川辺郡猪名川町のグループホーム

介護のほんねでは、「ゆうあいグループホーム」をはじめとした、兵庫県/川辺郡猪名川町の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は1件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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川辺郡猪名川町の老人ホーム・介護施設について

川辺郡猪名川町は、兵庫県と大阪府の県境に位置する町です。ここでは川辺郡猪名川町での高齢者の暮らしについて詳しくご紹介します。

川辺郡猪名川町の特徴

猪名川町役場、兵庫県、日本（アラツク - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

川辺郡猪名川町の人口は3万6人です。65歳以上の高齢者人口は9,463人で、高齢化率は31.54％となっています。川辺郡猪名川町の面積は90.33㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2022年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（7月1日時点）」

川辺郡猪名川町の魅力

川辺郡猪名川町には阪神地域の最高峰として知られる大野山や猪名川の源流といった豊かな自然が残されており、四季の変化を間近に感じられる町です。猪名川町の面積のうち約8割が「兵庫県立自然公園」となっています。

猪名川町の特産品には、休耕田を使って栽培されたそば、兵庫県屈指の生産量を誇るしいたけ、ぼたん鍋で使われる猪肉などです。また、栗や松茸といった秋の味覚の産地でもあります。

また、猪名川町内には国指定文化財の「戸隠神社本殿」「多田銀銅山遺跡」、県指定文化財の「天澤寺石造燈籠」「八幡神社本殿」などがあります。1524年に造営された戸隠神社本殿は、町内最古の建築物です。

川辺郡猪名川町の主要な駅・町役場・地域包括支援センター

川辺郡猪名川町の主要な駅

川辺郡猪名川町には能勢電鉄日生線が通っています。主要な駅は「日生中央」駅で、山下方面へアクセスできます。

また、川辺郡猪名川町ではふれあいバスが運行されています。車の運転ができない町民の足として、買い物や通院などさまざまなシーンで活用されています。

猪名川町役場

猪名川町役場は川辺郡猪名川町上野字北畑11-1にあります。「猪名川町役場」バス停から徒歩約1分です。

要介護認定の申請先・相談先は、生活部保険課です。

参考：猪名川町役場

川辺郡猪名川町の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

川辺郡猪名川町の地域包括支援センターは1カ所です（2022年9月現在）。

参考：猪名川町社会福祉協議会「地域包括支援センター」

川辺郡猪名川町のイベント

川辺郡猪名川町で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「いながわ桜まつり」は、例年4月上旬に町道「原広根線」沿いで開催されているお祭りです。600本の桜並木はいながわ名所八景の一つに数えられ、祭りの開催中は「い〜な！！さくら通り」とも呼ばれます。出店やステージイベント、ライトアップなどが祭りを盛り上げます。

「いーなーいながわまつり」は、例年11月3日に「猪名川町総合公園」で開催されているお祭りです。町民がさまざまなパフォーマンスや展示をおこなう毎年恒例のイベントとして、地元の人から愛されています。模擬店やフリーマーケット、バザーなどもあり、一日を通じて楽しめるイベントです。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

川辺郡猪名川町の高齢者支援制度

川辺郡猪名川町で利用できる高齢者の支援制度をご紹介します。

高齢者外出支援事業

阪急バス株式会社が販売するhanicaグランドパスを購入する際の費用を助成します。申請時の年齢が70歳以上で1年以上猪名川町に住んでいる方を対象に、以下の金額を助成します。

	6ヶ月	1年
申請者が属する世帯全員が住民税非課税、または、生活保護受給者	10,000円	20,000円
申請者が住民税非課税で申請者が属する世帯に住民税が課税されている人がいる	7,500円	15,000円
申請者が住民税課税	5,000円	10,000円

問い合わせ先は猪名川町役場生活部福祉課です。

参考：川辺郡猪名川町「高齢者外出支援事業について」

人生いきいき住宅改造助成事業（特別型）

高齢者や障がい者が、バリアフリー住宅に改修する際の費用の一部を助成します。助成対象となるのは浴室や洗面所、トイレ、玄関、廊下、階段、居室、台所の工事です。助成を受けるには着工前に申請手続きをおこなう必要があります。

対象者は要支援または要介護の認定を受けた方、身体障害者手帳の交付を受けた方、療育手帳の交付を受けた方です（所得制限あり）。

問い合わせ先は猪名川町役場生活部福祉課です。

参考：川辺郡猪名川町「人生いきいき住宅改造助成事業のご案内」

高齢者見守り位置情報提供端末（GPS端末）貸与

認知症の高齢者が行方不明になってしまった時に備え、GPS端末を貸与します。利用可能な端末は次の通りで、利用できる機能・サービスが異なります。

製品名	提供事業者	月額利用料
どこさいる	株式会社やさしい手	1,550円
ここセコム	セコム株式会社	50円（半年分の300円を一括払い）

対象となるのは、行方不明になる恐れがある猪名川町で在宅生活を送っている65歳以上の高齢者の家族、40歳以上で要介護認定を受けている方の家族です。

問い合わせ先は、猪名川町役場生活部福祉課です。

参考：川辺郡猪名川町「高齢者見守り位置情報提供端末（GPS端末）貸与」

川辺郡猪名川町で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

川辺郡猪名川町で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。川辺郡猪名川町が隣接しているのは、川西市、宝塚市、三田市、丹波篠山市、また、大阪府の豊能郡能勢町です。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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