安曇野市の老人ホーム・介護施設について
安曇野市(あづみのし)は、長野県のほぼ中央部に位置する自治体です。こちらでは「安曇野市の高齢者の暮らし」についてご紹介します。
安曇野市の特徴
安曇野市の人口は、9万7,152人です。このうち65歳以上の高齢者人口は3万420人で、高齢化率は31.31%になっています(2021年1月1日現在)。
安曇野市の魅力
安曇野市は雄大な自然に包まれた地域です。安曇野市の西側には3,000m級の山脈が連なる北アルプス連邦があります。また、北アルプスの雪解け水がもたらす湧水が市内随所に点在しています。「名水百選」に選ばれている、日本有数の名水の地です。
さらに、きれいな湧水を生かした果物や野菜の栽培が盛んです。リンゴ、ブドウ、セロリ、タマネギ、ワサビといった食農作物が生産されています。
また、安曇野市は温泉地としても有名です。豊富な地下湧水をもとに天然温泉が湧き出ており、温泉や日帰り入浴施設が多くあります。特に「穂高温泉郷」「中房温泉」「有明温泉」のお湯は水質が柔らかく「美肌の湯」と呼ばれています。
安曇野市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター
安曇野市の主要な駅
安曇野市内にはJR大糸線・篠ノ井線が通っています。主要な駅は「穂高(ほたか)」駅です。「穂高」駅から、長野県の主要駅である「松本」駅へ35分で到着します。「松本」駅は、新宿・東京方面へ向かうJR中央本線をはじめとする4路線が利用でき、遠方へのアクセスに便利です。
また安曇野市には、新しい公共交通システムの「あづみん」が運行しています。「あづみん」とは、指定場所から目的地まで乗り合い方式で運行する「デマンド交通」とよばれるシステムです。事前に利用者登録をして、電話で予約することで利用できます。停留所はなく希望の目的地を指定できますが、通常のタクシーとは異なり直行しないので、時間に余裕を持って予約することが大切です。
安曇野市役所
安曇野市役所の所在地は、安曇野市豊科6000です。JR「穂高」駅から歩いて約5分の場所にあります。
要介護認定の申請は本庁舎1階の保健医療部 介護保険課 認定調査係、または各支所で受け付けています。
参考:安曇野市役所
安曇野市の地域包括支援センター
地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。
保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。
安曇野市のイベント
安曇野市で毎年恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。
「わさびの花の収穫祭」は、毎年3月に大王わさび農場周辺で開催されるイベントです。白く小さなわさびの花が、農場いっぱいに咲く様子を見られます。わさびの花を使った調理体験や、わさびの花のおやきの販売のほか、マグロの解体ショーもおこなわれます。
「信州安曇野ハーフマラソン」は、毎年6月に豊科南部総合公園を発着点として開催されるマラソン大会です。北アルプスの大自然を背景に、豊かな田園風景や澄んだ空気の中を多くの参加者が走り抜けます。
「信州安曇野田んぼアート」は毎年6月から9月にかけて、安曇野スイス村近くの水田で実施されます。約6,300㎡の広大な水田をキャンパスに見立て、色の異なる稲を使って大きな絵や文字を描きます。これまでには長野県出身の力士の姿や、NHK大河ドラマの主人公といったアートが描かれてきました。稲の成長によって色合いが異なり、季節ごとの変化が楽しめることも特徴です。
安曇野市の高齢者支援制度
安曇野市では地域の高齢者に対して支援制度を整えています。ここでは一部の取り組みをご紹介します。
配食サービス
主に一人暮らしの高齢者や高齢者世帯向けに、栄養バランスの整ったお弁当を届けるサービスです。配達時に安否確認も実施し、異常がみられる場合は関係機関と緊急連絡先に知らせます。
食事の内容は主食を含むお弁当か、おかずのみのどちらかを選べます。利用料はお弁当が1食500円、おかずだけの場合は1食450円です。
対象者は、以下のいずれかに当てはまる方です。
- 食事の用意が難しく見守りが必要な、おおむね65歳以上の一人暮らしの人
- 高齢者のみの世帯の人
- 障害者の人
参考:安曇野市「在宅高齢者福祉サービス」
緊急通報サービス
主に一人暮らしの高齢者の方に向け、緊急通報装置を設置する制度です。緊急時に装置のボタンを押すと、受信センターから状況確認の電話がかかります。電話に出られない場合は事前に登録した協力員が駆けつけ、早期に対応できる仕組みです。
また、装置には安否確認機能もついています。自宅のトイレなどにセンサーを設置し、出入りの状況を受信センターに知らせる機能です。24時間以上作動しない場合はセンターから安否確認の電話がかかり、状況を確認します。
利用料は月額500円です。対象者は次のいずれかに該当する方のみの世帯となります。
- 65歳以上の方
- 身体障害者手帳1級または2級を持っている方
- 療育手帳を持っている方
- 精神保健福祉手帳を持っている方
参考:安曇野市「在宅高齢者福祉サービス」
高齢者通院等支援事業
医療機関や福祉施設に通う際の交通費を支援する制度です。500円分のタクシー利用券を、年間最大30枚交付します。利用券は、1回の乗車につき複数枚の使用が可能です。なお、交付枚数は申請時期によって異なります。
対象者は「65歳以上で要介護3~5の認定を受けている方」です。「寝たきり高齢者等通院等支援サービス」との併用はできません。
参考:安曇野市「在宅高齢者福祉サービス」
安曇野市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる
安曇野市で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで範囲を広げてみましょう。安曇野市は松本市、大町市、北安曇郡松川村・池田町、東筑摩郡生坂村・筑北村と隣接しています。