鳴門市のグループホーム

介護のほんねでは、「グループホーム安樹」、「グループホーム鳴門」、「グループホームこすもす」をはじめとした、徳島県/鳴門市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は7件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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鳴門市の老人ホーム・介護施設について

鳴門（なると）市は、徳島県の東北端に位置している市です。こちらでは「鳴門市での高齢者の暮らし」について、ポイントをご紹介します。

鳴門市の特徴

鳴門市役所、徳島県、日本（アラツク - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

鳴門市の人口は5万6,237人です。そのうち65歳以上の高齢者人口は1万9,557人で、高齢化率は34.78％となっています（2021年1月1日現在）。

鳴門市の面積は135.66㎢です。鳴門海峡を隔てた先に淡路島があり、本州と四国を結ぶ東の玄関口となっています。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（1月1日時点）」／鳴門市「鳴門市のなりたちと地勢」

鳴門市の魅力

鳴門市は瀬戸内海に面しており、グルメの宝庫です。鳴門の渦潮にもまれて育った「鳴門鯛」は身が引き締まっており、舟盛り、刺身、鯛めしといった食べ方を楽しめます。このほか「鳴門金時」や「なるちゅるうどん」といった特産品があります。

鳴門市では、歴史を身近に感じられます。「一番札所霊山寺」「二番札所極楽寺」は、四国遍路のスタート地点として有名な寺院です。「妙見山公園」は撫養（むや）城の城跡を利用した公園で、鳴門市街を一望できる展望台があります。桜の名所で、春には白い城壁に映える桜が見られます。

足湯の「駅前足湯ふろいで～」は、地元の方に親しまれているスポットです。JR「鳴門」駅前にあり「天然温泉あらたえうずしおの湯」の源泉を使用しています。利用料は無料です。

鳴門市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

鳴門市の主要な駅

鳴門市には、JR高徳（こうとく）線、鳴門線が走行しています。主要な駅は「鳴門」駅です。鳴門市では地域バスや路線バスが運行しており、買い物や通院の際に便利です。

鳴門市役所

鳴門市役所の所在地は、鳴門市撫養町南浜字東浜170です。鳴門線「撫養」駅から徒歩13分で着きます。

要介護認定の申請は、長寿介護課で受け付けています。

参考：鳴門市役所

鳴門市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。

保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

鳴門市には、基幹型地域包括支援センターが1カ所、地域包括支援センターが5カ所設置されています。

参考：鳴門市「介護サービスを利用するまでの流れ」

鳴門市のイベント

撫養川 - 徳島県鳴門市吉永橋（Sorrysorry - 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, リンクによる）

鳴門市内で毎年恒例となっているイベント・お祭りを紹介します。

「鳴門市納涼花火大会」は、毎年8月に撫養川沿いで開催されています。約5,000発の花火が上がる徳島県内最大級の花火大会です。翌日からは3日間にわたり「鳴門市阿波おどり」がおこなわれます。

「大谷川ホタル祭り」は、毎年5月下旬に大谷川の御嶽（みたけ）神社付近で開催されるお祭りです。清流の大谷川では鳴門市指定天然記念物のゲンジボタルが見られます。また、獅子舞の演舞や、模擬店の出店があります。

「大谷焼窯まつり」は、毎年11月に東林院で開催されるイベントです。市の名産品である「大谷焼」の製品を通常よりも安価で購入できます。鉢や食器、小物のほか、翌年の干支の置き物が人気商品です。このほか会場では、ろくろや絵付けの体験教室が催され、陶芸の文化に触れられます。

鳴門市の高齢者支援制度

鳴門市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

鳴門市認知症高齢者等SOSネットワーク事業

認知症の高齢者が行方不明になった場合、早期発見するための事業です。まず高齢者の身体的特徴などをあらかじめ市役所に登録しておきます。行方不明になった際に市民ネットワークに行方不明者の情報が書かれたメールを配信し、鳴門警察署への情報提供につなげます。制度の利用は無料です。

対象となるのは「市内在住のおおむね65歳以上で、認知症による症状で行方不明になる可能性がある方」です。また、65歳未満でも若年性認知症で同様の心配がある方も利用できます。

参考：鳴門市「認知症高齢者等SOSネットワーク事業」

あなたに寄り添う　高齢者にやさしいお店・活動ガイドブック

介護保険外のサービスである「インフォーマルサービス」が受けられる店舗や事業所の情報をまとめた冊子を作っています。「あなたに寄り添う高齢者にやさしいお店・活動ガイドブック」です。サービスの種類は、お弁当配達や衣料品の訪問販売、訪問理美容、クリーニング、移送、見守りほか多岐にわたります。店舗やサービスの詳細は下記のリンクをご確認ください。

参考：鳴門市「インフォーマルサービス」

介護予防事業

要介護状態になることを予防するため、高齢者向けのさまざまなプログラムを実施しています。シニア・ハワイアンフラ教室や中国健康体操教室、らくらくクッキング教室といった講座に無料または数百円で参加可能です。このほか認知症予防、口腔機能の向上を目的としたプログラムが用意されています。

対象者は「市内在住で65歳以上の要介護認定を受けていない高齢者」です。

参考：鳴門市「介護予防でひとにやさしく健康で安らげるまちなると」

鳴門市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

鳴門市で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。鳴門市は、板野郡松茂町・北島町・藍住町・板野町、香川県東かがわ市と隣接しています。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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