西海市のサービス付き高齢者向け住宅

介護のほんねでは、「サービス付きシニアマンションふるさと」をはじめとした、長崎県/西海市の老人ホームを掲載中。そのなかでもサービス付き高齢者向け住宅の条件に当てはまる施設は1件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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西海市の老人ホーム・介護施設について

西海（さいかい）市は、長崎県の西彼杵（にしそのぎ）半島北部に位置する市です。こちらでは「西海市の高齢者の暮らし」についてご紹介します。

西海市の特徴

西海市役所（Atsasebo - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

西海市の人口は2万6,998人です。このうち65歳以上の高齢者人口は1万413人で、高齢化率は38.57%となります。

西海市の面積は241.60㎢です。市内は西海、西彼（せいひ）、大瀬戸、大島、崎戸の5エリアに分かれます。

参考：：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（1月1日時点）」/西海市「西海市市勢要覧」

西海市の魅力

西海市の歴史は古く、日本最初のキリシタン大名であった大村純忠が、旧西海町にポルトガルとの貿易港を開港したという記録が残されています。南蛮文化やキリシタン文化とのつながりが深く、現在でも市内には「小干浦（こぼしうら）キリシタン殉教地」や「平原キリシタン墓碑」といったキリシタン史跡があります。

また西海市は海と山に囲まれており、雄大な自然景観が楽しめるエリアです。天然のマイナスイオンを浴びられる「つがね落としの滝」、海に沈む夕日を観賞できる「日本一小さな公園」といったスポットがあります。

西海市を代表する農産物は「みかん」や「西海トマト」です。そのほか柔らかな食感が特徴の「長崎和牛さいかい」やジューシーなうま味を味わえる「西海ポーク」などの畜産物が豊富です。

西海市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

西海市の主要な駅

西海市は鉄道が通っていません。市内ではさいかい交通の路線バスを利用できます。

また西海市では、フェリーや商船といった海上交通が発達しています。市営線の「New松島」や「みしま」などの交通船を使えます。

西海市役所

市役所の所在地は西海市大瀬戸町瀬戸樫浦郷（せとかしのうらごう）2222です。さいかい交通路線バスの「西海市役所前」バス停から徒歩約2分で到着します。

要介護認定の申請は市民課、長寿介護課、各総合支所窓口で受け付けています。

参考：西海市役所

西海市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

西海市には地域包括センターが1カ所、各地域に設置された相談窓口の「サブセンター」が3カ所あります。

参考：西海市「西海市版『認知症ケアパス』の掲載について」

西海市のイベント

西海市で毎年開催されるイベント・お祭りをご紹介します。

「西海大鍋まつり」は、毎年11月上旬に「大瀬戸総合運動公園」で催される祭りです。西海市の特産品を使用した3,000食分の大鍋料理が振る舞われます。伊勢エビ、ゑべすタコといった地元の味覚を堪能できるイベントです。

「崎戸納涼花火大会」は、例年8月10日に崎戸港口で開催される夏祭りです。当日には約1,000発の花火が打ち上げられます。特設ステージではクイズ大会やところてんの早食い競争といったイベントを楽しめます。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

西海市の高齢者支援制度

西海市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

配食サービス

栄養バランスの取れた食事を1日に1回配食するサービスです。昼食または夕食を届けます。利用料は1食あたり410～415円です。食事を届ける際に利用者の安否確認もおこないます。

対象者は、以下の7項目全てに該当する方です。

単身世帯や高齢者世帯である
支援が可能な家族などがいない、または難しい曜日がある
車の運転ができない
1人での買物が難しい
移動販売や注文を利用していない曜日がある
介護サービスを利用していない曜日がある
以下のいずれかに当てはまる方
- 事業対象者や要支援者であり、家族の訪問がない、または訪問が難しい日がある
- 要介護者であり、家族などによる食事の提供がない日がある

参考：西海市「西海市配食サービス事業にかかる申請書等様式について」

西海市障害者等交通費助成事業

高齢者の方などに、年額最大1万円の交通利用券を支給する制度です。利用券にはバス券、船券、タクシー券、給油券などの種類があります。

対象者は、市内で在宅生活をしており、利用希望者および世帯員が市税の滞納をしていない以下のいずれかに該当する方です。

要介護または要支援の認定を受けており、居宅サービス計画または介護予防サービス計画に基づくサービスの提供を受けている
75歳以上で西彼町川山分区、西海町白岳分区、大瀬戸町幸物、藤原、奥浦、上の瀬、河通行政区に住んでいる
身体障害者手帳1～6級を所持している
療育手帳を所持している
精神障害者保健福祉手帳を所持している

参考：西海市「交通費助成事業」

西海市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

西海市で希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで範囲を広げてみましょう。西海市は長崎市、また海を隔てて佐世保市と隣接しています。

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたいサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）の特徴」をご紹介します。

あらかじめ押さえておきたいのは、サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」と「介護型」があることです。同じサービス付き高齢者向け住宅でも、両者間にはサービス内容に大きな違いがありますので、ご注意ください。

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は満たしていますか？

入居条件を満たしていないと入居できませんので、あらかじめ確認しておく必要があります。サービス付き高齢者向け住宅は、「一般型」と「介護型」があります。両方とも「60歳以上の方」か「60歳未満で要介護認定を受けた方」が条件です。

ただし「一般型」は専門的な医療措置が難しいので、介護度が重い方は入居できません。一方「介護型」の場合は自立から要介護5まで幅広く受け入れができます。

サービス付き高齢者向け住宅の提供サービスを把握していますか？

一般型と介護型ではサービス内容にも違いがあります。希望しているサービス付き高齢者向け住宅がどちらに属するのかを検討時に把握しておくのがおすすめです。

一般型の特徴

一般型の場合は、安否確認や生活相談サービスを提供しています。身体介助やリハビリなどの「介護サービス」は提供していません。利用する際は外部事業者と別で契約する必要があります。

介護型に比べると、介護が必要のない自立している方が安心して暮らせるホームです。

介護型の特徴

一般型に比べると、要介護度が重い方が多く入居しています。そのため「特定施設入居者生活介護」と認められています。特定施設入居者介護に認定されていると、外部事業者を使うことなく施設内で介護サービスを受けられるのです。

特定施設入居者生活介護について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット・デメリット

具体的に他の施設タイプと比較して、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて紹介します。「ご自身が望んでいる条件」と比較しながらご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット

サービス付き高齢者向け住宅のメリットは、高齢者が安心して暮らせる住まいであることです。比較的自立の方も多く、気軽に外出できるなど行動の自由度が高いといえます。自宅での生活とほとんど変わらず過ごせるうえ、日中もしくは24時間スタッフが常駐しているため安心です。施設内はバリアフリー構造であるため、怪我の心配を軽減できるのも大きな魅力になります。