飯塚市の老人ホーム・介護施設について
飯塚市は福岡県中部の街です。福岡市と北九州市という2つの政令指定都市の中間に位置します。こちらでは「飯塚市での高齢者の暮らし」について、ポイントをご紹介します。
飯塚市の特徴
飯塚市の人口は12万7,552人です。65歳以上の高齢者人口は4万441人で、高齢化率は31.71%となっています(2021年1月1日現在)。
飯塚市の面積は213.96㎢で、以下のように大きく12の地域に分けられます。
飯塚市の魅力
飯塚市は炭鉱の街であり、炭鉱の食文化の象徴である「ホルモン」は、飯塚市の名物です。通称「とんちゃん」と呼ばれ、ホルモンを使った丼や麺、鍋と、多彩なメニューで市民に親しまれています。筑穂牛や庄内ふき、クジラも名物で、飯塚市ならではの食材を用いた食文化の豊かさが魅力です。
飯塚市は、縄文時代にはすでに人が足を踏み入れていたことが分かっているほど、長い歴史を持つ街です。「飯塚市歴史資料館」では、国の重要文化財に指定されている立岩遺跡の出土品を展示しています。そのほか、縄文~古墳時代の出土品や中国・西安(シーアン)市から寄贈された秦始皇帝兵馬俑(しんのしこうていへいばよう)を観覧でき、日本の歴史を感じられます。
また飯塚市は温泉が魅力的です。「伊川温泉」は八木山峠の麓にある温泉郷で、現在は「飯塚市福祉センター伊川の郷」「こうの湯温泉」があります。泉質は西日本随一といわれるラジウム温泉で、リウマチ、アトピー、痛風、動脈硬化、外傷後遺症に効果的です。
飯塚市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター
飯塚市の主要な駅
飯塚市の鉄道は、JR九州の筑豊本線、篠栗線(ささぐりせん)、後藤寺線の3つの路線が乗り入れています。主要な駅は「新飯塚」駅で、乗客乗降数が市内で最も多い駅です。
飯塚市役所
飯塚市役所の所在地は、飯塚市新立岩5‐5です。筑豊本線「新飯塚」駅より徒歩5分で着きます。要介護認定は高齢介護課で受け付けています。
参考:飯塚市役所
飯塚市の地域包括支援センター
地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。
保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。
飯塚市内には、合計11カ所の地域包括支援センターが設置されています。
参考:飯塚市「地域包括支援センター」
飯塚市のイベント
飯塚市内で毎年恒例となっているイベント・お祭りを紹介します。
「いいづか雛(ひいな)のまつり」は、毎年2月から3月にかけて開催されるお祭りです。江戸時代から現代までの雛飾りを展示しています。旧伊藤伝右衛門(いとうでんえもん)邸をメイン会場とし、麻生大浦荘の特別公開をはじめ、市内の商店街や公共施設がひな祭り会場になります。
「飯塚納涼花火大会」は、毎年8月に遠賀川中之島で開催されるイベントです。毎年約10万人が訪れます。ナイアガラの滝をはじめとした大規模な仕掛け花火を含めて、約5,000発ほどの花火が打ち上げられ、夏の夜空を鮮やかに彩ります。
「筑前の國いいづか街道まつり」は、毎年10月下旬に飯塚市中心商店街で開催されるお祭りです。飯塚市がかつて長崎街道の宿場町「飯塚宿」として栄えたことに関連して、さまざまな衣裳に扮した市民らの時代仮装行列がおこなわれます。そのほかに、ステージライブ、ストリートダンス、飲食・物販のバザーコーナーと、たくさんの催し物があります。
飯塚市の高齢者支援制度
飯塚市が展開する高齢者の支援制度を紹介します。
認知症高齢者等徘徊SOSネットワーク事業
認知症高齢者の徘徊事案が発生した際に警察、行政、福祉関係者、協力事業者が協働し、早期発見・保護につなげる制度です。徘徊のおそれがある認知症高齢者の情報を、家族が事前登録しておくことで、緊急時に速やかに対応できます。登録は無料です。
対象者は「飯塚市内に居住し、住民基本台帳に登録されている方」で「認知症(65歳以上)または若年性認知症」と診断され「徘徊の可能性がある方」となっています。
参考:飯塚市「認知症高齢者等徘徊SOSネットワーク事業」
介護予防事業
身体能力が低下しても、高齢者が住みなれた地域社会で自分らしくいきいきと暮らしていけるよう、生活機能や運動機能を維持・向上させる取り組みです。対象者は「65歳以上の高齢者」となります。以下のような、運動強度の異なる教室を開催しています。
- 足元気教室
- 高齢者筋力アップ教室
- ボールエクササイズ教室
- ケア・トランポリン教室
- 脳元気教室
- 健幸教室(音楽サロン)
- 介護予防教室(出前講座)
参考:飯塚市「介護予防事業」
介護用品(紙おむつ、尿とりパッド)給付事業
常時紙おむつまたは尿とりパッドの使用を必要とする高齢者を在宅で介護する同居家族に対して、紙おむつまたは尿とりパッドを給付する事業です。紙おむつまたは尿とりパッドの給付は現物給付で、ひと月の給付にかかる限度額は6,000円となっています。
対象者は以下の要件をすべて満たした方です。
- 要介護3以上の認定を受けている
- 常時紙おむつまたは尿とりパッドの使用を必要とするおおむね65歳以上の者を在宅で介護する世帯
- 当該世帯構成員全員の市民税が非課税の世帯
- 市長が必要と認めるものであること
参考:飯塚市「介護用品(紙おむつ・尿とりパッド)給付事業について」
飯塚市で見つからない場合は周辺の地域までエリアを広げる
希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで視野を広げてみましょう。飯塚市は、直方市、筑紫野市、田川市、宮若市、嘉麻市、嘉穂郡桂川町、糟屋郡篠栗町、須惠町、宇美町、田川郡糸田町、福智町、鞍手郡小竹町、朝倉郡筑前町と隣接しています。