能美市のグループホーム

介護のほんねでは、「ぐるーぷほーむ杜の郷能美つつじ」、「グループホーム　ゆうゆう能美」、「グループホーム　ゆず」をはじめとした、石川県/能美市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は10件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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能美市の老人ホーム・介護施設について

能美（のみ）市は、石川県の南部に位置する市です。こちらでは「能美市での高齢者の暮らし」に関する情報をご紹介します。

能美市の特徴

市長室がある辰口本庁舎（日本語版ウィキペディアのShiftさん - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

能美市の人口は4万9,905人です。65歳以上の高齢者人口は1万2,891人で、高齢化率は25.83%となっています。能美市の面積は84.14㎢です。エリア分けをすると、根上（ねあがり）・寺井地区、辰口（たつのくち）地区の2つになります。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（1月1日時点）」／能美市「能美市の都市計画の見直しの概要」

能美市の魅力

能美市は、伝統工芸品である「九谷焼（くたにやき）」の産地です。「九谷陶芸村」には、名品を鑑賞できる美術館「五彩館」や「浅蔵五十吉（あさくらいそきち）記念館」があります。九谷焼の絵付けや作陶も体験でき、九谷焼の魅力を堪能できる施設です。

能美市には、ほかにも観光スポットがいくつかあります。「能美ふるさとミュージアム」は、能美の自然や歴史、民俗について学べる博物館です。また、バリアフリーや自然環境に配慮した「いしかわ動物園」、市の天然記念物に指定されている「ハマナス群落」や「七ツ滝」といった自然を体感できるスポットがあります。

能美市にある「辰口温泉」は、開湯1,400年の歴史を持つ温泉です。肌に優しい泉質が特徴で、「美人の湯」と親しまれています。

能美市の特産品は、加賀丸いもや国造（こくぞう）ゆずです。加賀丸いもは、大正時代に栽培が始まった長い歴史を持つ野菜で、焼酎やコロッケ、うどんなどに加工されます。国造ゆずは、農薬を使わずに有機肥料で栽培されているのが特徴です。

能美市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

能美市の主要な駅

能美市には、JR北陸本線が走っています。主要な駅は「能美根上（のみねあがり）」駅です。

また市内では、コミュニティバス「のみバス」が複数のルートで運行しています。65歳以上の市民の方や70歳以上で運転免許証を返納した方は、お得な乗車券を利用可能です。

能美市役所

能美市役所の所在地は、能美市来丸町1110です。「能美市役所」バス停から歩いてすぐに到着します。

要介護認定の申請窓口は、健康福祉部保険年金課で受け付けています。

参考：能美市役所

能美市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

能美市の地域包括支援センターは「あんしん相談センター」という名称で、市内に3カ所設置されています（2021年4月1日現在）。

参考：能美市「相談窓口一覧」

能美市のイベント

能美市で開催されているイベントをご紹介します。

「九谷茶碗まつり」は、毎年5月に九谷陶芸村で開催されるイベントです。九谷焼作家による美術作品を特別価格で購入できます。模擬店が20店舗以上並び、ご当地グルメも堪能できます。地元住民だけでなく、国内外から多くの方が訪れる人気のお祭りです。

「辰口まつり」は、毎年8月下旬に能美市役所周辺で開催されるお祭りです。おそろいの浴衣や、こだわりの衣装を身に付けた40チーム以上が、じょんがら踊りを披露します。ほかにも、吹奏楽やライブ、太鼓といったパフォーマンスで会場を盛り上げます。フィナーレの打ち上げ花火も見どころです。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

能美市の高齢者支援制度

能美市が展開する高齢者支援制度をご紹介します。

介護用品購入助成事業

要介護認定を受けた高齢者を在宅で介護する家族の経済的な負担を軽減するための事業です。介護用品を購入する際に使える助成券を支給します。

助成金額は月額5,000円、年間6万円までです。対象となる品目は、紙おむつ、紙パンツ、尿取りパッド、自動排せつ処理装置の専用カバーおよびパッドです。

対象となるのは、以下のいずれかの項目に該当する方です。

要介護1～5に認定された在宅生活を送る高齢者で介護用品を使用している方
重度障がい児・者で体幹、下肢の身体障がい者手帳1級または2級を所持している方

参考：能美市「介護用品購入助成事業」

在宅支援型住宅リフォーム推進事業

高齢者や障がい者の自立した生活を支援するために、住宅改修費用の助成をおこなう事業です。手すりの取り付けや段差の解消、扉の取り替え工事などに利用できます。

工事費の助成額は、以下の表の通りです。

区分	対象工事の補助率	助成限度額
生活保護世帯	100%	100万円
住民税非課税世帯	90%	100万円
住民税均等割のみ課税世帯	70%	50万円

なお、着工前の申請が必要です。利用回数は、原則として1回となります。

対象者は、以下のいずれかの項目に該当する世帯です。

要支援または要介護に認定された高齢者がいる世帯
身体障がい者手帳2級以上の方がいる世帯（下肢・体幹・移動機能障がいに関しては3級以上）
療育手帳Aの所持者がいる世帯
精神障がい者保健福祉手帳1級の方がいる世帯

参考：能美市「在宅支援型住宅リフォーム推進事業」

配食サービス事業

買い物や調理が難しい方に対して、栄養バランスを考えた食事を届ける事業です。健康の維持や増進を目的とし、安否確認もおこないます。配食の回数は、昼食または夕食のいずれか1回です。糖尿病食や減塩食などの特別食にも対応します。

対象となるのは、以下の項目のいずれかに該当する方です。補助金額は、1の場合は1食あたり450円、2は1食あたり250円となります。

おおむね65歳以上の一人暮らし高齢者や高齢者のみの世帯、障がい者のみの世帯、これらに準ずる世帯で、心身の障がいや疾病などで食事の調理が困難な方
日中に要支援1・2または要介護1〜5の在宅高齢者等のみとなる世帯で、食事の調理が困難で特別な調理（糖尿病食や減塩食等）が必要な方

参考：能美市「配食サービス事業」

能美市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

能美市で老人ホームを探していて、希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで視野を広げてみましょう。能美市は、小松市、白山市、能美郡川北町と隣接しています。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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