稲沢市の老人ホーム・介護施設について
稲沢市は、愛知県の西部に位置しています。苗木や植木、盆栽の生産が盛んで、水や緑に恵まれた地域です。今回は「稲沢市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。
稲沢市の特徴
稲沢市の人口は13万6,237人です。65歳以上の高齢者の人口は3万7,455人で、高齢化率は27.49%となります(2021年1月1日現在)。
稲沢市の魅力
稲沢市は、多くの緑に恵まれた地域です。なかでも平和町地域は「さくらのまち」と呼ばれています。ソメイヨシノをはじめ、全国的に希少な約60種類の桜を見ることができます。総延長2,800mの桜並木は「桜ネックレス」と呼ばれ、毎年約1,400本の桜が花を咲かせます。
また、稲沢市の祖父江町には樹齢100年以上のイチョウの木が多くあります。秋には街一帯が黄金色となり、情緒あふれる光景が広がります。イチョウから採れるぎんなんは、稲沢市を代表する特産品です。大粒でもっちりとした食感で、秋の味覚として東京都内の一流料亭で高い評価を得ています。
また稲沢市は、重要文化財が点在する街です。「尾張大国霊神社(おわりおおくにたまじんじゃ)」の楼門(ろうもん)は、国の重要文化財に指定されています。「尾張大国霊神社」は、奈良時代に尾張国の総社として定められた歴史ある神社です。神社のシンボルである楼門は、重厚感のある2階建ての門となっています。そのほか、萬徳寺にある「鎮守堂」や「多宝塔」が有名です。萬徳寺は境内に約700本のボタンが植えられていることから「ぼたん寺」と呼ばれています。
稲沢市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター
稲沢市の主要な駅
稲沢市には、JR東海道本線、名鉄名古屋本線・尾西(びさい)線が走っています。主要な駅は「稲沢」駅です。東海道本線が乗り入れています。
また稲沢市には、名鉄バスやコミュニティバスといったバス路線が充実しており、市内の移動に役立ちます。
稲沢市役所
稲沢市役所の所在地は、稲沢市稲府町1です。「国府宮」駅よりバスに乗り
「稲沢市役所」バス停からすぐです。
要介護認定の申請は高齢介護課で受け付けています。
参考:稲沢市役所
稲沢市の地域包括支援センター
地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。
保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。
稲沢市のイベント
稲沢市で毎年恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。
「国府宮はだか祭」は、毎年旧暦正月13日に尾張大国霊神社で開催される祭りです。42歳と25歳の厄年の男性を中心に数千人たちが、ふんどしと白足袋姿に身を包み、尾張一帯から集まります。数千人の規模です。祭りの途中で登場する白無垢の「神男」に触れて厄を落とすために、全員が揉み合いになります。
「いなざわ植木まつり・グリーンフェスティバル」は毎年4月下旬、国府宮(こうのみや)神社を中心におこなわれます。市内の植木生産者が、約300種類・計5万本の植木や苗木を安価で販売します。稲沢市で採れた野菜の販売や体験講座コーナーといった企画が催され、会場は多くの愛好家や家族連れでにぎわいます。
「稲沢夏まつり」は、毎年8月下旬にサリオパーク祖父江で開催しているお祭りです。尾張エリア最大級のナイアガラ花火をはじめ、約3,000発の花火が夜空を彩ります。屋台や縁日、盆踊り、ステージイベントが多数用意され、世代を問わずたくさんの人が集まる稲沢の夏の風物詩です。
稲沢市の高齢者支援制度
稲沢市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。
緊急通報システム
体調の急変や災害といった緊急時に助けを呼ぶための緊急通報用機器を設置します。緊急ボタンや人感赤外線センサーが作動すると、緊急通報センターに通報されます。
設置費用や通報にかかる通話料は無料です。ただし、基本料金は利用者が負担します。また、利用には民生委員を含む3人の協力員の登録が必要です。赤外線センサーの設置は、別途手続きが必要になります。
対象者は「65歳以上の一人暮らしの方で持病などにより健康に不安のある方」または「75歳以上のみで構成された世帯の方」です。どちらも固定電話がつながっている必要があります。
参考: 稲沢市「緊急通報システム」
高齢者外出支援サービス
高齢者が外出する際、リフト付き車両などで自宅から目的地まで移送するサービスです。介護予防、在宅福祉サービス、生きがいづくりを目的とした施設、医療機関などを利用する時のに出かけたい場合に外出を支援します。
送迎範囲は、稲沢市内、一宮市内、津島市内、愛西(あいさい)市内、清須市内(旧清洲町・旧春日町の区域)、あま市内(旧美和町・旧甚目寺(じもくじ)町の区域)です。依頼できるのは片道のみで1カ月に2回まで利用できます。
運賃は無料です。ただし介助料、送迎費などは自己負担になる場合があるため、予約の際に事業者に確認が必要です。
対象者は、市内在住かつ65歳以上の在宅高齢者で、要介護3以上の方です。
参考:稲沢市「高齢者外出支援サービス」
寝具の洗濯・乾燥サービス
自宅の寝具の洗濯から乾燥までをおこなうサービスです。利用料は無料です。
対象となるのは、65歳以上の寝たきりおよび一人暮らしの方で、なおかつ、自ら洗濯ができない、または洗濯を介助してくれる協力者がいない方となります。
参考:稲沢市「寝具の洗濯・乾燥サービス」
稲沢市見つからない場合は周辺エリアで探してみる
稲沢市で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。稲沢市は一宮市、愛西市、清須市、あま市、岐阜県羽島市、海津市に隣接しています。