臼杵市のグループホーム

介護のほんねでは、「グループホーム明日風」、「グループホーム　無量寿」、「グループホームふくすけ」をはじめとした、大分県/臼杵市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は5件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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臼杵市の老人ホーム・介護施設について

臼杵市（うすきし）は、大分県東南部に位置する市です。鎮南山（ちんなんざん）、姫岳（ひめだけ）、野津川といった自然に恵まれています。今回は「臼杵市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

臼杵市の特徴

臼杵市役所臼杵庁舎（Zero_1_k - Taken by Zero_1_k, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

臼杵市の人口は3万7,610人です。65歳以上の高齢者人口は1万5,218人で、高齢化率は40.46%となります（2021年1月1日現在）。

臼杵市の面積は291.20㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（1月1日時点）」

臼杵市の魅力

臼杵市はかつて南蛮貿易で栄えたエリアで、歴史文化遺産が数多く残っています。「臼杵城跡」は、キリシタン大名と呼ばれた大友宗麟（おおともそうりん）の居城でした。城の中に設置された礼拝所や、アルファベットのような文字が書かれた石垣が特徴です。

また、ポルトガルの伝統的な装飾用タイル「アズレージョ」が施された「久家（くげ）の大蔵」、修練院を模して造られた施設「サーラ・デ・うすき」といった南蛮文化の影響を受けた建物が見られます。

臼杵市には、国宝「臼杵石仏」61体が鎮座しています。彫刻の質、規模、数ともに日本有数の石仏群です。石仏はホキ石仏第1群、ホキ石仏第2群、山王山、古園の4つのエリアに分かれており、いずれも表情豊かで見ごたえがあります。

特産品は、豊後（ぶんご）水道や臼杵湾で獲れる臼杵フグ、ブリ、タチウオです。このほか、エサにカボスを混ぜることでさっぱりとした味わいとなる「かぼすブリ」、魚を醤油漬けにしてオカラと和えた「きらすまめし」といったご当地グルメが味わえます。

臼杵市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

臼杵市の主要な駅

臼杵市にはJR日豊本線が走行しています。主要駅は「臼杵」駅です。また、臼杵市内ではコミュニティバスや路線バスが運行しており、市民の移動手段となっています。

臼杵市役所

臼杵市役所の所在地は、臼杵市大字臼杵72-1です。JR「臼杵」駅から徒歩約10分で到着します。

要介護認定の申請は、臼杵庁舎高齢者支援課、または野津庁舎市民生活推進課で受け付けています。申請の手続きは本人や家族のほか、地域包括支援センターや居宅介護支援事業所（ケアマネジャー）に代理申請の依頼が可能です。

参考：臼杵市役所

臼杵市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。

保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

臼杵市には、地域包括支援センターが1カ所設置されています（2020年5月19日現在）。

参考：臼杵市「地域包括支援センター」

臼杵市のイベント

臼杵市で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「臼杵祇園まつり」は、例年7月に八坂神社で開催されている祭礼です。2008年に県の無形民俗文化財に指定されました。1643年から始まった、歴史あるお祭りです。臼杵独特の御槍（おんやり）振りをはじめ、数多くの見どころがあります。

「うすき竹宵（たけよい）」は、例年11月の2日間にわたり二王座や町八町周辺で開催されるイベントです。暖かなオレンジ色に光る無数の竹ぼんぼりが街中に飾られます。臼杵市に伝わる般若姫伝説にもとづく行事で、臼杵港に般若姫の御霊をのせた船が到着する様子が見どころです。

介護施設や老人ホームに入所していても、イベントに参加することは可能です。施設によって参加の可否や条件が異なるので、入所を検討している施設があれば事前に施設へ問い合わせてみましょう。

臼杵市の高齢者支援制度

臼杵市で展開する高齢者の支援制度を紹介します。

はり・きゅう・あんま施術料の一部助成

はり・きゅう・あんまの施術を受ける際の費用を一部助成する事業です。市が指定する施術院で使える利用券を年間24枚交付しています。助成費は1回につき600円です。施術1回につき1枚利用できます。

対象者は市内在住の70歳以上の高齢者です。問い合わせは市役所高齢者支援課で受け付けています。

参考：臼杵市「各種サービス・助成事業など」

家族介護用品の支給

寝たきりなどの高齢者を介護する家族に対し、介護用品が購入できる補助券を支給しています。助成上限額は1年で7万5,000円（補助券12枚分）です。補助券で購入できるのは、紙おむつ、尿取りパット、ドライシャンプー、使い捨て手袋、清拭剤、口腔用スポンジ、使い捨てエプロンとなります。

対象となるのは、要介護4・5に認定された65歳以上の高齢者を介護する家族のうち、世帯家族全員および要介護者が市民税非課税世帯の方です。

参考：臼杵市「各種サービス・助成事業など」

配食サービス

高齢者の自宅に栄養バランスの良い食事を届け、同時に安否確認をするサービスです。料金は1食あたり500円で、1週間に3回まで利用できます。

対象者は、おおむね60歳以上で虚弱な一人暮らし高齢者の方、もしくは身体障がい者のみの世帯・高齢者のみの世帯で調理を毎日おこなうのが困難な方です。なお、配達時に利用者が不在だった際に連絡できる協力員2名を登録する必要があります。

参考：臼杵市「各種サービス・助成事業など」

臼杵市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

臼杵市で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。臼杵市は大分市、佐伯市、津久見市、豊後大野市と隣接しています。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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