横須賀市の老人ホーム・介護施設について
横須賀市は、神奈川県南東部の三浦半島に位置している中核市です。ここでは、「横須賀市での高齢者の暮らし」について、ポイントをご紹介します。
横須賀市の特徴
横須賀市役所(Waka77 - 投稿者自身による作品, CC0, リンクによる)
横須賀市の面積は100.82㎢、人口は39万6,992人です。65歳以上の高齢者の人口は、12万6,375人であり、高齢化率は、31.83%となっています(2021年1月1日現在)。
横須賀市は、以下の10エリアに分けられます。なお東京湾で唯一の自然島・猿島(さるしま)は、本庁エリアに含まれています。
横須賀市の魅力
横須賀市は、ペリーが率いる4隻の黒船が来航した場所として知られています。今でも軍港が残されており、歴史深い街として親しまれています。ペリーが来航した場所には「ペリー公園」があります。
その他に、ブルーベリー狩りができる「ファーマシーガーデン浦賀」や、野菜の収穫、動物とのふれあい体験ができる「長井海の手公園(ソレイユの丘)」といったスポットがあります。
横須賀は米軍基地の街というイメージがありますが、治安は良好です。神奈川県警「平成26年刑法犯市町村別認知件数」の調べによると、神奈川県内の人口20万人以上の9市で犯罪発生件数が最も低いです。一般的な住宅エリアは非常に閑静で、治安の良さは横須賀市の魅力です。
参考:横須賀市「1面
住むまち横須賀の魅力」
横須賀市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター
横須賀市の主要な駅
横須賀市には、JR横須賀線や京急本線、京急久里浜線といった路線が走っています。主要な駅は「横須賀」駅や「久里浜」駅、「浦賀」駅です。
またコミュニティバス「ハマちゃんバス」が運行しています。横須賀市はエリアによっては、急な坂が多かったり、道が狭かったりするため、路線バスが走らないエリアの移動手段として利用されています。
参考:横須賀市「コミュニティバス『ハマちゃんバス』」
横須賀市役所
横須賀市役所の所在地は、横須賀市小川町11です。 京浜急行「横須賀中央」駅から徒歩約7分の場所にあります。
なお、要介護認定の申請窓口は、介護保険課(分館2階4番窓口)または健康福祉センターです。
参考:横須賀市役所
横須賀市の地域包括支援センター
地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩みごとを無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。
保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。
横須賀市の地域包括支援センターは12カ所です。各エリアに地域包括支援センターが設置されているため、それぞれの担当地区を確認しておくと問い合わせやすくなります。
参考:横須賀市「地域包括支援センター」
横須賀市のイベント
横須賀市西地区納涼花火大会
横須賀市内で毎年恒例となっているイベント・お祭りを紹介します。
「横須賀市西地区納涼花火大会」は陸上自衛隊武山駐屯地で毎年8月末に開催されます。約1,300発の花火が上がり、露店が並びます。横須賀市の夏を締めくくるイベントです。
「よこすかみこしパレード」は毎年10月に開催されます。横須賀市内各地から神輿(みこし)や山車(だし)が集まり、「横須賀」駅前から中央大通り、米海軍横須賀基地内にあるクレメント通りを通り抜けます。日本の伝統的な祭りとアメリカの雰囲気が融合された横須賀市ならではの光景です。
老人ホーム・介護施設によっては、外出レクリエーションの一貫として地域のイベントに参加します。気になる方は、施設職員に「どんなイベントに参加しているのか」を聞いてみましょう。
横須賀市の高齢者支援制度
横須賀市が展開する高齢者の支援制度を紹介します。
はつらつシニアパス
70歳以上の横須賀市民を対象に、6カ月間市内のバス路線が乗り放題になる「はつらつシニアパス」を1万9,500円(税込)で発売しています。
購入できる期間は「6月1日~7月31日」「12月1日~翌年1月31日」の毎年2回です。下記の京急バスの営業所・案内所にて購入できます。
購入できる場所
- 京急バス追浜営業所
- 京急バス衣笠十字路案内所
- 京急バス汐入案内所
- 京急バス横須賀案内所
- 京急バス堀内営業所
- 京急バス浦賀案内所
- 京急バス久里浜案内所
- 京急バス逗子営業所
- 京急バス三崎口案内所
参考:横須賀市「はつらつシニアパス」
認知症予防教室
65歳以上の横須賀市民を対象に、認知機能の維持・向上を目的とした教室を開催しています。
初回は、認知機能を把握するための「ファイブ・コグ検査」、頭で考える課題と身体を動かすエクササイズを同時におこなう「コグニサイズ」を受けられます。
久里浜コミュニティセンターで開催され、費用は無料です。参加を希望したい方は、横須賀市役所の民生局福祉部健康長寿課まで問い合わせてみてください。
参考:横須賀市「認知症予防教室」
フレイル予防事業
フレイルとは、心身の活力(筋力・認知機能・社会とのつながり)の低下が原因で虚弱な状態になることを意味します。
フレイル予防事業では、65歳以上の横須賀市民を対象に「フレイルチェック教室」を開催。また「フレイルサポーター養成講座」を実施し、フレイル予防活動の大切さを地域に根付かせています。問い合わせの受付窓口は、横須賀市役所の民生局福祉部健康長寿課です。
参考:横須賀市「フレイル予防事業」
横須賀市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる
横須賀市で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。横須賀市は、横浜市、逗子市、三浦市、三浦郡葉山町、また海を隔てて千葉県富津市と隣接しています。特に県庁所在地である横浜市は老人ホーム・介護施設が多いエリアです。