那覇市の老人ホーム・介護施設について
那覇市は沖縄本島の南部にある県庁所在地で、中核市と中枢中核都市に指定されています。ここでは、那覇市での高齢者の暮らしについて、ポイントをご紹介します。
那覇市の特徴
那覇市の総人口は31万8,756人です。65歳以上の高齢者の人口は7万5,901人で、高齢化率は23.8%です(2021年7月31日現在)。
那覇市の面積は41.42km²。地域は「本庁」「真和志(まわし)」「首里(しゅり)」「小緑(おろく)」の4つのエリアに分かれています。
本庁エリアには国際空港である那覇空港があり、首里エリアには世界遺産・首里城があります。
参考:那覇市「年齢層別人口」/沖縄県「那覇市」
那覇市の魅力
2021年5月に市制施行100周年を迎えた那覇市は、海外との交流拠点として琉球文化が栄えた地域です。
那覇市は亜熱帯気候で年間の平均気温差が少なく過ごしやすい地域で、海に囲まれた環境が特徴です。エメラルドグリーンの海には熱帯魚やサンゴ、黒潮の周辺にはクジラやマンタなどが生息し、自然豊かな環境が広がっています。
また、那覇市にはシンボル的な存在として「首里城」があります。当時の琉球国王が住んでいた城で、日本と中国の建築が融合した建物が特徴です。2000年には世界遺産に登録されました。
那覇市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター
那覇市の主要な駅
那覇市には鉄道がなく、ゆいレールや路線バスが走っています。ゆいレールは那覇市の玄関口である「那覇空港」駅から「てだこ浦西」駅までの約17㎞の距離を繋ぐモノレールです。
ゆいレールの主要な駅は「那覇空港」駅、「県庁前」駅です。乗降客数が最も多いのは「県庁前」駅です。「那覇空港」駅は県外からの観光客がよく使うので、ゴールデンウィークや夏休みのシーズンには混み合います。
那覇市役所
那覇市役所は、那覇市泉崎1丁目1-1にあります。ゆいレール「県庁前」駅から徒歩3分で到着します。バスを利用する場合は「県庁南口」バス停で下車後すぐです。
要介護認定の申請・相談は、福祉部ちゃーがんじゅう課(2階)で受け付けています。
参考:那覇市役所
那覇市の地域包括支援センター
地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。
「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。
那覇市のイベント
那覇市で毎年恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。
「首里城祭」は首里城で開催されるイベントです。10月末から11月にかけて4日間開催され、国王・王妃出御や伝統芸能公演を楽しめます。
「那覇ハーリー」は毎年ゴールデンウィークの3日間で開催されるイベントです。ハーリーとは、海の安全や豊漁を願うお祭りになります。那覇ハーリーでは装飾された、乗組員40人以上のドラゴンボートを使います。
老人ホームや介護施設によっては、地域のお祭りにレクリエーションとして参加することがあります。参加するイベントは施設によって異なるのでご確認ください。
那覇市の高齢者支援制度
那覇市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。
高齢者「食」の自立支援事業
那覇市では、自分(または身寄りの方を含めて)では食事の準備ができない方に向けて配食をしています。昼食を週に4回届けてくれて、利用者負担金は1食あたり200~400円です。対象者は「65歳以上の一人暮らし」もしくは「高齢者のみの世帯で市民税が非課税」であり「自ら食事の準備ができない方」です。
参考:那覇市「在宅福祉サービス-高齢者福祉-」
ふれあいコール事業
「ふれあいコール」は、孤独感・不安感が強い高齢者を対象に、定期的に電話をかける取り組みです。孤独感を和らげる目的があり、安否確認の役目を果たします。那覇市に住んでいる65歳以上の一人暮らしの方が対象です。
参考:那覇市「在宅福祉サービス-高齢者福祉-」
がんじゅう一日乗車券(高齢者公共交通機関割引制度)
那覇市では、ゆいレールが乗り放題になる「がんじゅう1日乗車券」の購入を補助しています。乗車券が半額の300円で購入できます。対象となるのは満70歳以上の那覇市民です。生年月日と那覇市在住であることが証明できる公的証明書を窓口で提示し購入してください。
参考:那覇市「生きがい・交流-高齢者福祉-」
那覇市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる
希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。那覇市と隣接しているのは浦添市、豊見城市、鳥尻郡南風原町、中頭郡西原町です。