新潟県の軽費老人ホーム

介護のほんねでは、「ケアハウスひう」、「ケアハウス白寿荘西」、「ケアハウス　コンフィ陽だまり苑」をはじめとした、新潟県の老人ホームを掲載中。そのなかでも軽費老人ホームの条件に当てはまる施設は7件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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新潟県の老人ホーム・介護施設について

新潟県は日本最長の河川・信濃川が流れる越後平野を中心に東西に細長い県です。北陸4県で最も人口が多いのも特徴になります。今回は新潟県での「高齢者の暮らし」のポイントをご紹介します。

新潟県の特徴

新潟県庁舎。（もけけんぬ, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

新潟県の人口は219万5,068人です（2021年1月1日現在）。北陸地方で最も人口が多い地域になります。65歳以上の高齢者の数は約72万2,000人で高齢化率は32.8％です（2020年9月15日現在）。同時期の全国平均が28.7％だったので比較的、高齢者が多い県といえます。

新潟県は県庁所在地であり、北陸唯一の政令指定都市でもある新潟市を中心に、長岡市・佐渡市・佐渡市・上越市など全部で30の市町村で構成されています。なかでもエリア分けをすると「上越地方」「中越地方」「下越地方」「佐渡地方」の4つに分かれます。

参考：新潟県「新潟県の老年人口（65歳以上人口）」／「新潟県推計人口（令和3年1月1日現在）」

新潟県の魅力

新潟県は山や海もあり、豊かな自然に恵まれています。信濃川が越後平野を流れていることもあり、水が豊富で農業に適した環境です。

特に米どころとして有名です。新潟県魚沼市で作られる「魚沼産のコシヒカリ」は、農協の買取価格で新潟県産の一般のこしひかりよりも5,000～6,000円も高い値がついています。

また、新潟県のほぼ中心に位置している燕市や三条市は「ものづくりの街」として知られ、特にナイフやフォークといった金属製食器の生産が盛んです。カトラリーのシェアは全国の90％にも及びます。

政令指定都市である新潟市には、商業施設や商店街、スタジアムもあり、ほど良く都会的で利便性良好。自然と暮らしやすさのバランスの良さも新潟県の魅力です。

新潟県の主要な駅・区役所・地域包括支援センター

新潟県の駅、区役所、地域包括センターについてご紹介します。

新潟県の主要な駅

新潟県には以下の電鉄が通っています。

JR東日本
JR西日本
北越急行
えちごトキめき鉄道

主要な駅は、中心地である「新潟」駅、「長岡」駅、「越後湯沢」駅、「弥彦」駅です。なお「越後湯沢」駅、「ガーラ湯沢」駅、「浦佐」駅、「長岡」駅、「燕三条」駅、「新潟」駅は上越新幹線が停車するため、東京都をはじめ他県への移動も便利です。

新潟県の主な市役所・区役所

ここでは、人口が多いTOP3の市役所を紹介します。所在地・アクセス・要介護認定の申請窓口についてまとめました。

市役所名	所在地・アクセス・ホームぺージ
新潟市役所	所在地：新潟市中央区学校町通1-602-1 アクセス：新潟駅万代口正面の新潟駅前バスターミナル0番線から萬代橋ラインに乗車し、「市役所前」で下車後すぐ要介護認定の申請窓口：各区役所健康福祉課ホームぺージ：新潟市
長岡市役所	所在地：長岡市大手通1丁目4-10 アクセス：JR「長岡」駅から徒歩3分要介護認定の申請窓口：長岡市役所福祉窓口市民生活課ホームぺージ：長岡市
上越市役所	所在地：新潟県上越市木田1丁目1-3 アクセス：えちごトキめき鉄道　妙高はねうまライン「春日山」駅から徒歩1分要介護認定の申請窓口：高齢者支援課ホームぺージ：上越市

また介護施設や老人ホームによっては苦情の相談窓口として市役所を指定していることがあります。施設に直接言いにくいことは市役所の担当課に相談しましょう。

新潟県の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」などを業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）などが相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

新潟県にある地域包括支援センターは、新潟市・長岡市・上越市といった人口が多い地域を中心に、全部で116カ所存在します（2021年7月9日現在）。

新潟県のイベント

復興祈願花火フェニックス（Rankin2019 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

新潟県で毎年恒例となっているイベントを紹介します。

長岡市で1879年からおこなわれている「長岡まつり」は毎年8月の第1週に開催。2日間で合計2万発の花火が打ち上がり、日本三大花火大会の1つです。毎年全国各地から多くの方が観覧に訪れます。

上越市の高田城址公園にある桜は日本三大夜桜の1つです。毎年4月上旬には「高田城址公園観桜会」が開催され 4,000本以上もの桜を3,000個のぼんぼりでライトアップします。非常に彩り鮮やかかつ幻想的な光景をみられるイベントです。

自立の方が多い老人ホームや介護施設では、入居者と職員でイベントを一緒に楽しむこともあります。地元のお祭りやイベントを楽しんでみたいという方は、希望している施設の周辺でどういったイベントがあるのか事前に調べておくのもいいでしょう。

新潟県の高齢者支援制度

新潟県が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

高齢者在宅支援サービス

高齢者の方が住み慣れた自宅や地域で安心して過ごせるように、新潟県では高齢者在宅支援サービスがおこなわれています。

具体的なサービスの内容は、老人ホームや介護施設を利用しながら、週の半分を住み慣れた自宅で過ごしつつ、ホームヘルパーが自宅を訪問し生活に関するさまざまなお手伝いをおこなうというものです。介護施設などを利用しながら、在宅支援サービスを利用することもできるようになっています。

参考：新潟県「高齢者の在宅支援情報」

シニアカレッジ新潟

介護が必要な高齢者の方でも、生きがいを感じられるように「シニアカレッジ新潟」という学びの場を提供しています。

この制度では、1年から2年という長い期間を利用して農業や事務作業などさまざまな仕事に関するスキルや知識を身につけます。実際に地域の活動に役立っていることを実感できます。

また、スキルや知識を身につけるだけではなく、地域の茶の間として多くの高齢者が集まる機会を提供。交流を楽しむことで生活にもハリが出ます。

参考：社会福祉法人新潟県社会福祉協議会「シニアカレッジ新潟」

新潟ねんりんピック

高齢者を中心とする新潟県民の人々が、さまざまなスポーツ競技に挑戦することで、健康の保持増進、社会参加、生きがいの高揚を図り長寿社会を支援する新潟ねんりんピックというのも新潟県でおこなわれています。

参考：社会福祉法人新潟県社会福祉協議会「にいがたねんりんピック」

新潟県で見つからない場合は周辺エリアを探してみる

希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで視野を広げてみましょう。新潟県に隣接している地域としては、山形県、福島県、群馬県、富山県、長野県などがあります。

軽費老人ホーム（ケアハウス）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここでは軽費老人ホーム（ケアハウス）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたい軽費老人ホーム（ケアハウス）の特徴」をご紹介します。

軽費老人ホームはケアハウス（C型）に統合される

軽費老人ホームはA・B・Cの3種類があります。なかでもC型を「ケアハウス」といいます。A型とB型は2008年より新設されていません。今後はケアハウス（C型）に統合される見通しです。

軽費老人ホーム全体の数もC型が全国に2,020施設あるのに対してA型は193施設、B型は13施設しかありません。この記事では、ケアハウスを中心に軽費老人ホームについて紹介します。参考：厚生労働省「平成29年度福祉行政報告例の概況」

ケアハウスには2種類ある

ケアハウスは「一般型」と「介護型」の2種類があります。どちらも比較的、低価格で利用できるのが魅力ですが、サービスの内容やスタッフの種類に違いがあります。検討時にどちらを選ぶべきなのか把握しておくのがおすすめです。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）の特徴を把握していますか？

続いてケアハウスの特徴をご紹介します。ご自身が求めている希望と照らし合わせながらご覧ください。

一般型ケアハウスの特徴

一般型ケアハウスは、食事の提供や生活支援、安否確認などのサービスを受けられます。介護サービスを提供していないので、デイサービスや訪問介護を利用する際は外部の事業者と別途、契約が必要です。

介護型ケアハウスの特徴

介護型ケアハウスは「特定施設入居者生活介護」を受けており、介護サービスが含まれています。24時間介護スタッフが常駐しており、日常的に介護が必要な方にとっても安心できる環境です。要介護度が重くなっても入居し続けられ、なかには看取り対応しているホームもあります。

ケアハウスの特徴についてより詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）の入居条件は満たしていますか？

ケアハウスには入居条件があります。当然、満たしていない場合は入居ができません。見学までして「入居不可だった」ということがないよう、あらかじめ入居条件を把握しておくことをおすすめします。

一般型ケアハウスの入居条件

一般型ケアハウスの場合は「60歳以上」が入居条件です。ただし基本的には自立～要支援2の方を対象としており、要介護3以上になると退去しなければいけないケースもあります。

介護型ケアハウスの入居条件

介護型ケアハウスは65歳以上で要介護1以上の方が対象です。自立～要支援2の方は入居できません。

ケアハウスのメリット・デメリット

入居条件と特徴を踏まえて、メリットとデメリットについて紹介します。他の施設形態と比べて優れているところ、劣っているところを把握したうえで、ピッタリの施設を探してみてください。

一般型ケアハウスのメリット

一般型ケアハウスのメリットとして、価格が安いことが挙げられます。初期費用・月額費用ともに少なく、収入に不安がある方でも入居可能です。また生活上の自由度が高く、外出も基本自由です。介護サービスも必要な分だけ利用できます。

一般型ケアハウスのデメリット

一般型ケアハウスの場合は、介護・医療体制が充実していません。もし介護や医療のニーズが高まってしまった場合は、退去が必要になることもあります。

また介護型にも共通しますが、ケアハウスは費用が低額のため人気です。よって待機者も多くすぐに入居できない点もデメリットとなります。

介護型ケアハウスのメリット

介護型ケアハウスのメリットとして大きいのは24時間にわたって介護職員が常駐しており、安心して生活できる点です。また終身利用できる施設が多く「終の住処」として利用できます。介護付き有料老人ホームに近いレベルで医療・介護体制がある施設とイメージしてください。

介護型ケアハウスのデメリット

介護型ケアハウスの場合、月額利用料は他の施設よりリーズナブルに設定してあるものの、初期費用が高くなる傾向にあります。まとまった額を準備しなければ入居できないこともありますので、注意が必要です。

ケアハウスの費用

	入居時費用	月額費用
一般型	数十万円ほど	8万～20万円ほど
介護型	数十万～数百万円ほど	8万～20万円ほど

実際に入居するにあたって、ケアハウスでかかる費用について紹介します。一般型と介護型で、初期費用が大きく変わるのがポイントです。

介護型の場合は介護サービスが含まれているので、そのぶん入居時費用が高いのが特徴になります。月額費用は他の施設に比べるとリーズナブルです。

ケアハウスの費用についてより詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）が要望に合っているかを事前に確認しておく

ケアハウスに入居する前は、必ず介護体制や入居後の暮らしを知ってから決断することをおすすめします。

また一般型と介護型では入居後のライフスタイル、メリット・デメリットが大きく違います。微妙な違いについて、ご自身で判断ができない場合は、希望の施設がなくても、介護のほんねまでお気軽にお電話ください。

施設探しのプロである入居相談員が、お客様のご希望を伺い、ピッタリの施設をご提案させていただきます。またケアハウス以外に全国の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームを紹介しております。悩んだ結果、施設の種類から見直す場合は参考にしてみてください。

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