の条件に当てはまる施設は2件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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横浜市中区の老人ホーム・介護施設について

中区は、横浜市の臨海部の中央に位置する行政区です。こちらでは「横浜市中区での高齢者の暮らし」について紹介します。

横浜市中区の特徴

横浜市中区役所（Kakidai - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

横浜市中区の人口は15万3,309人です。65歳以上の高齢者人口は3万6,051人で、高齢化率は23.52％となっています（2021年1月1日現在）。

面積は21.50㎢です。エリア分けをすると「関内・関外」「新山下」「山手」「本牧（ほんもく）・根岸」「港湾・臨海」の5つに分かれます。

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／横浜市「中区まちづくり方針＞第１章」／国土交通省国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

横浜市中区の魅力

横浜市中区は、数多くの観光名所がある区です。「横浜中華街」「山下公園」「横浜赤レンガ倉庫」をはじめとして、異国情緒あふれるスポットが集結しています。山下公園からは横浜ベイブリッジや横浜港が一望できます。

観光名所だけでなく、市街地全体を見ても、中国・西洋の文化と融合した建物が多く立っています。いわゆる「ヨコハマ」のイメージを体現したようなオシャレな町並みのエリアです。

また、観光地にちなんだ名産品があります。なかでも崎陽軒（きようけん）の「シウマイ」は区を代表する名産品で、特に駅弁としておなじみです。

横浜市中区の主要な駅・区役所・地域包括支援センター

横浜市中区の主要な駅

横浜市中区には、JR根岸線、横浜高速鉄道みなとみらい線、横浜市営地下鉄ブルーライン、京急本線が走っています。主要な駅は「桜木町」駅です。「横浜」駅まで最速で5分以内、東京都の「品川」駅まで約30分でアクセスできます。

中区役所

中区役所の所在地は、横浜市中区日本大通35です。みなとみらい線「日本大通り」駅3番出口から徒歩4分です。JR「関内」駅南口と市営地下鉄「関内」駅1番出口からは徒歩7分で到着します。

要介護認定の申請は、高齢・障害支援課で受け付けています。

参考：中区役所

横浜市中区の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

横浜市では、地域包括支援センターを「地域ケアプラザ」と呼んでいます。横浜市中区には地域ケアプラザが6カ所設置されています。

参考：横浜市「横浜市の地域包括支援センター一覧」

横浜市中区のイベント

第65回、イセザキモールのフロート。（妖精書士 - 投稿者自身による作品, CC0, リンクによる）

横浜市中区内で毎年恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「ザよこはまパレード（国際仮装行列）」は、毎年5月初旬に「関内」駅周辺で開催されています。黒船を模したフロートやマーチングバンド、ダンスチームが多数参加する華やかなイベントです。目玉の「スーパーパレード」は、全長3.4㎞にも及びます。

「ハローよこはま（中区民祭り）」は、毎年10月に横浜公園周辺で開催されるイベントです。チアダンス、書道家、演奏家などジャンルを問わず、区内を拠点に国内外で活躍する団体のパフォーマンスを楽しめます。また、飲食の露店や企業のPRブースが並びます。

老人ホームや介護施設によっては、地域のイベントに参加することがあります。興味がある方は入居前に施設に確認してみましょう。

横浜市中区の高齢者支援制度

横浜市中区で利用できる高齢者の支援制度を紹介します。

敬老特別乗車証（敬老パス）

横浜市が指定した交通機関に無料で乗車できる「敬老パス」を交付します。乗車できるのは、横浜市営バスほか各種路線バスや、横浜市営地下鉄、金沢シーサイドラインです。交付には、収入状況などに応じた負担金が必要です。障害者などの方は無料、それ以外は年額3,200～2万500円の利用者負担が発生します。

対象は横浜市内在住の70歳以上の方です。問い合わせは、高齢・障害支援課で受け付けています。

参考：横浜市「敬老特別乗車証（敬老パス）」

高齢者食事サービス事業

栄養バランスが整った食事を自宅まで配達するサービスです。配達時に安否確認をおこないます。昼食か夕食のうち1日1食、週5日まで利用できます。利用料金は、1食あたり700円以内です（ただし治療食の場合は700円を超える場合があります）。

対象は「一人暮らしまたはそれに準じる世帯」の方のうち、以下の要件を満たす方です。

要介護2以上である
要支援または要介護1で、認知症があり（認知症高齢者日常生活自立度II以上）、食事の確保が難しい
要支援または要介護1で、低栄養状態のリスクが高く食事の確保が難しい
身体障害者で、心身の障害等の理由により食事の確保が難しい
上記の規定に関わらず、福祉保健センター長に必要を認められている

問い合わせは、高齢・障害支援課で受け付けています。

参考：横浜市「高齢者食事サービス事業」

横浜市認知症高齢者等見守りシール事業

行方不明になった認知症の人の早期発見と保護に役立つ「見守りシール」を配布しています。発見者がシールに印字されたQRコードを読み取ると、対象者の身元がわかる仕組みです。手荷物に貼れる「シールタイプ」36枚、衣服に貼れる「アイロンシートタイプ」34枚を配布します。

サービスの利用には、認知症の方の情報を記録する「認知症⾼齢者等ＳＯＳネットワーク」への登録が必要です。

対象は、以下の条件を満たす方です。

横浜市民である
在宅生活をしている（施設入所や長期入院の方は除く）
認知症⾼齢者等SOSネットワークの事前登録および、神奈川県・神奈川県警察への登録情報の提供に同意している
迎えに⾏ける家族等がいる

お問い合わせは中区役所高齢・障害支援課で受け付けています。

参考：横浜市「認知症高齢者等SOSネットワーク」

横浜市中区で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

横浜市中区で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。横浜市中区は横浜市西区・南区・磯子区と隣接しています。

特別養護老人ホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここでは特別養護老人ホームへの入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたい特別養護老人ホームの特徴」をご紹介します。

特別養護老人ホームの入居条件は満たしていますか？

通称「特養」と呼ばれている特別養護老人ホームは、費用が安価であるため人気です。特別養護老人ホームへの入居を希望の方は、まずは入居条件が満たしているかを確認しておくことをおすすめします。

特別養護老人ホームの入居条件

特別養護老人ホームの入居条件は主に以下の3点です。

要介護3以上で65歳以上の高齢者
特定疾病が認められた要介護3以上の40～64歳までの人
特例条件に当てはまる要介護1～2の人

要介護3以上の認定を受けた要介護度が重い方でなければ入居できません。ただし以下の特例条件に当てはまる方は要介護1、2だとしても入居可能です。

特例条件

認知症で、症状・行動や意思疎通の困難さが頻繁に見られる人
知的障害・精神障害等を伴い、症状・行動や意思疎通の困難さなどが頻繁に見られる人
家族からの深刻な虐待が疑われるなど、心身の安全・安心の確保が困難な人
単身世帯や、同居家族が高齢または病弱であるなど、家族による支援が期待できない

特別養護老人ホームの特徴を把握していますか？

国が運営する公的な施設

特別養護老人ホームは自治体や社会福祉法人が運営する公的な施設です。また介護保険制度で定められた「介護保険施設」でもあります。介護老人保健施設（老健）や介護医療院、介護療養型医療施設も介護保険施設に含まれます。

介護サービスの自己負担額は1～3割

施設内の介護サービスに関しては介護保険を利用できるため、自己負担額は1～3割で済みます。また初期費用はなく、月額費用も、他の施設形態に比べて安価です。

看取りまで対応できる

多くの特別養護老人ホームは、終身利用が可能であり「終の棲家」として入居できます。よって他の介護保険施設や、有料老人ホームに比べて入居期間が長く、平均で約4年です。参考：厚生労働省「介護老人福祉施設（参考資料）」

特別養護老人ホームの特徴についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

特別養護老人ホームのメリット・デメリット

では入居条件と特徴を踏まえて、メリットとデメリットについて紹介します。あらためて求める条件に合うかをご確認ください。

特別養護老人ホームのメリット

特別養護老人ホームのメリットは、介護サービスが充実しているうえに費用が安価というリーズナブルさに尽きます。また公的機関が運営している施設であり、入居中に施設が倒産するリスクも低いです。

さらに看取りまで終身にわたって利用できる施設が多いため、家族としても安心です。

特別養護老人ホームのデメリット

要介護3以上でなければ入居できないのがデメリットです。さらに特別養護老人ホームの場合は複数で1つの部屋を利用する「多床室」も多く、プライベートを確保できない可能性もあります。

特別養護老人ホームの費用

初期費用	月額費用
0円	5万～15万円

比較的安価で入居できると紹介しましたが、具体的にどのくらいかかるのかを紹介します。初期費用は0円、月額費用は5万～15万が目安です。最初にまとまったお金が必要なく、他の施設形態に比べるとリーズナブルなこともうれしいポイントです。

特別養護老人ホームの費用についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

入居待ちの期間は、他の施設に仮住まいするのも一案

特別養護老人ホームは人気が高い施設です。そのため、申込みをしても空室が出るまで待機するケースが多いです。入居を希望の方は早めに申し込み、仮押さえしておくことをおすすめします。

「退院が迫ってきたが在宅介護は難しい」など、緊急性が高い場合は、同時進行で他の施設へ入居するのも一案です。民間の施設のなかには、特別養護老人ホームと同じくらい安価な施設もあります。

なお、介護のほんねでは全国の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームを紹介しています。ぜひ、特別養護老人ホームを待機している間の仮住まいをお探しの方も、お気軽にご相談ください。

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