石巻市の軽費老人ホーム

介護のほんねでは、「ケアハウスしおさい」をはじめとした、宮城県/石巻市の老人ホームを掲載中。そのなかでも軽費老人ホームの条件に当てはまる施設は1件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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石巻市の老人ホーム・介護施設について

石巻（いしのまき）市は宮城県の北東部にある港町です。こちらでは「石巻市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

石巻市の特徴

石巻市役所新庁舎（2010年4月撮影）（user:Fuji-s - Photograph taken by Fuji-s, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

石巻市の人口は14万824人で、65歳以上の高齢者人口は4万7,030人になります。高齢化率は33.40%です（2021年1月1日現在）。

石巻市の面積は554.55㎢です。以下の11エリアに分かれます。

蛇田（へびた）、稲井、渡波（わたのは）、荻浜、雄勝（おがつ）、牡鹿（おしか）、河南、河北、北上、桃生（ものう）、大原

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／石巻市「人口・世帯数（最新版）」

石巻市の魅力

石巻市は、太平洋に面しており海に恵まれています。世界三大漁場のリアス式海岸「金華山（きんかざん）沖」は、多くの水産資源が獲れる宝庫です。石巻市を代表するメニューとして、金華ブランドの海鮮を味わえる「金華丼」や旬の魚介を楽しめる「金華寿司」があります。

ご当地B級グルメの「石巻焼きそば」も有名です。せいろで2度蒸しすることによって、魚介の旨味たっぷりの焼きそばに仕上げています。

道の駅「硯上（けんじょう）の里おがつ」の直売所では、海産物や乾物、加工食品といった名産品を購入できます。

石巻市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

石巻市の主要な駅

石巻市は、JR仙石線・石巻線・気仙沼線が走行しています。主要駅は「石巻」駅です。宮城県内だけでなく、県外へも便利に移動できます。

石巻市役所

市役所には、要介護認定の申請、助成金の申請、住民票の受け取りと、さまざまな手続きをするための窓口が設置されています。

石巻市役所は、石巻市穀町14-1にあります。「石巻」駅から歩いてすぐです。要介護認定の申請は市役所の介護保険課のほか、地域包括支援センター、各支所・総合支所保険福祉課の窓口で受け付けています。

参考：石巻市役所

石巻市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。

保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

石巻市には12カ所の地域包括支援センターが設置されています。介護や福祉に関する悩み事がある際は、地域を管轄している担当のセンターにご相談ください。

参考：石巻市「地域包括支援センターとは」

石巻市のイベント

石巻市で毎年開催されているイベントをご紹介します。

「名振（なぶり）のおめつき」は、毎年1月24日に開催される名振秋葉神社の祭礼行事です。1783年から続いており、200年以上の歴史があります。家内安全を願い山車（だし）が街を練り歩き、男形、女形を用いた劇が演じられます。

「石巻川開き祭り」は、毎年7月31日・8月1日に住吉公園にて開催されています。石巻に港を開いた川村孫兵衛重吉翁への供養や恩敬の気持ちを込めておこなわれている伝統行事です。花火大会やパレードをはじめ、ブルーインパルスの特別展示飛行も実施されます。

石巻市の高齢者支援制度

石巻市が展開する高齢者支援制度をご紹介します。

外出支援サービス事業

石巻市では、公共交通機関の利用が難しい方が寝台車やリフト付タクシーを利用する際に、料金の一部を助成するサービスを実施しています。

助成額は、利用料金の9割です。ただし、車両の種類によって助成限度額が異なります。対象者1人につき、1カ月あたり1枚の助成券が配布されます。

対象者は「65歳以上で在宅で生活しており、公共交通機関の利用が困難」「要介護3以上」「利用する本人が市民税非課税」の3点を満たしている方です。なお、タクシー・自動車燃料費共通助成券との併用はできません。

参考：石巻市「外出支援サービス事業」

老人日常生活用具給付等事業

日常生活でサポートが必要な高齢者に、生活用具の給付・貸与をする事業です。主に電磁調理器、火災警報器、自動消火器、老人用電話を給付しています。

対象者と助成限度額は以下の通りです。

用具の種類	対象者	助成限度額
電磁調理器	要支援・要介護認定を受けた方	4万5,000円
火災警報器	要介護3以上または一人暮らしの方	5,000円
自動消火器	要介護3以上または一人暮らしの方	3万900円
老人用電話	一人暮らしの方	8万3,300円

参考：石巻市「老人日常生活用具給付等事業」

「食」の自立支援事業（高齢者配食サービス事業）

配食サービスを通して食生活の改善、健康増進、安否確認を実施します。利用は週7回までで、昼食・夕食のどちらか1食を自宅まで届けるサービスです。自己負担額は400円で、1食あたり810円のお弁当が食べられます。

対象者は「65歳以上で一人暮らしまたは高齢者のみの世帯」「心身の障害により食生活の支援が必要」「利用者本人が市民税非課税」の3点を満たしている方になります。

参考：石巻市「『食』の自立支援事業（高齢者配食サービス事業）」

石巻市で見つからない場合は周辺の地域までエリアを広げる

石巻市で老人ホームを探しており、希望の施設がなかなか見つからない場合は周辺の地域まで視野を広げてみましょう。石巻市と隣接しているのは、東松島市、登米市、遠田郡涌谷町、美里町、牡鹿郡女川町、本吉郡南三陸町です。

軽費老人ホーム（ケアハウス）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここでは軽費老人ホーム（ケアハウス）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたい軽費老人ホーム（ケアハウス）の特徴」をご紹介します。

軽費老人ホームはケアハウス（C型）に統合される

軽費老人ホームはA・B・Cの3種類があります。なかでもC型を「ケアハウス」といいます。A型とB型は2008年より新設されていません。今後はケアハウス（C型）に統合される見通しです。

軽費老人ホーム全体の数もC型が全国に2,020施設あるのに対してA型は193施設、B型は13施設しかありません。この記事では、ケアハウスを中心に軽費老人ホームについて紹介します。参考：厚生労働省「平成29年度福祉行政報告例の概況」

ケアハウスには2種類ある

ケアハウスは「一般型」と「介護型」の2種類があります。どちらも比較的、低価格で利用できるのが魅力ですが、サービスの内容やスタッフの種類に違いがあります。検討時にどちらを選ぶべきなのか把握しておくのがおすすめです。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）の特徴を把握していますか？

続いてケアハウスの特徴をご紹介します。ご自身が求めている希望と照らし合わせながらご覧ください。

一般型ケアハウスの特徴

一般型ケアハウスは、食事の提供や生活支援、安否確認などのサービスを受けられます。介護サービスを提供していないので、デイサービスや訪問介護を利用する際は外部の事業者と別途、契約が必要です。

介護型ケアハウスの特徴

介護型ケアハウスは「特定施設入居者生活介護」を受けており、介護サービスが含まれています。24時間介護スタッフが常駐しており、日常的に介護が必要な方にとっても安心できる環境です。要介護度が重くなっても入居し続けられ、なかには看取り対応しているホームもあります。

ケアハウスの特徴についてより詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）の入居条件は満たしていますか？

ケアハウスには入居条件があります。当然、満たしていない場合は入居ができません。見学までして「入居不可だった」ということがないよう、あらかじめ入居条件を把握しておくことをおすすめします。

一般型ケアハウスの入居条件

一般型ケアハウスの場合は「60歳以上」が入居条件です。ただし基本的には自立～要支援2の方を対象としており、要介護3以上になると退去しなければいけないケースもあります。

介護型ケアハウスの入居条件

介護型ケアハウスは65歳以上で要介護1以上の方が対象です。自立～要支援2の方は入居できません。

ケアハウスのメリット・デメリット

入居条件と特徴を踏まえて、メリットとデメリットについて紹介します。他の施設形態と比べて優れているところ、劣っているところを把握したうえで、ピッタリの施設を探してみてください。

一般型ケアハウスのメリット

一般型ケアハウスのメリットとして、価格が安いことが挙げられます。初期費用・月額費用ともに少なく、収入に不安がある方でも入居可能です。また生活上の自由度が高く、外出も基本自由です。介護サービスも必要な分だけ利用できます。

一般型ケアハウスのデメリット

一般型ケアハウスの場合は、介護・医療体制が充実していません。もし介護や医療のニーズが高まってしまった場合は、退去が必要になることもあります。

また介護型にも共通しますが、ケアハウスは費用が低額のため人気です。よって待機者も多くすぐに入居できない点もデメリットとなります。

介護型ケアハウスのメリット

介護型ケアハウスのメリットとして大きいのは24時間にわたって介護職員が常駐しており、安心して生活できる点です。また終身利用できる施設が多く「終の住処」として利用できます。介護付き有料老人ホームに近いレベルで医療・介護体制がある施設とイメージしてください。

介護型ケアハウスのデメリット

介護型ケアハウスの場合、月額利用料は他の施設よりリーズナブルに設定してあるものの、初期費用が高くなる傾向にあります。まとまった額を準備しなければ入居できないこともありますので、注意が必要です。

ケアハウスの費用

	入居時費用	月額費用
一般型	数十万円ほど	8万～20万円ほど
介護型	数十万～数百万円ほど	8万～20万円ほど

実際に入居するにあたって、ケアハウスでかかる費用について紹介します。一般型と介護型で、初期費用が大きく変わるのがポイントです。

介護型の場合は介護サービスが含まれているので、そのぶん入居時費用が高いのが特徴になります。月額費用は他の施設に比べるとリーズナブルです。

ケアハウスの費用についてより詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）が要望に合っているかを事前に確認しておく

ケアハウスに入居する前は、必ず介護体制や入居後の暮らしを知ってから決断することをおすすめします。

また一般型と介護型では入居後のライフスタイル、メリット・デメリットが大きく違います。微妙な違いについて、ご自身で判断ができない場合は、希望の施設がなくても、介護のほんねまでお気軽にお電話ください。

施設探しのプロである入居相談員が、お客様のご希望を伺い、ピッタリの施設をご提案させていただきます。またケアハウス以外に全国の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームを紹介しております。悩んだ結果、施設の種類から見直す場合は参考にしてみてください。

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