南松浦郡新上五島町のグループホーム

介護のほんねでは、「有限会社　あやめの里」、「グルーフホーム　ゆうあいホーム　今里」、「グループホームさくら」をはじめとした、長崎県/南松浦郡新上五島町の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は5件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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南松浦郡新上五島町の老人ホーム・介護施設について

南松浦郡新上五島町（しんかみごとうちょう）は、長崎県五島列島の中通島（なかどおりじま）や若松島、その周囲にある島で構成されている町です。こちらでは「南松浦郡新上五島町での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

南松浦郡新上五島町の特徴

長崎県新上五島町役場全景（Yosshy30 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

南松浦郡新上五島町の人口は1万8,484人です。65歳以上の高齢者人口は7,730人で、高齢化率は41.82％となっています。新上五島町の面積は213.99㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（4月1日時点）」

南松浦郡新上五島町の魅力

南松浦郡新上五島町は、7つの有人島と60の無人島で構成されている町です。海と山の豊かな自然に恵まれており、町の大部分が「西海（さいかい）国立公園」に指定されています。対馬（つしま）暖流の影響を受けているため、新上五島町の気候は比較的温暖です。

南松浦郡新上五島町の特産品には、五島手延（てのべ）うどんをはじめ、上五島の塩、椿油、飛魚（あご）、かんころ餅、本格芋焼酎「五島灘」などがあります。五島手延べうどんは、かつて全て手作業で製造されていたことから「幻のうどん」と呼ばれるうどんです。現在も当時の手作りの製法が受け継がれています。かんころ餅は、さつまいもを使った五島列島に昔から伝わるお菓子です。

南松浦郡新上五島町の主要な駅・町役場・地域包括支援センター

南松浦郡新上五島町の主要な駅

南松浦郡新上五島町には、鉄道が走っていません。

新上五島町内の公共交通機関は、路線バスです。五島列島の他島や島外へ移動する際には、フェリーや高速船が利用できます。

新上五島町役場

新上五島町役場は、南松浦郡新上五島町青方郷（あおかたごう）1585-1にあります。「新上五島町役場前」バス停から歩いてすぐです。

要介護認定の申請は、健康保険課介護保険班、または各支所で受け付けています。

参考：新上五島町役場

南松浦郡新上五島町の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

南松浦郡新上五島町の地域包括支援センターは1カ所です。

参考：南松浦郡新上五島町「各種相談窓口・公共施設」

南松浦郡新上五島町のイベント

南松浦郡新上五島町で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「新上五島町民スポーツ祭り及び町内こども相撲大会」は、例年10月に町内の体育館や運動公園などで開催されるお祭りです。スポーツ祭りでおこなわれる競技は毎回異なります。過去には「長縄跳び」「つなひき」「玉入れ」「グランドゴルフ」「ティーボール」「ソフトバレーボール」などが実施されました。こども相撲大会では、幼児から小学6年生の子どもたちが参加します。

「五島・有川くじらどん祭り」は、例年10月下旬または11月上旬に「五島うどんの里」で開催されるお祭りです。鯨肉や五島うどんの販売や、地元の魚・水産加工品や野菜の即売会がおこなわれます。そのほか、羽差太鼓（はざしだいこ）や鯨唄、龍踊り、新上五島ジュニア合唱団、有川中学校吹奏楽部のパフォーマンスを楽しめるイベントです。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

南松浦郡新上五島町の高齢者支援制度

南松浦郡新上五島町が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

住宅改造助成

在宅生活を送る高齢者がより暮らしやすくなるよう、住宅改造の費用を一部助成する事業です。29万円を上限として、工事にかかった費用の3分の2を助成します。ただし「介護保険制度による住宅改修の保険給付」や「日常生活用具給付等事業住宅改修費の給付」を受ける場合は、助成基準額から18万円を控除した金額になります。

助成対象者となるのは、以下いずれかの条件を満たす方です。

介護保険法に定める居宅介護住宅改修費および居宅支援住宅改修費の保険給付を受ける、65歳以上で一人暮らしの高齢者の方
下肢、体幹または乳幼児期以前の非進行性の脳病変による運動機能障がい（移動機能障がいに限る）のある重度身体障がい者の方で、総合支援法に定める難病患者などで住宅内の移動が著しく困難な障がい者の方

また、助成対象世帯となるのは、以下いずれかの条件を満たす世帯です。

世帯員の前年分の所得税および直近の住民税が非課税の世帯
町内において改造が必要な住居に住んでいる世帯（借家の場合は家主の承諾が必要）

参考：南松浦郡新上五島町「高齢の方の生活を支援します」

介護用品購入助成（紙オムツなど）

要介護認定を受けた方を在宅で介護する家族などに対し、紙オムツなどの購入費用を助成する事業です。対象店舗で使える月額1万円の利用券を発行します。また申請には家族介護支援事業申請書が必要です。

対象となるのは「住民税非課税世帯で、要介護4・5の認定を受けている方を在宅介護している家族」です。ただし施設への入所、病院への入院をした場合は、利用できません。

参考：南松浦郡新上五島町「高齢の方の生活を支援します」

配食サービス

高齢者宅へのお弁当の配達と安否確認をおこなうサービスです。1日1食で1週間に6日まで利用できます。利用料金は1食あたり500円で、直接事業所に支払います。

対象となるのは「高齢者のみの世帯または見守りが必要な方で、買い物や調理ができずに困っている65歳以上の方」です。

参考：南松浦郡新上五島町「高齢の方の生活を支援します」

南松浦郡新上五島町で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

南松浦郡新上五島町内で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。南松浦郡新上五島町は、海を挟んで五島市、西海市、北松浦郡小値賀町と隣接しています。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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