佐伯市の人口は、6万9,606人です。65歳以上の高齢者人口は2万7,796人で、高齢化率は39.93%となっています(2021年1月1日現在)。
佐伯市の魅力
佐伯市は自然が豊かで、多くの美しい景観を見られるのが魅力です。270㎞の長いリアス式の海岸線を持ち、日本でも有数の美しい海といわれています。祖母・傾山山系は、原生林が茂り多様な生態系が息づくことから、国定公園とユネスコエコパークに指定されています。そのほか、源流から河口までが佐伯市内を流れる清流「番匠川(ばんじょうがわ)」の上流では、夏にホタルが見られることで有名です。
海や川に恵まれた佐伯市では、魚介類を素材とした食の魅力が豊富です。市中心部の「うまいもん通り」では、さまざまな名物を楽しめます。新鮮な寿司のほか、漁師の家庭で受け継がれてきた郷土料理「ごまだし」を使ったうどんやラーメンが人気です。
また、佐伯市のシンボルである「佐伯城」は、続日本100名城の一つに選ばれています。難易度に応じて4つのコースが選べる城山登山道が整備されており、いずれも20~30分で登頂できることが特徴です。なかでも「独歩碑の道」は穏やかで登りやすく、のんびりと散策を楽しめます。山頂付近には本丸の石垣があり、往年の面影を感じ取れます。
佐伯市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター
佐伯市の主要な駅
佐伯市の鉄道としては、JR九州の日豊本線が走行しています。市内には「佐伯」駅、「宗太郎」駅、「直川」駅といった駅があります。特に主要な駅は、特急列車が停車する「佐伯」駅です。
佐伯市役所
佐伯市役所の所在地は、佐伯市中村南町1-1です。最寄りの「中央通り二丁目」バス停から徒歩2分で着きます。要介護認定の際は高齢者福祉課
介護認定係、もしくは各振興局で受け付けています。
参考:佐伯市役所
佐伯市の地域包括支援センター
地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。
保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。
佐伯市の地域包括支援センターは、佐伯市保健福祉総合センター「和楽」内に1カ所設置されています。
参考:佐伯市「地域包括支援センターとは」
佐伯市のイベント
佐伯文化会館(2010年1月8日撮影)(Heartoftheworld - photo by Heartoftheworld, CC 表示-継承 3.0, リンクによる)
佐伯市で恒例となっているイベントやお祭りを紹介します。
「大入島(おおにゅうじま)トンド火まつり」は、大入島で毎年1月上旬に開催されるお祭りです。神武天皇の「神の井」伝説に由来する伝統行事として知られています。「トンド」とよばれる10m以上の巨大な松明(たいまつ)を燃やし、倒れた火柱から松の枝を拾って、1年間の無病息災を願います。当日は大入島への無料臨時船でアクセス可能です。
「木浦すみつけ祭り」は、2年に1度の隔年で開催されているお祭りで、約400年もの歴史を持ちます。その名の通り、墨を付けた大根で顔に墨をつけ合うお祭りです。墨が多くつくと縁起が良いとされており、参加者は声を掛け合いながら誰彼かまわずつけ合います。全国でも珍しい奇祭とされているだけでなく、笑顔の多い幸せを呼ぶ祭りとしても有名です。
「さいき春まつり」は、毎年桜が咲く3月下旬から4月頃の2日間にわたり、佐伯文化会館で開催されているお祭りです。見どころは1日目の「菊姫行列」です。七福神の紅一点の弁財天様をまつる大日寺に伝わる伝説にならい、菊姫に扮した着物の女性たちが町中を練り歩きます。江戸時代にいるかのような、趣ある雰囲気が満載です。また、2日目には大名行列や仮装パレードもみられ、活気のあるお祭りとなっています。
佐伯市の高齢者支援制度
佐伯市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。
高齢者世帯リフォーム支援事業
高齢者の安全な暮らしを支えるために、自宅のバリアフリー化のリフォームをする際の工事費を一部補助する制度です。補助金額は工事費の20%で、上限は30万円となります。対象となる工事内容は以下の通りです。
- 段差解消工事
- 手すり設置工事
- バリアフリー改修工事など(増築、内装改修を含む)
対象者は、市内在住で65歳以上の高齢者がいる世帯です。なお「世帯内に市税滞納者がいないこと」「世帯者全員の前年所得額が350万円未満であること」を条件としています。希望者が多い場合は、市の審査により対象者が決定します。
参考:佐伯市「高齢者世帯リフォーム支援事業」
はり・きゅう・あんま助成事業
佐伯市長が指定する施術者から、はり・きゅう・あん摩マッサージを受ける際の金額の一部を助成します。施術1回につき、1,000円分の助成券を1枚利用できます。交付枚数は、年度内に12枚(12,000円分)です。
対象となるのは「市内在住」で「70歳以上の高齢者の方」もしくは「65歳から70歳で後期高齢者医療の被保険者証を所有している方」などです。
参考:佐伯市「はり・きゅう・あんま助成事業」
緊急通報システム管理運営事業
緊急時に迅速に連絡できるよう、緊急通報システムの貸し出しをしています。自宅に設置した緊急通報機器を使ってコールセンターへ通報すると、事前に登録した親族関係者や地域住民、または医療機関などへ連絡され、速やかな救助・援護につなげる仕組みです。
対象者は「おおむね65歳以上の一人暮らしの高齢者で、日常生活において身体の不安がある方」または「一人暮らしの重度身体障がい者の方」です。利用料は無料となっています。
参考:佐伯市「緊急通報システム管理運営事業」
佐伯市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる
佐伯市内で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。佐伯市は、臼杵市、津久見市、豊後大野市、宮崎県延岡市、西臼杵郡日之影町と隣接しています。