竹田市のグループホーム

介護のほんねでは、「グループホーム　しらゆり荻」、「グループホーム湧水の郷」、「グループホーム　くたみのもり」をはじめとした、大分県/竹田市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は6件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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竹田市の老人ホーム・介護施設について

竹田市は、大分県の南西部に位置する市です。くじゅう連山や阿蘇外輪山（あそがいりんざん）、祖母山麓（そぼさんろく）といった山々に囲まれています。こちらでは「竹田市での高齢者の暮らし」について、ポイントをご紹介します。

竹田市の特徴

竹田市役所（日本語版ウィキペディアのKouchiumiさん - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

竹田市の人口は2万855人です。そのうち65歳以上の高齢者人口は9,890人で、高齢化率は47.42％となります。竹田市の面積は477.53㎢です。竹田市は、以下の7つの地域に分けられます。

竹田東部地域、竹田西部地域、竹田南部地域、竹田北部地域、萩（おぎ）地域、久住（くじゅう）地域、直入（なおいり）地域参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（1月1日時点）」／竹田市「竹田市都市計画マスタープラン」

竹田市の魅力

竹田市は、水と緑に恵まれた市です。市内には大野川の源流があり、1日に4万トンの水が湧き出る「小津留（おずる）湧水」ほか、複数の湧水が点在しています。また豊かな大地や草資源を生かした農業や畜産が盛んです。大分県の特産品であるカボスやシイタケのほか、米、トマト、スイートコーン、豊後牛などを生産しています。

また、竹田市は観光スポットが豊富です。市内には「岡城跡」「武家屋敷通り」「滝廉太郎記念館」といった史跡や文化財があります。「くじゅう花公園」は、1年を通して500種類・500万本もの花が見られるスポットです。「阿蘇くじゅう国立公園」の標高850mに位置し、広大な敷地のなかでポピーやネモフィラ、コスモスといった花々が鑑賞できます。

竹田市にある長湯温泉は、国内最大級の湧出量がある炭酸泉です。血行を促進する効能があり、飲めば胃腸の働きを活発にして便秘などに効くとされています。また、竹田市は温泉を活用した健康づくりに取り組んでいることが特徴です。長湯温泉クアハウスでは、温泉に浸かりながら体操するユニークな湯中運動を実施しています。

竹田市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

竹田市の主要な駅

竹田市内にはJR豊肥（ほうひ）本線が走行しています。主要な駅は「豊後竹田」駅です。また、竹田市内では路線バスやコミュニティバス「カモシカ号」が運行しており、市民の交通手段の一つとなっています。

竹田市役所

竹田市役所の所在地は、竹田市大字会々1650です。豊肥本線「豊後竹田」駅から徒歩14分で着きます。バスを利用する場合は、竹田市バスに乗車し「竹田市役所」バス停を下車します。

要介護認定の際は高齢者福祉課介護保険係で受け付けています。

参考：竹田市役所

竹田市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

竹田市は、地域包括支援センターが1カ所設置されています（2021年12月2日現在）。

参考：竹田市「地域包括支援センターを利用しましょう」

竹田市のイベント

中川覚左衛門屋敷跡（As6673 - 投稿者自身による著作物, パブリック・ドメイン, リンクによる）

竹田市内で毎年恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「岡城桜まつり」は、例年4月上旬に国指定史跡「岡城跡」で開催されるイベントです。「岡城跡」は日本さくら名所100選に選ばれたスポットで、450本以上の桜と岡城の石垣が織りなす風景を鑑賞できます。見どころは岡城大名行列です。およそ100人の大名行列が武家屋敷や城下町を練り歩きます。そのほか武者甲冑行列や、実際に発砲する鉄砲隊の演舞が見ものです。

「久住夏越祭り」は例年8月上旬の土日に久住神社周辺で開催される行事です。初日には子ども山車（だし）や、久住神社の境内での夜渡太鼓が見られます。見どころは、2日目に催される4体の山車の巡行です。日が暮れるにつれて山車の提灯が灯され、きらびやかな装飾の美しい姿が見られます。

「善神王祭」は、例年9月に岡神社で開催されるお祭りです。380年以上の歴史を持つ伝統行事で、地元の方々からは「ぜじんのさま」と呼ばれています。見どころは、岡城の三層天守閣を再現した小松明（たいまつ）の点灯です。高さ70mのやぐらにいくつもの小松明がつけられ、秋の夜空に幻の天守閣が浮かび上がります。このほかカラオケや踊りを披露するお楽しみ演芸会や花火大会が催されます。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

竹田市の高齢者支援制度

竹田市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

緊急通報装置（愛ことば見守りサービス・あんしんケータイサービス）

緊急時の通報や安否確認ができる緊急通報装置を貸し出すサービスです。緊急通報装置には据え置き型と携帯型があります。機種によって、対応しているサービス内容が異なります。

サービス名	サービス内容	対応している機種
緊急通報	「緊急ボタン」を押すとコールセンターにつながり、オペレーターが状況に応じて消防、警察などに通報します。携帯型では、緊急ブザー用のストラップを引っ張ると警報音が鳴り、コールセンターに利用者の現在地が通知されます。	据え置き型携帯型
相談コール	「相談ボタン」を押すと24時間対応のコールセンターにつながり、オペレーターが日常生活や身体状況に関する相談にのります。	据え置き型携帯型
安否確認	毎朝定時に「安否ボタン」を押すことで安否確認をおこないます。安否確認ができない場合は、家族への連絡や駆け付け要請をします。	据え置き型携帯型
お元気コール	コールセンターから月に1回近況確認の連絡を入れます。	据え置き型
生活支援	弁当の宅配やタクシーの手配など、相談に応じて対応します。	据え置き型携帯型
電池残量通知	電池残量が少なくなると、コールセンターから充電の促しをします。	携帯型

対象となるのは「おおむね65歳以上の一人暮らし高齢者、もしくは高齢者のみで構成される世帯」または「一人暮らしの重度身体障がい者などの世帯」です。利用料金として、月額使用料880円と別途回線使用料がかかります。

参考：竹田市「高齢者福祉」

配食サービス事業

高齢者の方の自宅まで弁当を配達するサービスです。弁当の配達とあわせて安否確認をおこないます。利用料は1食あたり450円で、おかずのみの場合は400円です。なお、市民税非課税世帯は100円減額、所得税課税世帯は100円増額となります。

対象となるのは「おおむね65歳以上の一人暮らし高齢者、または高齢者のみの世帯」で、なおかつ「安否確認と食事の確保が必要な方」です。

参考：竹田市「高齢者福祉」

介護在宅用品の支給

在宅で介護を受ける方のおむつ代などを助成しています。購入の上限額は、1年間で1人あたり9万6,000円です。紙おむつや尿取りパッドなどを購入できます。

対象となるのは「市民税非課税世帯に属する要介護3～5の方」のうち「紙おむつや尿取りパッドなどが必要な方」です。ただし、入院中または施設に入所している方は対象外です。

参考：竹田市「高齢者福祉」

竹田市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

竹田市で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。竹田市と隣接しているのは、大分市、豊後大野市、由布市、玖珠郡九重町です。また、熊本県阿蘇市、阿蘇郡南小国町・高森町・産山村、宮崎県西臼杵郡高千穂町とも隣接しています。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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