曽於市のグループホーム

介護のほんねでは、「グループホーム　ぬくもりの里」、「グループホーム　高松みどりの里」、「グループホーム愛の家」をはじめとした、鹿児島県/曽於市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は12件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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曽於（そお）市の老人ホーム・介護施設について

曽於（そお）市は、鹿児島県の東部にある大隅（おおすみ）半島の北部に位置する市です。こちらでは「曽於市での高齢者の暮らし」について紹介します。

曽於市の特徴

曽於市役所本庁（末吉支所）（ja:User:Sanjo - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによる）

曽於市の人口は3万4,853人です。65歳以上の高齢者人口は1万4,272人で、高齢化率は40.95％となっています。曽於市の面積は390.14㎢です。

参考：参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（1月1日時点）」

曽於市の魅力

曽於市は、水や緑に触れられるスポットが豊富です。全国遊歩百選の森に認定された「悠久の森」や「桐原の滝」では、大自然のなかで四季折々の風景が楽しめます。また「日光神社」から「城山運動公園」までの並木道は桜の名所です。春になると山桜と八重桜が織りなすアーチを眺められます。

また、曽於市には歴史を感じさせる場所が点在しています。「溝ノ口洞穴」は、数千年の長い年月をかけてできたといわれる洞窟です。縄文人の生活跡が発見されており、現在は洞穴を会場としたお祭りが催される神聖な場所となっています。このほか、複数の仏像がまつられている「岩屋観音」や「広津田の田之神像」といったスポットがあります。

曽根市の特産品は「弥五郎すいか」です。糖度11％以上でないと認められないブランドすいかで、甘みが強く大きいのが特徴です。このほか、甘味のある「やごろう豚」や、和牛生産が盛んな鹿児島県のなかでトップクラスの生産量がある「黒毛和牛」といった特産品があります。

曽於市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

曽於市の主要な駅

曽於市内には、JR日豊（にっぽう）本線が走っています。主要な駅は「財部（たからべ）」駅です。「鹿児島中央」駅まで約1時間30分、宮崎県の「都城（みやこのじょう）」駅まで約12分で移動できます。

また、曽於市では路線バスのほかに、コミュニティバスの「思いやりバス」や乗り合いタクシーの「思いやりタクシー」が走行しています。公民館や福祉センターなどに停留所が設置されており、市内の移動に便利です。

曽於市役所

曽於市役所の所在地は、曽於市末吉町二之方1980です。鹿児島空港より車で約50分、東九州自動車道「末吉財部」インターより車で約10分、JR日豊本線「財部」駅より車で約25分です。

要介護認定の申請は、介護福祉課介護保険係窓口で受け付けています。

参考：曽於市役所

曽於市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

曽於市内には、1カ所の地域包括支援センターが設置されています（2022年4月1日）。

参考：曽於市「曽於市地域包括支援センター」

曽於市のイベント

岩川八幡神社の弥五郎どん（2011年11月3日）（ja:User:Sanjo - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

曽於市内で毎年恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「弥五郎どん祭り」は、毎年11月上旬に岩川八幡神社でおこなわれます。「弥五郎どん」は、かつて実在した男性をモチーフにした全長4m85㎝の巨大な人形です。祭りの見どころである「浜下り」では、網に引かれた「弥五郎どん」が曽於市街地を約3時間練り歩きます。

「熊野神社の鬼追い」は、毎年1月7日に熊野神社で開催される行事です。25歳の厄男が無数の御幣（ごへい）を身にまとった鬼に扮します。空砲や鐘太鼓が鳴り響くなか、鬼が参道を暴れまわる様子は迫力満点です。この鬼は招福除災の善鬼とされ、近年の悪疫退散を願います。また、鬼の御幣を持ち帰ると1年間無病息災のご利益があるといわれています。

「溝ノ口岩穴祭り」は、毎年4月に溝ノ口洞穴でおこなわれます。地元の小学生に継承されている「奴踊り」をはじめ、隔年で「棒踊り」や「刀踊り」を洞穴に祀られた岩穴観音へ奉納します。溝ノ口岩穴は未だ全貌が明らかになっていない洞穴で、2021年に曽根市初の国の天然記念物に指定されました。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

曽於市の高齢者支援制度

曽於市が展開する高齢者の支援制度を紹介します。

温泉保養券・はり・きゅう・あん摩マッサージ券の交付

高齢者などに対して、温泉保養券、はり・きゅう・あん摩マッサージ券の交付をおこなっています。各券の内容や対象者は以下の表の通りです。

	温泉保養券	はり・きゅう・あん摩マッサージ券
内容	温泉施設の日帰り入浴・宿泊に利用できる200円券を30枚交付	施術院などで利用できる600円券を20枚交付
利用条件	1日1枚、宿泊の場合は1泊1枚利用可能	1日1枚利用可能
対象者	65歳以上の曽於市民の方	曽於市国民健康保険の被保険者の方後期高齢者医療保険の被保険者かつ曽於市民（住所地特例の方を含む）の方

お問い合わせは、市役所保健課で受け付けています。

参考：曽於市「温泉保養券・はり・きゅう・あん摩マッサージ券について」

高齢者訪問給食サービス

高齢者に1日2食分の食事の配達をおこなっています。配達するのは昼食と夕食です。課税状況に応じて1食あたり350円、400円、450円の自己負担があります。

対象は、市内に住むおおむね65歳以上の高齢者の方、または市内に住む身体障がい者の方です。お問い合わせは、市役所福祉事務所高齢者福祉係で受け付けています。

参考：曽於市「高齢者訪問給食サービス」

高齢者等寝具洗濯乾燥消毒サービス

自宅で暮らす高齢者などの寝具類の洗濯、乾燥、消毒をおこなう事業です。掛布団、敷布団、毛布の各1枚1式をクリーニングできます。自己負担額はかかった費用の1割です。300円程度が目安になります。

対象者は以下のいずれかに当てはまる方です。

寝具の衛生管理などがが、難しいおおむね65歳以上の一人暮らし高齢者の方
おおむね65歳以上で寝たきりの高齢者の方
寝たきりの身体障がい者（児）の方

お問い合わせは、曽於市福祉事務所高齢者福祉係で受け付けています。

参考：曽於市「高齢者等寝具洗濯乾燥消毒サービス」

曽於市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

曽於市で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。曽於市の隣接地域は、霧島市、志布志市、鹿屋市、曽於郡大崎町、宮崎県都城市です。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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