津島市の特別養護老人ホーム

介護のほんねでは、「特別養護老人ホーム恵寿荘」、「介護老人福祉施設　第二陽だまりの里」、「特別養護老人ホーム長寿の里・津島」をはじめとした、愛知県/津島市の老人ホームを掲載中。そのなかでも特別養護老人ホームの条件に当てはまる施設は3件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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津島市の老人ホーム・介護施設について

津島市は愛知県の南部、名古屋市の西方約16kmに位置する市です。こちらでは「津島市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

津島市の特徴

津島市役所、愛知県、日本（アラツク - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

津島市の人口は6万1,724人です。65歳以上の高齢者人口は1万8,124人で、高齢化率は29.36％となっています（2021年1月1日現在）。面積は25.09㎢です。

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和3年全国都道府県市区町村別面積調（10月1日時点）」

津島市の魅力

津島市は、歴史や文化が色濃く残る市です。津島市はかつて「津島神社」の門前町として発展してきました。津島神社は、全国に3,000社ある津島神社の総本山で、年間100万人が訪れます。神社の本殿や楼門は国の重要文化財に指定されている貴重な遺産です。

そのほか、同じく国の重要文化財に指定されている「堀田家住宅」があります。尾張地方特有の間取りで造られた町家です。現在は土・日曜日、祝日に公開されており、住宅の内部を観覧できます。

また、津島市は名物や特産品が豊富です。「くつわ」「あかだ」は、古くから津島神社の門前で売られている銘菓です。「日本一硬いお菓子」といわれ、素朴な味わいを楽しめます。このほか地酒、レンコンの砂糖漬け、イチゴが名物です。

津島市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

津島市の主要な駅

津島市には名鉄津島線・尾西線が走行しています。主要駅は、両線を利用できる「津島」駅です。愛知県の中心地である「名鉄名古屋」駅まで、約30分で移動できます。

そのほか、路線バスやコミュニティバスが運行しています。

津島市役所

市役所の所在地は、津島市立込町2丁目21です。「津島市役所前」バス停からすぐ到着します。

要介護認定の申請は、高齢介護課で受け付けています。

参考：津島市役所

津島市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。

保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

津島市内には、地域包括支援センターが3カ所設置されています（2021年9月8日現在）。

参考：津島市「＜市民の方へ＞地域包括支援センターのご案内」

津島市のイベント

尾張津島天王祭の車楽舟行事（Bariston - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

津島市で毎年恒例になっているイベント・お祭りをご紹介します。

「尾張津島天王祭」は、毎年7月におこなわれる津島神社の祭礼です。「管弦祭」「住吉祭」とともに日本三大川祭りの一つに数えられ、600年以上の歴史があります。なかでも「車楽舟（だんじりぶね）行事」は、国の重要無形民俗文化財とユネスコの無形文化遺産に登録されている神事です。多数の提灯を飾ったまきわら船が天王川を渡る、幻想的な様子が見どころです。

「尾張津島藤まつり」は、天王川公園で毎年4月上旬から5月下旬にかけて開催されています。津島市はかつて「藤浪の里」とうたわれた藤の名所です。会場では長さ275m、敷地約5,034㎡の藤棚を見られます。夜にはライトアップがおこなわれ、日中とは違った風景を楽しめます。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環としてこのようなイベントに参加する施設もあります。メリハリのある生活を送るために、外出レクリエーションに力を入れている老人ホームや介護施設を探してみるのもいいでしょう。

津島市の高齢者支援制度

津島市が展開する高齢者支援制度をご紹介します。

緊急通報システム事業

家庭内で急病などの緊急事態が起きたとき、簡単に通報できる装置を設置します。首にかけられるペンダント型発信機のボタンを押すと、緊急通報センターにつながる仕組みです。

対象は、次のいずれかに当てはまる方です。

65歳以上の一人暮らしの方
65歳以上の高齢者のみの世帯の方
身体障害者（1級または2級）のみの世帯の方
65歳以上の高齢者および身体障害者（1級または2級）のみの世帯の方

一定以上の所得がある場合は、所得に応じた費用負担があります。また、利用者宅へ状況確認に行ける協力者3名以上の登録が必要です。

問い合わせは、市役所高齢介護課で受け付けています。

参考：津島市「緊急通報システム事業」

高齢者配食サービス事業

食事の支度が難しい高齢者などに、お弁当を配達する事業です。配達は昼食のみで、月～土曜日の希望する曜日に利用できます。食関連サービスの利用調整をおこない、心身の状況などから適当と認められる食数を配達します。

利用料は1食あたり300〜400円です。金額は利用者の所得状況によって異なります。

対象は、65歳以上で次のいずれかに当てはまる方です。

心身の衰えや傷病などで食事の支度をすることが難しい一人暮らし高齢者の方
高齢者のみの世帯の方
家族の仕事などにより、日中一人暮らしまたは高齢者と身体障害者（1級または2級）のみの世帯となる方

問い合わせは、市役所高齢介護課で受け付けています。

参考：津島市「高齢者配食サービス事業」

寝具洗濯乾燥サービス事業

寝具の手入れが難しい高齢者の寝具を洗濯・乾燥するサービスです。対象品目は、それぞれ綿・化繊製の掛布団、敷布団、毛布です。1人1回につき3枚まで利用できます。ただし、掛布団または敷布団のみの場合は合計2枚までです。費用は無料です。

対象は次のいずれかに当てはまる方です。

65歳以上の一人暮らしの方
65歳以上のみの世帯で、要介護1～5の方
市民税非課税世帯の方

問い合わせは、市役所高齢介護課で受け付けています。

参考：津島市「寝具洗濯乾燥サービス事業」

津島市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

津島市で希望する施設が見つからない場合は、周辺地域まで視野を広げてみましょう。津島市は愛西市、あま市、海部郡蟹江町と隣接しています。

特別養護老人ホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここでは特別養護老人ホームへの入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたい特別養護老人ホームの特徴」をご紹介します。

特別養護老人ホームの入居条件は満たしていますか？

通称「特養」と呼ばれている特別養護老人ホームは、費用が安価であるため人気です。特別養護老人ホームへの入居を希望の方は、まずは入居条件が満たしているかを確認しておくことをおすすめします。

特別養護老人ホームの入居条件

特別養護老人ホームの入居条件は主に以下の3点です。

要介護3以上で65歳以上の高齢者
特定疾病が認められた要介護3以上の40～64歳までの人
特例条件に当てはまる要介護1～2の人

要介護3以上の認定を受けた要介護度が重い方でなければ入居できません。ただし以下の特例条件に当てはまる方は要介護1、2だとしても入居可能です。

特例条件

認知症で、症状・行動や意思疎通の困難さが頻繁に見られる人
知的障害・精神障害等を伴い、症状・行動や意思疎通の困難さなどが頻繁に見られる人
家族からの深刻な虐待が疑われるなど、心身の安全・安心の確保が困難な人
単身世帯や、同居家族が高齢または病弱であるなど、家族による支援が期待できない

特別養護老人ホームの特徴を把握していますか？

国が運営する公的な施設

特別養護老人ホームは自治体や社会福祉法人が運営する公的な施設です。また介護保険制度で定められた「介護保険施設」でもあります。介護老人保健施設（老健）や介護医療院、介護療養型医療施設も介護保険施設に含まれます。

介護サービスの自己負担額は1～3割

施設内の介護サービスに関しては介護保険を利用できるため、自己負担額は1～3割で済みます。また初期費用はなく、月額費用も、他の施設形態に比べて安価です。

看取りまで対応できる

多くの特別養護老人ホームは、終身利用が可能であり「終の棲家」として入居できます。よって他の介護保険施設や、有料老人ホームに比べて入居期間が長く、平均で約4年です。参考：厚生労働省「介護老人福祉施設（参考資料）」

特別養護老人ホームの特徴についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

特別養護老人ホームのメリット・デメリット

では入居条件と特徴を踏まえて、メリットとデメリットについて紹介します。あらためて求める条件に合うかをご確認ください。

特別養護老人ホームのメリット

特別養護老人ホームのメリットは、介護サービスが充実しているうえに費用が安価というリーズナブルさに尽きます。また公的機関が運営している施設であり、入居中に施設が倒産するリスクも低いです。

さらに看取りまで終身にわたって利用できる施設が多いため、家族としても安心です。

特別養護老人ホームのデメリット

要介護3以上でなければ入居できないのがデメリットです。さらに特別養護老人ホームの場合は複数で1つの部屋を利用する「多床室」も多く、プライベートを確保できない可能性もあります。

特別養護老人ホームの費用

初期費用	月額費用
0円	5万～15万円

比較的安価で入居できると紹介しましたが、具体的にどのくらいかかるのかを紹介します。初期費用は0円、月額費用は5万～15万が目安です。最初にまとまったお金が必要なく、他の施設形態に比べるとリーズナブルなこともうれしいポイントです。

特別養護老人ホームの費用についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

入居待ちの期間は、他の施設に仮住まいするのも一案

特別養護老人ホームは人気が高い施設です。そのため、申込みをしても空室が出るまで待機するケースが多いです。入居を希望の方は早めに申し込み、仮押さえしておくことをおすすめします。

「退院が迫ってきたが在宅介護は難しい」など、緊急性が高い場合は、同時進行で他の施設へ入居するのも一案です。民間の施設のなかには、特別養護老人ホームと同じくらい安価な施設もあります。

なお、介護のほんねでは全国の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームを紹介しています。ぜひ、特別養護老人ホームを待機している間の仮住まいをお探しの方も、お気軽にご相談ください。

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