輪島市のグループホーム

介護のほんねでは、「グループホーム　福祉の杜」、「グループホーム　ひなたぼっこ」、「鶴の恩返しホーム輪島」をはじめとした、石川県/輪島市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は5件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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輪島市の老人ホーム・介護施設について

石川県にある輪島市は、能登半島の北西に位置する市です。こちらでは「輪島市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

輪島市の特徴

輪島市役所（石川県輪島市）（2010/09/26 - 自ら撮影, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

輪島市の人口は2万4,904人です。65歳以上の高齢者人口は1万1,458人で、高齢化率は46.01％となっています。輪島市の面積は426.35㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2022年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（4月1日時点）」

輪島市の魅力

輪島市は、豊富な自然に囲まれた市です。小さな田が重なって海岸まで続く白米千枚田（しろよねせんまいだ）や、美しい夕日を岩の穴から観賞できる曽々木（そそぎ）海岸の窓岩（まどいわ）などのスポットが存在します。

ほかにも、輪島市には歴史のある工芸品やスポットが複数存在します。輪島塗は、国の重要無形文化財に指定されている伝統工芸品です。輪島塗の起源には諸説ありますが、現存するうち、最古の品は室町時代のものといわれています。

市街地から車で30分のところには、曹洞宗大本山「總持寺祖院（そうじじそいん）」があります。鎌倉時代半ばに、曹洞宗の初祖「道元禅師」から4代目の「瑩山（けいざん）禅師」が開創した寺院です。

輪島朝市は、日本三大朝市の一つです。起源は平安時代ともいわれ、1,000年以上の歴史があります。新鮮な海産物や干物、野菜、民芸品などを扱うお店が並びます。

輪島市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

輪島市の主要な駅

輪島市には、鉄道が走っていません。市内には「のらんけバス」や「愛のりバス」などのコミュニティバスが運行しています。のらんけバスには、海コース、鯨コース、档（あて）コース、漆コース、城兼コースの5つが存在し、いずれも「輪島」駅にて発着します。それぞれ市内の公共施設や病院、観光施設などを循環しており、通院や買い物に便利です。

輪島市役所

輪島市役所は、輪島市二ツ屋町2字29にあります。のらんけバス「市役所」バス停で下車してすぐの場所です。

要介護認定の申請は、健康福祉部福祉課で受け付けています。申請書については、輪島市の公式ホームページからダウンロードが可能です。

参考：輪島市役所

輪島市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

輪島市にある地域包括センターは、以下の3カ所です（2020年9月16日現在）。

輪島市地域包括支援センター（輪島市役所内）
門前支所（門前総合支所内）
東部支所（町野支所内）

参考：輪島市「輪島市地域包括支援センター」

輪島市のイベント

總持寺祖院山門と僧堂（紫煙 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

輪島市で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「門前まつり（ごうらい祭り）」は、例年7月18日と19日にかけて「櫛比（くしひ）神社」と「總持寺祖院」で開催される、無病息災を願うお祭りです。曹洞宗大本山「總持寺祖院」の守護神が「櫛比神社」だった名残で「總持寺祖院」の神様が、同祖院の仏様の機嫌を伺いに1年に1度参上したことが由来とされています。猿の面をつけた「ごうらい」がこん棒を持って、神輿（みこし）の露払いをおこないます。

「輪島市民まつり」は、例年5月下旬から6月上旬に「マリンタウン会場」および「總持寺会場」で開催されます。輪島市民一人ひとりの地域愛と連帯感を作り上げ、活気のある豊かで住みやすい市を育むことがお祭りの目的です。期間中に開催される輪島市民大花火大会では、20分間に2万発以上の花火が打ち上げられます。ほかにも、ステージイベントや大パレード、御陣乗太鼓の実演など、さまざまな催しがおこなわれるお祭りです。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

輪島市の高齢者支援制度

輪島市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

軽度生活支援事業

食事や食材の確保など日常生活の簡単な支援をする事業です。輪島市のホームページから申請書をダウンロードできます。

対象となるのは、日常生活における援助が必要な高齢者の方で、おおむね65歳以上の高齢者のみの世帯またはそれに準ずる世帯に属する方です。

参考：輪島市「高齢者福祉」

訪問理美容サービス事業

在宅で理美容を受けられるサービスです。輪島市のホームページから申請書をダウンロードできます。

対象となるのは、下記の要件をすべて満たす方です。

おおむね65歳以上の方のみの世帯、またはこれに準ずる世帯の方
身体障がいのある方で、理美容院へ出向くことができない方

参考：輪島市「高齢者福祉」

食の自立支援事業

食事の配達と利用者の安否確認をおこなう事業です。利用者の希望する曜日に合わせて、昼食や夕食を自宅に届けます。

対象となるのは、下記のいずれかに該当する方で、食事の調理が困難な方です。

おおむね65歳以上の一人暮らしの高齢者の方
高齢者のみの世帯、またはそれに準ずる世帯
障がいのある方のみの世帯

参考：輪島市「高齢者福祉」

輪島市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

輪島市内で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。輪島市と隣接するのは、珠洲市、羽咋郡志賀町、鳳珠郡穴水町・能登町です。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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