川崎市麻生区の要支援の受入が可能なサービス付き高齢者向け住宅

介護のほんねでは、「ディーフェスタ麻生」、「和気ハウス麻生」、「ココファン柿生」をはじめとした、神奈川県/川崎市麻生区の老人ホームを掲載中。そのなかでもサービス付き高齢者向け住宅/要支援の条件に当てはまる施設は4件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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川崎市麻生区の老人ホーム・介護施設について

麻生（あさお）区は、川崎市を構成する区の一つで西北端に位置しています。こちらでは「川崎市麻生区での高齢者の暮らし」に関する情報をご紹介します。

川崎市麻生区の特徴

麻生区役所（CC 表示-継承 3.0, リンク）

川崎市麻生区の人口は17万8,594人です。そのうち65歳以上の高齢者は4万1,692人で、高齢化率は23.34%となっています（2021年1月1日現在）。

面積は23.25㎢で、川崎市内では川崎区に次いで2番目に面積が大きい区です（2021年7月1日現在）。

多摩丘陵の一部を占めており、区全域を通して標高が高いのが特徴です。また、多くの川の水源地となっています。

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調30ページ」

川崎市麻生区の魅力

川崎市麻生区は、買い物やレジャーに便利なエリアです。特に「新百合ヶ丘」駅には、大型ショッピングセンターや複合映画館などの商業施設があります。

一方で、区の面積の約4分の1を農地や山地が占めており、自然豊かな環境です。そんな自然環境を生かした特産品が、「禅寺丸柿（ぜんじまるかき）」です。日本最古の甘柿品種として知られ、区民に愛されています。

また、川崎市麻生区は芸術と文化の街でもあります。「川崎市アートセンター」「昭和音楽大学」「日本映画大学」といった施設があります。

川崎市麻生区の主要な駅・区役所・地域包括支援センター

川崎市麻生区の主要な駅

川崎市麻生区は、京王相模原線、小田急小田原線・多摩線が運行しています。主要な駅は、「新百合ヶ丘」駅、「若葉台」駅、「柿生（かきお）」駅です。

なかでも「新百合ヶ丘」駅は、特急ロマンスカーの停車駅なので、小田原・箱根方面へのアクセスに役立ちます。また、バス路線も充実していて、成田空港・羽田空港への移動に便利です。

麻生区役所

区役所には、要介護認定の申請、助成金の申請、住民票の受け取りと、さまざまな手続きをするための窓口が設置されています。

麻生区役所は、川崎市麻生区万福寺1-5-1にあります。「麻生区役所前」バス停から徒歩3分、「新百合ヶ丘」駅から徒歩4分で到着します。

川崎市麻生区で要介護認定を申請する場合は、高齢・障害課介護認定担当の窓口で受け付けています。

参考：麻生区役所

川崎市麻生区の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。

保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

川崎市麻生区には、7カ所の地域包括支援センターが設置されています（2021年4月7日現在）。介護や医療に関するお悩みがあれば、お住まいの地域を担当するセンターに相談してみてください。

参考：川崎市「地域包括支援センターについて」

川崎市麻生区のイベント

川崎市アートセンター（CC 表示-継承 3.0, リンク）

川崎市麻生区で毎年開催されるイベント・お祭りを紹介します。

「麻生不動のだるま市」は、麻生不動院で毎年1月に開催されています。無病息災や家内安全のご利益があるだるまを求め、多くの人が訪れる盛大なお祭りです。境内ではだるまが販売されるほか、飲食などの露店でにぎわいます。

「禅寺丸柿まつり」は、毎年10月に「柿生」駅前の広場で開催されます。禅寺丸柿の収穫期に合わせて催され、柿の即売会や皮むき大会、ステージパフォーマンスもあり、大いに盛り上がるイベントです。

「KAWASAKIしんゆり映画祭」は、「新百合ヶ丘」駅周辺で毎年秋におこなわれています。地域住民や企業が協力して作り上げる映画祭で、さまざまな作品が上映されます。著名な映画監督や俳優もゲストに訪れるため、注目を集めるイベントです。

川崎市麻生区の高齢者支援制度

川崎市が展開する麻生区での高齢者支援制度をご紹介します。

訪問理美容サービス

自宅に理容師・美容師が訪問し、各サービスを提供してくれます。理容サービスは調髪、顔そり、洗髪（ドライシャンプー）で、美容サービスはカット、シャンプー（ドライシャンプー）、ブローになります。料金は所得に関わらず1回あたり2,000円で、年6回まで利用が可能です。

対象者は「川崎市在住」「65歳以上」「在宅生活」「要介護3～5」「理美容院に行けない」の5点を満たす方です。

参考：川崎市「訪問理美容サービス」

寝具乾燥

自宅に寝具乾燥車が訪問し、寝具の乾燥または丸洗いを実施します。利用できる回数は年間おおむね4回です。

対象者は「65歳以上の在宅の高齢者」「要介護3～5」の2点を満たす方です。なお、利用者階層区分によって負担率が異なります。利用者階層区分については、下記の川崎市のホームページを参照してください。

参考：川崎市「寝具乾燥」

高齢者等緊急通報システム

一人暮らしの高齢者に万が一の事態が発生した場合に、すぐに連絡できる体制を整えるサービスです。外出先でも利用できる携帯型と、自宅内に設置しておく自宅設置型の2つの緊急通報システムから、いずれか1つを利用できます。どちらも24時間365日体制で緊急時の対応が可能です。

対象者は、それぞれ以下の通りです。

携帯型	自宅設置型
65歳以上の在宅高齢者で、慢性疾患があり日常的に注意が必要な方のうち、以下のいずれかに該当する方一人暮らし同居人が日中不在、または重度の要介護者同居人が65歳以上で慢性疾患があり、日常生活に注意が必要 75歳以上の一人暮らしの方認知症による徘徊のため生命に危険の可能性があり、下記いずれかに該当する方 65歳以上若年性認知症で要介護1～5と認定された方	以下のすべてを満たす方 65歳以上慢性疾患があり、日常生活に注意が必要な方一人暮らし、またはそれに準ずる世帯の方

携帯型

自宅設置型

65歳以上の在宅高齢者で、慢性疾患があり日常的に注意が必要な方のうち、以下のいずれかに該当する方
- 一人暮らし
- 同居人が日中不在、または重度の要介護者
- 同居人が65歳以上で慢性疾患があり、日常生活に注意が必要
75歳以上の一人暮らしの方
認知症による徘徊のため生命に危険の可能性があり、下記いずれかに該当する方
- 65歳以上
- 若年性認知症で要介護1～5と認定された方

以下のすべてを満たす方
- 65歳以上
- 慢性疾患があり、日常生活に注意が必要な方
- 一人暮らし、またはそれに準ずる世帯の方

なお、利用料は所得に応じて無料から月額4,580円まで異なります。利用したい方は、事前にご確認ください。

参考：川崎市「高齢者等緊急通報システム」

川崎市麻生区で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

川崎市麻生区内で老人ホームを探していて希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。川崎市麻生区は、多摩区・宮前区、横浜市青葉区、東京都の稲城市、多摩市、町田市と隣接しています。

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたいサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）の特徴」をご紹介します。

あらかじめ押さえておきたいのは、サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」と「介護型」があることです。同じサービス付き高齢者向け住宅でも、両者間にはサービス内容に大きな違いがありますので、ご注意ください。

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は満たしていますか？

入居条件を満たしていないと入居できませんので、あらかじめ確認しておく必要があります。サービス付き高齢者向け住宅は、「一般型」と「介護型」があります。両方とも「60歳以上の方」か「60歳未満で要介護認定を受けた方」が条件です。

ただし「一般型」は専門的な医療措置が難しいので、介護度が重い方は入居できません。一方「介護型」の場合は自立から要介護5まで幅広く受け入れができます。

サービス付き高齢者向け住宅の提供サービスを把握していますか？

一般型と介護型ではサービス内容にも違いがあります。希望しているサービス付き高齢者向け住宅がどちらに属するのかを検討時に把握しておくのがおすすめです。

一般型の特徴

一般型の場合は、安否確認や生活相談サービスを提供しています。身体介助やリハビリなどの「介護サービス」は提供していません。利用する際は外部事業者と別で契約する必要があります。

介護型に比べると、介護が必要のない自立している方が安心して暮らせるホームです。

介護型の特徴

一般型に比べると、要介護度が重い方が多く入居しています。そのため「特定施設入居者生活介護」と認められています。特定施設入居者介護に認定されていると、外部事業者を使うことなく施設内で介護サービスを受けられるのです。

特定施設入居者生活介護について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット・デメリット

具体的に他の施設タイプと比較して、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて紹介します。「ご自身が望んでいる条件」と比較しながらご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット

サービス付き高齢者向け住宅のメリットは、高齢者が安心して暮らせる住まいであることです。比較的自立の方も多く、気軽に外出できるなど行動の自由度が高いといえます。自宅での生活とほとんど変わらず過ごせるうえ、日中もしくは24時間スタッフが常駐しているため安心です。施設内はバリアフリー構造であるため、怪我の心配を軽減できるのも大きな魅力になります。