宇佐市のグループホーム

介護のほんねでは、「グループホームめずらハウス」、「認知症高齢者グループホーム清流荘」、「グループホーム　オハナ」をはじめとした、大分県/宇佐市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は8件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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宇佐市の老人ホーム・介護施設について

宇佐市は、大分県の北部に位置している自治体です。山と海を有する自然豊かな地域です。こちらでは「宇佐市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

宇佐市の特徴

宇佐市役所（Waka77 - 投稿者自身による作品, CC0, リンクによる）

宇佐市の人口は、5万4,845人です。そのうち65歳以上の高齢者人口は1万9,997人で、高齢化率は36.46%です（2021年1月1日現在）。

面積は439.05㎞²です。大小の谷によって構成されている院内、盆地が中心となって広がる安心院（あじむ）、広大な海と平野がある宇佐の3エリアに大きく分かれます。

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／宇佐市「宇佐市のすがた」／一般社団法人宇佐市観光協会「宇佐市について」

宇佐市の魅力

「宇佐神宮」は全国の八幡社の総本宮といわれており、約1,300年の歴史がある神社です。本殿3棟は国宝に、境内は国の史跡に指定されています。境内は東京ドーム約10個分の広さがあり、自然豊かな場所です。イチイガシやハスといった植物を見ながら散歩が楽しめるスポットとなっています。

「千財農園」は、美しい花々を鑑賞できる花園です。バラ園には5,000㎡の敷地に約2,500本のバラが植えられています。5月中旬に見ごろを迎えると、花の香りが園内中を包み込みます。そのほか、フジの花が有名です。美しい紫色やピンク、白といった約250本のフジが、2,400坪の藤棚に広がります。毎年多くの観光客が訪れる絶景スポットです。

宇佐市では、果物狩りを楽しめます。ブドウ狩りができる場所が14カ所あり、農園によって違った品種を味わえます。なかでも「ピオーネ」は種が無いため食べやすく、糖度が高く上品な味が人気の品種です。

宇佐市の主要な駅

宇佐市には、JR日豊本線が走っています。

主要な駅は、「宇佐」駅と「柳ヶ浦」駅です。宇佐市には路線バスのほか、コミュニティバス（ふれあい号）が運行しており、市内各所への移動に役立ちます。

参考：宇佐市「宇佐市コミュニティバス(ふれあい号)および路線バス等について」

宇佐市役所

宇佐市役所の所在地は、宇佐市大字上田1030-1です。「宇佐市役所前」バス停から徒歩約3分で到着します。

要介護認定の申請は、介護保険課で受け付けています。

参考：宇佐市役所

宇佐市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を業務として、各エリアに設置されています。

保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

宇佐市の地域包括支援センターは、7カ所設置されています。

参考：宇佐市「宇佐市内地域包括支援センター一覧」

宇佐市のイベント

宇佐神宮南中楼門（ja:User:Sanjo - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

宇佐市で毎年恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「大元神社例祭」は、毎年4月29日に大元（おおもと）神社で開催されるお祭りです。山開きを兼ねた年に一度の例祭で、餅まきや直会（なおらい）がおこなわれます。以前は奥宮まで山登りしていましたが、現在は山頂のそばまで車で行けるため、年々参拝者が増えています。

「宇佐夏越祭り」は、毎年7月下旬に宇佐神宮でおこなわれます。五穀豊穣、暑い夏を乗り切ろうと無病息災を祈念するお祭りで、奈良時代から続いています。期間中、宇佐神宮内には「夏もうで」と銘打ったスタンプラリーが用意され、全て集めるとプレゼントがもらえます。

「放生会（ほうじょうえ）」は、毎年10月初旬の3日間でおこなわれる行事です。捕獲した魚や鳥獣を放し、殺生を戒めます。宇佐神宮のなかで最も古い祭祀儀礼（さいしぎれい）といわれており、全国の八幡宮でおこなわれています。

宇佐市の老人ホームや介護施設によっては、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加できることがあります。興味がある方は施設に確認してみましょう。

宇佐市の高齢者支援制度

宇佐市が展開する高齢者支援制度を紹介します。

元気アップ訪問事業

リハビリテーションの専門家が自宅を訪問し、心身機能の維持や改善の指導を行う事業です。家の中でつまずいたり、家事をするのが難しくなった高齢者に対して、短期集中的な指導を通して心身機能の維持につなげます。また、自立した生活を送ることを目指します。

利用料は1回あたり5,000円で、介護保険の負担割合によって金額が異なります。1回の指導は45分程度です。3カ月で最大24回利用できます。

対象者は、市の事業対象者に当てはまるする方、もしくは要支援1・2の方です。

申し込みは、居住地区の地域包括支援センターまたは担当ケアマネジャーを通じて、宇佐市介護保険課に申請してください。

参考：宇佐市「宇佐市介護予防・日常生活支援総合事業で利用できるサービス」

緊急通報装置（サスケ）

高齢者の自宅に、ボタン1つで通報が可能な緊急通報装置を設置しています。緊急ボタンを押すと、24時間365日受信センターにつながり、状況に応じて救急車の手配や協力者への連絡をおこないます。また、安否確認や操作練習を兼ねて、月1回程度受診センターから連絡します。

対象者は「市内在住のおおむね65歳以上の高齢者」のうち「高齢者のみの世帯または高齢者のみで過ごす時間が多い世帯」で以下のいずれかに該当する方です。

緊急事態に素早く行動することが困難である
突発的に起こり、生命に危険を及ぼす持病がある
その他の理由で特に必要と認められる

申請は、市役所本庁の介護保険課、または安心院・院内支所市民サービス課で受け付けています。

参考：宇佐市「緊急通報装置（サスケ）について」

高齢者の生きがいと健康づくり活動（生きがいグループ活動）

同じ趣味を持つ高齢者が集まり、グループを作ってそれぞれの作品作りに取り組む活動です。内容は、陶芸、日曜大工、大正琴、彫刻、生花、編み物ほか幅広く対応しています。

入会時には受講料が必要です。また、教材費が自己負担となります。受講期間は1年で、毎年3月中旬に申し込みを受け付けています。

対象者は、宇佐市に住むおおむね60歳以上の方です。

問い合わせは、介護保険課高齢者支援係、または宇佐市老人クラブ連合会事務局で受け付けています。

参考：宇佐市「高齢者に関する各種お知らせ」

宇佐市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

宇佐市で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。宇佐市は、別府市、中津市、由布市、杵築市、豊後高田市、速見郡日出町、玖珠郡玖珠町です。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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