朝来市のサービス付き高齢者向け住宅

介護のほんねでは、「ふるさと第2サ高住」、「高専住　ふるさと」、「医療法人社団俊葉会　いこいの家いさわ」をはじめとした、兵庫県/朝来市の老人ホームを掲載中。そのなかでもサービス付き高齢者向け住宅の条件に当てはまる施設は3件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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朝来市の老人ホーム・介護施設について

朝来（あさご）市は、兵庫県の中央部に位置する市です。自然豊かな環境を有し、特別天然記念物のオオサンショウウオやコウノトリが生息・飛来しています。こちらでは「朝来市での高齢者の暮らし」について、ポイントをご紹介します。

朝来市の特徴

朝来市役所（Chacmool - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

朝来市の人口は2万9,743人です。このうち65歳以上の高齢者人口は1万429人で、高齢化率は35.06％となります。朝来市の面積は403.06㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（4月1日時点）」

朝来市の魅力

朝来市は、歴史的遺産が多いエリアです。古墳時代の「茶すり山古墳」、戦国時代の「竹田城跡」、近代産業化時代の「生野銀山」といった3つの時代の遺跡が残っています。なかでも「竹田城跡」は、国指定重要文化財であり「日本100名城」の一つです。標高353.7mの山頂に位置し、朝霧が立つと雲の上にあるように見えるため「天空の城」とも呼ばれています。

また、朝来市には温泉があります。「黒川温泉美人の湯」は、肌触りの優しい泉質が特徴です。周囲を大自然に囲まれ「山間の秘湯」とも称されています。「よふど温泉」は、露天風呂やサウナ、ジェットバスが楽しめる施設です。温泉近くにある与布土川沿いには、ホタルの鑑賞路が整備されています。

朝来市の特産品は、岩津ねぎと但馬牛（たじまぎゅう）です。岩津ねぎは柔らかくて太く、甘みのある味わいが特徴です。冬の時期にしか食べられない「幻のねぎ」といわれ、カモ鍋や和え物といったさまざまな料理の旨味を引き立てます。但馬牛は日本三大和牛の素牛で、全国の料理人から高い評価を得ている逸品です。

朝来市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

朝来市の主要な駅

朝来市には、JR播但線・山陰本線が通っています。主要駅は「和田山」駅です。

また、朝来市ではコミュニティバス「アコバス」を運行しています。高齢者の方などの外出支援を目的として、市内各地をつないでいます。

朝来市役所

朝来市役所の所在地は、朝来市和田山町東谷213-1です。JR播但線・山陰本線「和田山」駅から徒歩2分で到着します。

要介護認定の申請は、健康福祉部ふくし相談支援課内にある地域包括支援センターで受け付けています。また高齢者相談センターでも申請可能です。

参考：朝来市役所

朝来市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

朝来市の地域包括支援センターは2カ所です（2022年4月1日現在）。また朝来市には、各地区の身近な相談窓口として「ブランチ」が8カ所設置されています。

参考：朝来市「朝来市地域包括支援センターの仕事」／兵庫県「地域包括支援センター一覧表」

朝来市のイベント

立雲峡から望む竹田城跡（雲海ではない場合）（Ippukucho - 投稿者自身による著作物, CC 表示 3.0, リンクによる）

朝来市で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「立雲峡桜まつり」は、例年3月下旬から4月中旬に、立雲峡で開催されるイベントです。立雲峡は「但馬吉野」と名高い北近畿随一の桜の名所です。見頃には約4,000本のソメイヨシノや樹齢300年を超える山桜が咲きます。夜になると、会場内にぼんぼりが灯り、夜桜を楽しめます。

「朝来市和田山夏まつり・和田山地蔵祭り」は、例年8月下旬に和田山地区で開催されるお祭りです。豊岡市の「柳まつり」などとともに但馬三大祭りの一つに数えられています。200店以上の露店が並ぶほか、和田山地蔵祭の名物「造り物」が展示されます。また精霊流しの送り火を題材にした花火大会が見どころです。約3,000発の花火が見られます。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

朝来市の高齢者支援制度

朝来市が展開する高齢者の支援制度を紹介します。

外出支援サービス事業

自宅と医療機関などを行き来する際のタクシー運賃を一定の割合で割り引くサービスです。助成を受けられるタクシーは、車いす対応スロープ車、回転シート車、ストレッチャー対応リフト車などの福祉車両に限ります。まお、通常車両のタクシーは助成対象外です。

自己負担額は、世帯の課税状況や身体状況などによって、以下の表のように区分されます。

対象者の区分	自己負担額	年間公費負担限度額	人工透析を受けている方の限度額
生活保護受給者の方および老齢福祉年金受給者の方	負担なし	30万円	36万円
世帯全員が市民税非課税の方	運賃の10％	27万円	32万4,000円
世帯の誰かに市民税が課税されているが、本人は市民税非課税の方	運賃の25％	22万5,000円	27万円
本人が市民税課税の方	運賃の50％	15万円	18万円

対象となるのは「一般交通機関を利用するのが困難かつ在宅生活を送っている方」のうち、以下の1～3のいずれかに該当する方です。

要介護または要支援の認定を受けている方で、寝たきりの方や車いすを使用している方、歩行時に介助が必要な方
身体障害者手帳を持っている方で、車いすやストレッチャーを使用している方、歩行時に介助が必要な方、人工透析の医療を受けている方
療育手帳AまたはB1、精神障害者保健福祉手帳1・2級を持っている方で、歩行時に必ず支援が必要な方

参考：朝来市「外出支援サービス事業について」

人生いきいき住宅助成事業

高齢者の方などが暮らしやすいように住宅設備を改修・増改築する際の費用を助成する事業です。助成を受けるには、施工前の申請が必要となります。既に施工済みの場合は対象外です。

工事の種類と対象者は以下の通りです。

工事の種類	対象者
特別型	要支援や要介護認定を受けた高齢者の方や身体障がい者の方がいる世帯
一般型	65歳以上で、特別型の対象とならない方
増改築を伴う場合	一般型または特別型の工事をおこなった世帯

なお、助成額は世帯状況などによって異なります。申請、お問い合わせは市役所高年福祉課で受け付けています。

参考：朝来市「人生いきいき住宅助成事業について」

緊急通報システム

緊急時にボタンを押すと、受信センターを通して近隣の住民や消防署などに通報できる緊急通報システムを利用できるサービスです。緊急通報システムには、火災報知器と連動した通報機能や24時間対応の健康相談機能も付いています。

自己負担額は、以下の通りです。

区分	自己負担額
生活保護受給世帯	負担なし
市町村民税が非課税で、利用者の合計所得金額と課税年金収入の合計が年額80万円以下の世帯	負担なし
上記以外の世帯	月額300円

対象となるのは、市内に住所を有しており、以下のいずれかの条件を満たす方です。

おおむね65歳以上で援護を必要とする一人暮らしの方
一人暮らしの重度身体障がい者の方
2人以上の世帯でその全員がおおむね65歳以上であり、なおかつ対象者が日常生活で常時注意を要する状態にある方
重度の障がい者の方がいる世帯であって、なおかつ対象者が日常生活で常時注意を要する状態にある方

参考：朝来市「緊急通報システムについて」

朝来市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

朝来市で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。朝来市と隣接しているのは、豊岡市、養父市、丹波市、宍粟市、神崎郡神河町、多可郡多可町、京都府福知山市です。

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたいサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）の特徴」をご紹介します。

あらかじめ押さえておきたいのは、サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」と「介護型」があることです。同じサービス付き高齢者向け住宅でも、両者間にはサービス内容に大きな違いがありますので、ご注意ください。

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は満たしていますか？

入居条件を満たしていないと入居できませんので、あらかじめ確認しておく必要があります。サービス付き高齢者向け住宅は、「一般型」と「介護型」があります。両方とも「60歳以上の方」か「60歳未満で要介護認定を受けた方」が条件です。

ただし「一般型」は専門的な医療措置が難しいので、介護度が重い方は入居できません。一方「介護型」の場合は自立から要介護5まで幅広く受け入れができます。

サービス付き高齢者向け住宅の提供サービスを把握していますか？

一般型と介護型ではサービス内容にも違いがあります。希望しているサービス付き高齢者向け住宅がどちらに属するのかを検討時に把握しておくのがおすすめです。

一般型の特徴

一般型の場合は、安否確認や生活相談サービスを提供しています。身体介助やリハビリなどの「介護サービス」は提供していません。利用する際は外部事業者と別で契約する必要があります。

介護型に比べると、介護が必要のない自立している方が安心して暮らせるホームです。

介護型の特徴

一般型に比べると、要介護度が重い方が多く入居しています。そのため「特定施設入居者生活介護」と認められています。特定施設入居者介護に認定されていると、外部事業者を使うことなく施設内で介護サービスを受けられるのです。

特定施設入居者生活介護について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット・デメリット

具体的に他の施設タイプと比較して、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて紹介します。「ご自身が望んでいる条件」と比較しながらご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット

サービス付き高齢者向け住宅のメリットは、高齢者が安心して暮らせる住まいであることです。比較的自立の方も多く、気軽に外出できるなど行動の自由度が高いといえます。自宅での生活とほとんど変わらず過ごせるうえ、日中もしくは24時間スタッフが常駐しているため安心です。施設内はバリアフリー構造であるため、怪我の心配を軽減できるのも大きな魅力になります。