肝属郡肝付町のグループホーム

介護のほんねでは、「グループホーム銀河の里」、「グループホーム春光苑」、「グループホーム　ありがとう」をはじめとした、鹿児島県/肝属郡肝付町の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は7件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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認知症でもご安心ください。認知症での入居が相談可能な施設をご紹介します。

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肝属郡肝付町の老人ホーム・介護施設について

肝属郡（きもつきぐん）肝付町（きもつきちょう）は、鹿児島県本土の東南部に位置する町です。こちらでは「肝属郡肝付町での高齢者の暮らし」についてご紹介していきます。

肝属郡肝付町の特徴

肝付町役場

肝属郡肝付町の人口は1万4,548人です。65歳以上の高齢者人口は6,107人で、高齢化率は41.98％となっています。肝付町の面積は308.05㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2022年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（4月1日時点）」

肝属郡肝付町の魅力

肝属郡肝付町は林野地帯が面積の約80％を占める、自然豊かな地域です。中心部には、900m級の国見山、黒尊（くろそん）岳、甫与志（ほよし）岳が連なる肝属山系があります。

また50kmにおよぶ海岸線もあり、海の資源にも恵まれているのが魅力です。岸良（きしら）海岸や辺塚（へつか）海岸は、ウミガメの産卵地です。肝付町は、美しい海岸とウミガメを守る活動に力を注いでいます。

そのほか肝付町は、JAXAの「内之浦宇宙空間観測所」があることで有名です。年に数回ほどロケットの打ち上げがおこなわれており、1960年の設立以来、400機近くが発射されています。また、敷地内には「ロケット桜」の愛称で親しまれている約50本の桜があります。1月下旬から2月上旬ごろに開花するため、一足早く桜の花を楽しめます。

肝属郡肝付町の主要な駅・町役場・地域包括支援センター

肝属郡肝付町の主要な駅

肝属郡肝付町内には、鉄道の駅がありません。町内では路線バスが運行しています。また、高山エリア・内之浦エリア・岸良エリアでは、AI（人工知能）を使った乗り合いタクシー「肝付町おでかけタクシー」を利用できます。

肝付町役場

肝付町役場には、本庁舎、支所、出張所があります。所在地やアクセスは下記の通りです。

施設名	所在地	最寄りバス停からの所要時間
肝付町役場本庁舎	肝属郡肝付町新富98	「役場前」バス停から約1分
内之浦総合支所	肝属郡肝付町南方2643	「内之浦役場前」バス停から徒歩約3分
岸良出張所	肝属郡肝付町岸良482-1	最寄りバス停・駅はありません

要介護認定の申請は、本庁舎の福祉課介護保険係で受け付けています。

参考：肝付町役場

肝属郡肝付町の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」などを業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

肝属郡肝付町では、地域包括支援センターが1カ所設置されています（2021年2月26日現在）。そのほか、サブセンターが3カ所設置されています。

参考：肝属郡肝付町「地域包括支援センター」

肝属郡肝付町のイベント

流鏑馬（ja:User:Sanjo - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

肝属郡肝付町で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「うちのうらロケット祭り」は、例年8月中旬に肝付町商工会内之浦支所駐車場で開催されるお祭りです。「八坂神社」の例祭、みこし巡行のほか、子どもの太鼓演奏などのステージ発表、抽選会といった数々の催しがおこなわれます。フィナーレには盛大な打ち上げ花火もあります。

「高山（こうやま）やぶさめ祭」は、例年10月の第3土曜日に「四十九所神社（しじゅうくしょじんじゃ）」の宮之馬場で開催されるお祭りです。流鏑馬（やぶさめ）は鎌倉時代から900年以上の歴史と伝統があり、国家の安泰、悪疫退散、五穀豊穣を祈願しておこなわれる伝統行事です。射手は全国的に大人が多いなか、肝付町では中学生が務めることが特徴となっています。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

肝属郡肝付町の高齢者支援制度

肝属郡肝付町が展開する高齢者支援制度をご紹介します。

高齢者給食サービス

一人暮らしの高齢者に、食関連サービスの利用調整や配食サービスをおこなう事業です。食生活の改善や健康の増進を目指します。

利用料金は、以下の通りです。

課税世帯：1食400円
非課税世帯：1食350円

対象は、次の1～3をすべて満たす方です。

肝属郡肝付町に在住し、自力で食事の調整ができない、もしくは調整が困難な方
次のいずれかに当てはまる方
- おおむね65歳以上で一人暮らし、または高齢者のみの世帯の方
- 高齢者と身体障がい者のみの世帯、または身体障がい者のみの世帯の方
何らかの介護サービスを受けている方

お問い合わせは、肝付町役場福祉課福祉推進係、在宅介護支援センター、地域包括支援センターで受け付けています。

参考：肝属郡肝付町「高齢者給食サービス」

家族介護用品（紙おむつ）の支給

重度の在宅高齢者を介護している家族の身体的・精神的・経済的な負担を軽減し、要介護高齢者の在宅生活の継続をサポートする事業です。紙おむつなどの介護用品と引き換えられる支給引換券を交付します。

支給限度額は、一人あたり年額6万円です。介護家族用品支給引換券は偶数月（2カ月に一度）に交付します。受給対象の方は、引換券を指定の町内の薬店または調剤薬局で提示することで、介護用品を受け取れます。

対象となるのは、以下の要件を満たす方を現に介護している、町民税非課税世帯の家族の方です。

肝属郡肝付町に1年以上住所を有する方
要介護4以上で、在宅の高齢者の方
町民税非課税世帯に属する方

お問い合わせは、肝付町役場福祉課福祉推進係で受け付けています。

参考：肝属郡肝付町「家族介護用品（紙おむつ）の支給」

肝付町シルバーカー購入費助成金交付事業

町内で在宅生活をしている歩行困難な高齢者が、シルバーカーを購入する際の費用の一部を助成する事業です。助成対象のシルバーカーの仕様は以下の通りです。

4脚で、車輪で移動するもの
椅子の機能を持つもの
荷物入れを持つもの
ハンドル・フレーム・ストッパーなどで構成されているもの
SG規格の適合商品であるもの

なお、対象となるのは「町が指定する福祉用具取扱業者」または「町が指定する町内の事業者」から購入した場合に限ります。申請にあたっては、以下の書類が必要です。

所定の申請用紙
シルバーカーを購入した際の領収証など
シルバーカーの仕様が確認できる書類など
そのほか、町長が必要と認めた書類

助成額は、購入した金額の半額で、8,000円を上限とします。過去にこの事業を利用したことのある方は、前回の交付決定から3年経過した日以降に再申請が可能です。

対象となるのは、肝属郡肝付町に住民登録をしていて、在宅生活を送る、歩行困難な70歳以上の高齢者の方です。お問い合わせは、肝付町役場福祉課福祉推進係で受け付けています。

参考：肝属郡肝付町「肝付町シルバーカー購入費助成金交付事業」

肝属郡肝付町で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

肝属郡肝付町で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。肝属郡肝付町の隣接地域は、鹿屋市、肝属郡東串良町・錦江町・南大隅町です。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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