江津市のグループホーム

介護のほんねでは、「グループホームひのき」、「グループホームひのき嘉久志」、「グループホーム　合歓の郷」をはじめとした、島根県/江津市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は6件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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江津市の老人ホーム・介護施設について

江津（ごうつ）市は、島根県の西部に位置する市です。こちらでは「江津市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

江津市の特徴

江津市庁舎(旧庁舎)（Photo by 663highland, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

江津市の人口は2万2,493人です。65歳以上の高齢者人口は8,922人で、高齢化率は39.67%となっています。江津市の面積は、268.24㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2022年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（4月1日時点）」

江津市の魅力

江津市は、江の川（ごうのかわ）と日本海がつながる河口に位置します。また、標高470mの島の星山や、その中腹にあり数多くの椿が植えられている「椿の里」など、緑豊かなスポットが多く存在します。そのほか千丈渓（せんじょうけい）、観音滝といった名所もあり、自然が豊かな市です。

江津市はかつて江の川河口の港として栄え、江戸時代には北前船（きたまえぶね）の寄港地として発展していました。今でも江戸時代に建てられた商家の家屋などが多く残されているのが魅力です。また江津市を含む石見（いわみ）地方では、「石見神楽」が伝統芸能として伝わっています。江津市内では「パレットごうつ」や「有福（ありふく）温泉湯の町神楽殿」、「石見神楽劇場舞乃座」で石見神楽を鑑賞できます。

さらに江津市には「有福温泉」があります。1,350年以上前に見つかった秘湯で、無色透明でくせのない単純アルカリ泉が特徴です。

江津市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

江津市の主要な駅

江津市には、JR山陰本線（京都～下関）が通っています。主要な駅は「江津」駅です。江津駅からは、京都方面と下関方面にアクセスできます。

また市が運営する路線バスを利用すれば、市役所や病院、商業施設など市内各地へ移動できます。

江津市役所

江津市役所の住所は、江津市江津町1016-4です。「江津市役所前」バス停から徒歩約2分、JR「江津」駅から徒歩約8分でアクセスできます。

要介護認定の申請は高齢者障がい者福祉課高齢者福祉係や桜江支所窓口、浜田地区広域行政組合介護保険課で受け付けています。

参考：江津市役所

江津市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

江津市には、地域包括支援センターが1カ所設置されており、「済生会江津総合病院」の1階にあります（2017年1月13日現在）。そのほか在宅介護支援センターでも、高齢者の生活に関する相談を受け付けています。

参考：江津市「高齢者の介護・福祉の相談窓口」

江津市のイベント

江の川に架かる江津バイパス（国道9号バイパス）（Photo by 663highland, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

江津市で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「江の川祭」は、例年8月16日にJR「江津」駅周辺や江の川河口周辺で開催されるお祭りです。当日は約130店ほどの夜店が並ぶほか、市民約1,000人が「江津市音頭」に合わせてパレードをします。フィナーレには花火大会がおこなわれ、川面を流れる「灯ろう流し」と「星高山のイルミネーション」とのコラボレーションを楽しめます。

「川戸水神祭（かわとすいじんさい）」は、例年5月5日に「太詔刀命神社（ふとのりとのみことじんじゃ）」で開催されるお祭りです。500年の歴史があります。お祭り当日は水難防止の祈願として川舟神事が開催され、神輿（みこし）船を先頭として連なった川舟が水神様をまつる大岩まで向かい、祭典をおこないます。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

江津市の高齢者支援制度

江津市が展開する高齢者の支援制度を紹介します。

緊急通報装置の設置

見守りが必要な高齢者に向けて緊急通報装置を貸し出し、居宅内に設置するサービスです。装置から通報することで、24時間いつでも救急車の要請や協力員の訪問要請などができます。また、健康や困りごとに関する相談対応や月1回の安否確認、必要に応じて警備会社の駆け付け訪問などもおこないます。

対象者は、見守りが必要な一人暮らしの高齢者の方などです。利用料などの詳細は、江津市役所高齢者障がい者福祉課にお問い合わせください。

参考：江津市「高齢者福祉サービスのご案内」

食の自立支援サービス

高齢者の自宅に定期的に訪問し、減塩食やカロリー制限食などの特別に調整された食事を届けるサービスです。配食とともに安否確認もおこないます。

対象者は糖尿病や腎臓病などにより、減塩やカロリーコントロールが必要な高齢者です。利用料などの詳細については、江津市役所高齢者障がい者福祉課にお問い合わせください。

参考：江津市「高齢者福祉サービスのご案内」

家族介護用品の支給

在宅介護をしている世帯に向けて、介護用品を支給します。支給される用品は紙おむつや尿取りパッドなどです。支給額の上限は年間4万円までとなります。

対象者は、要介護4・5の方を在宅で介護している、非課税世帯の家族です。

参考：江津市「高齢者福祉サービスのご案内」

江津市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

江津市内で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。江津市は浜田市、大田市、邑智郡邑南町・川本町と隣接しています。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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