うきは市のグループホーム

介護のほんねでは、「グループホーム三春」、「グループホームゆり苑」、「グループホームたかみ」をはじめとした、福岡県/うきは市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は4件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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うきは市の老人ホーム・介護施設について

うきは市は、福岡県の南東部に位置する市です。こちらでは「うきは市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

うきは市の特徴

うきは市役所（Waka77 - 投稿者自身による著作物, CC0, リンクによる）

うきは市の人口は2万8,916人です。65歳以上の高齢者人口は1万41人で、高齢化率は34.72%になります。うきは市の面積は117.46㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（4月1日時点）」

うきは市の魅力

うきは市は全国でも有数の微風地帯のため、フルーツを栽培する環境として適しており、数多くの果樹園があることが特長です。8月になると「フルーツ王国うきは開国式」が開催され、イチゴ、ブドウ、ナシ、ブルーベリーなどの試食や収穫体験ができます。

また「道の駅・うきは」は「九州じゃらん2021年6月号」（株式会社リクルート発行）の道の駅ランキングで6年連続1位を獲得しています。国の重要文化財である「くど造り民家」をモチーフにした木造建築が特徴的です。フルーツを用いたジャムやジュースのほか、地元産の米やお茶などを購入できます。

そのほか、うきは市には美しい景色を楽しめる場所があります。市の中心部に位置する吉井町には、漆喰塗（しっくいぬり）や白壁土蔵（しらかべどぞう）造りの街並みが広がっており、国指定・重要伝統的建造物群保存地区となっています。また「日本の棚田百選」にも選出された「つづら棚田」では、9月になると約50万本もの彼岸花（ひがんばな）が見頃を迎えます。ほかにも91基の鳥居がたたずむ「浮羽稲荷（うきはいなり）神社」も代表的なスポットです。

うきは市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

うきは市の主要な駅

うきは市には、JR久大本線が通っています。主要駅は「筑後大石」駅です。久留米（くるめ）方面と大分方面へアクセスできます。

そのほか日常生活での移動を便利にするため、うきはバスが運行しています。運転免許証を自主返納した方は、運転経歴証明書を提示すれば100円で乗車可能です。

参考：うきは市「平日は、うきはバスで出かけませんか」

うきは市役所

うきは市役所の所在地は、うきは市吉井町新治（にいはる）316です。「うきは市役所」停留所から徒歩2分で到着します。

要介護認定の申請窓口は、保健課です。

参考：うきは市役所

うきは市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

うきは市の地域福祉センターは、市内2カ所に設置されています。

参考：うきは市「地域包括支援センターについて」

うきは市のイベント

うきは市で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「筑後吉井おひなさまめぐり」は、例年2月中旬から4月初旬にかけて吉井町・白壁通り一帯で開催されます。伝統的な押し絵「おきあげ」や「箱雛（はこびな）」が展示されます。吉井の町並みを楽しみながら、ひな人形を見物できます。

「筑後川温泉花火大会」は、例年7月28日に筑後川温泉河川敷で開催されるイベントです。筑後川上空に約3,000発の花火が打ち上げられます。合わせて太鼓演奏などがおこなわれます。

「うきは祭り」は、毎年11月上旬に「うきは市総合体育館うきはアリーナ」で開催されるイベントです。うきは市の自然や文化を紹介するブースをはじめ、ワークショップ、ご当地キャラによるダンス、吹奏楽・太鼓演奏といった催しがあります。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

うきは市の高齢者支援制度

うきは市で展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

高齢者等徘徊SOSネットワーク

認知症高齢者の行方が分からなくなったとき、早期発見・保護ができるように高齢者等徘徊SOSネットワークを構築しています。

高齢者の所在が分からなくなった際に家族が警察へ連絡すると、警察から市役所に情報が伝達されます。その後「防災行政無線による市内全戸放送」「県防災メールによる配信」「協力団体への情報提供」「消防本部や広域連携市町への情報提供」をおこない、捜索につなげる仕組みです。事前に登録することで、より早急な発見や身元確認が可能になります。

対象となるのは、認知症による徘徊で行方不明になる恐れがある高齢者です。

参考：うきは市「高齢者等徘徊SOSネットワーク事業」

配食サービス

高齢者の自宅に食事を届ける配食サービスをおこなっています。食事はご飯とおかずのセットです。毎週月～土曜日に昼食・夕食が配達されます。配達の曜日や回数は希望に合わせて変更可能です。

対象となるのは、おおむね65歳以上の高齢者で、以下の全てに当てはまる方です。

買い物や調理をするのが困難な方
家族による支援が困難な方
見守りを必要とする方

参考：うきは市「うきは市配食サービス事業について」

移動販売車

運転免許証を自主返納した方や、気軽に買い物へ出かけられない方を支援するサービスです。移動販売をおこなっている事業者は「サンピットバリュー」「セブンイレブンうきはバイパス店」「とくし丸（Aコープよしい店）」の3社で、うきは市内全域を巡るルートが構築されています。すべての方が利用できます。

参考：うきは市「移動販売車について」

うきは市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

うきは市で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。うきは市は、久留米市、朝倉市、八女市、大分県日田市にも隣接しています。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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