金沢市の老人ホーム・介護施設について
金沢市は、石川県のほぼ中央に位置する中核市です。石川県の県庁所在地でもあります。こちらでは「金沢市での高齢者の暮らし」に関する情報をご紹介します。
金沢市の特徴
兼六園
金沢市の人口は45万1,018人で、65歳以上の高齢者数は12万1,108人です。高齢化率は26.85%となっています(2021年1月1日現在)。
金沢市の面積は468.79㎢です。エリアは以下の13地域に分かれます。
エリア
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各地域づくりのテーマ
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中央
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中心市街地であり、にぎわいと伝統が両立するエリア
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城東
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小立野(こだつの)台地があり、緑豊かな住宅街
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犀川(さいがわ)南
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寺社が多くあり落ち着きを感じられ、公共交通の拠点でもあるエリア
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城北
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「東金沢」駅を拠点とした若さのあるエリア
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東部
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金沢学院大学と一体になって地域づくりが進むエリア
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南部
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南部丘陵の緑に囲まれた住宅地
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東部丘陵
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山の魅力があり、自然を活かしたレクリエーションができるエリア
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南部丘陵
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農山村が集まり人の交流が活発なエリア
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湖南(こなん)
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農業が盛んな郊外型市街地
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北部
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「森本」駅を核として、利便性を残しつつ緑地の保全を推進しているエリア
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駅西
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公共交通機関の整備とともに近代化が進むエリア
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臨海
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日本海に面し、金沢港が栄えている港町
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西南部
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大規模施設の建設が進み、交通拠点も整備されているエリア
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西部
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海岸沿いの緑地保全に力を入れる自然あふれるエリア
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参考:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(2021年1月1日現在)」/金沢市「金沢市の紹介」「地域別構想」
金沢市の魅力
金沢市は日本海に面しているうえ、犀川や浅野川といった清流が流れる自然豊かな市です。多くの湧水が出ることから「用水のまち」と呼ばれています。
金沢市の象徴で、日本三名園のひとつである「兼六園」は、全国的に有名な観光スポットです。「ひがし茶屋街」には、町家カフェ、日本料理店、伝統工芸品を扱うセレクトショップが並びます。和風の美しい街並みが評価され、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
さらに、金沢市は温泉も有名です。山間部には、開湯1,300年を誇る湯涌(ゆわく)温泉をはじめとした温泉があり、多くの旅館が集まっています。足湯をはじめとした気軽に使えるスポットから、高級感のある旅館まで、さまざまです。
金沢市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター
金沢市の主要な駅
金沢駅(パブリック・ドメイン, リンク)
金沢市ではJR北陸本線・七尾線・北陸新幹線、北陸鉄道石川線・浅野川線、IRいしかわ鉄道といった路線を利用できます。
金沢市の主要駅は「金沢」駅です。駅構内のところどころに伝統工芸が施されており、アメリカの旅行雑誌「Travel+Leisure(トラベル・アンド・レジャー)」によって「世界で最も美しい駅」のひとつに選ばれたことがあります。「金沢」駅では、北陸新幹線・北陸本線・IRいしかわ鉄道を利用できます。
金沢市役所
金沢市役所は、金沢市広坂1丁目1‐1にあります。JR「金沢」駅(東口)から「四十万・南部車庫・工業大学」行きのバスに乗車し、「寺地下車」バス停で降りて徒歩5分の距離です。
要介護認定の申請は、金沢市役所の介護保険課
福祉と健康の総合窓口(81~86番)で受け付けています。また、泉野・元町・駅西にある福祉健康センターで申請可能です。
参考:金沢市役所
金沢市の地域包括支援センター
地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。
「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。
金沢市内の地域包括支援センターは、19カ所です。また地域包括支援センターとの連携機関である「ブランチ」が2カ所あります。
参考:金沢市「身近な相談窓口のご案内」
金沢市のイベント
金沢市で開催されている恒例のお祭りやイベントをご紹介します。
「金沢百万石まつり」は、加賀藩祖・前田利家が金沢城に入城したことを記念して、毎年6月14日におこなわれています。最大の見どころが「百万石行列」です。有名人が演じる前田利家とお松の方を先頭に、パレードが催されます。
「大野 日吉神社
例大祭」は、毎年7月最終週に開催される神事です。通称「山王祭」と呼ばれます。金沢市指定無形民俗文化財に指定されている「山王悪魔払い」や「加賀獅子舞」が見ものです。
老人ホームや介護施設では、施設職員が同行のもとイベントやお祭りに参加することがあります。気になる方は「地域のイベントに参加できるか」を事前に施設側へ問い合わせてみましょう。
金沢市の高齢者支援制度
金沢市が展開している高齢者向けの支援サービスを紹介します。
ひとり暮らし高齢者緊急通報システム
高齢者が安心して暮らすため、ボタンを押すだけでコールセンターに通報できる緊急通報システムと、それに連動する人感センサー、また火災報知器を月額300円で貸し出しています。導入すると、月に1回コールセンターから連絡をしてもらえます。
紙おむつの給付
金沢市では必要な方に向けて、紙おむつの現物支給をしています。おむつのタイプは平型・テープ型・パンツ型のいずれかを選択できます。
給付枚数は、本人か配偶者および扶養義務者の市民所得割額によって、以下のように変化します。
市民税所得割額(本人、配偶者、扶養義務者)
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1日あたりの給付枚数(いずれか1つ)
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年額各々3万4,200円以下
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- 平型5枚
- テープ型2枚(パッド4枚付き)
- パンツ型2枚(パッド4枚付き)
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3万4,201~6万9,000円
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- 平型3枚
- テープ型1枚(パッド2枚付き)
- パンツ型1枚(パッド2枚付き)
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6万9,001円以上
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対象外
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対象者は以下の3点すべてを満たす方です。
- 金沢市に住所がある65歳以上の方
- 要介護4または5で、在宅で3カ月を経過して寝たきりまたは重度の認知症の方(重度の認知症の方は要介護3でも支給する場合がある)
- 本人、配偶者および扶養義務者の市民税所得割額が各々6万9,000円以下の方
参考:金沢市「紙おむつの給付」
ふれあい入浴補助券
指定の公衆浴場の利用料金が1回150円になる補助券です。年間22枚分の入浴補助券が交付され、交付日から同年度の3月31日まで利用できます。
給付対象は65歳以上の方です。
申し込み場所は、市役所の「福祉と健康の総合窓口」や「泉野・元町・駅西福祉健康センター」「各市民センター」です。その他、市役所の福祉政策課への郵送申請や電子申請も受け付けています。
参考:金沢市「ふれあい入浴補助券」
金沢市で見つからない場合は周辺のエリアで探してみる
金沢市で希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで視野を広げてみましょう。金沢市は白山市、野々市市、河北郡津幡町、内灘町、富山県小矢部市、南砺市と隣接しています。